2015年1月25日日曜日

共鳴場をつくること

今週の行動を書くと、いつも以上に、何をやっているんだ?という印象を持たれると思いますが、いつも以上に、その体感などから、やっぱりそうかという確信にもなった週でした。

水曜日は、午後から、役を務めている盛和塾と京都経済同友会で立て続けに会議、夜東京へ入って木曜日はいくつかのミーティング後、夜京都へ戻り、翌金曜日は、午後からKYOCAで行なって頂いた経営実践塾に参加し、土曜日は朝一から再び東京へ日帰りで行ってきました。

金曜日の経営実践塾は、元JCメンバーを中心に、全国から京都に集まられた際、その師匠的存在の鬼澤さんを中心に人見さんがコーディネートされている経営の勉強会ですが、JCではなかった私も毎年参加させて頂いており、それを今回は、KYOCAで行なって頂くという事と、ゲストスピーカーが、いつもクオリアでご一緒させて頂いている京大大学院教授の山口先生であったので、何としても、と参加したのでした。

多分、特に他府県の経営者はご存知ない山口先生のお話と、図抜けたバランス感覚は、衝撃を与えられるであろうことと、尊敬する鬼澤さんとのあり得ない組み合わせは、両者を知る我々にとっては面白い事は見えていました。

しかも講演は二本立て。
原発問題と、ノーベル賞の裏側を、実際のデーターや関係者の証言に基づく分析から、経営者、リーダーとしての判断、イノベーションが生まれる仕組みなどを分かり易くお話頂き、参加者、大満足というか、”歓喜”という反応でした。

そして翌朝再び東京に向かったのは、鎌倉投資の方が中心に作られたNPO法人「いい会社をふやしましょう」が行われた”いい会社の理念経営塾”に出席する為でした。

通常は、帰って来て直ぐ行くなどという事はしないのですが、今回のゲストは矢島里佳さんと川人ゆかりさんで、この二人をコーディネーター役の大久保寛司さんに紹介していたのが私であったのと、別々に素晴らしいと思っていて、活動領域が全く違う二人が大久保さんの元で絡み合される所を見たいというのと、親心?的心配もあってのことでした。

矢島さんは、今や全国放送のコメンテーターとしても出演している様に、露出も多く、華々しい活躍をされていますが、川人さんは、それを目指さず、ある意味”職人的”に現在は地域興しや、それに関わる若者達のキャリア支援などを行っています。

川人さんの能力と特にバランス感覚は、今活躍しているソーシャルイノベーターと言われる中でも、
滅多に居ない存在なのですが、果たしてその”いぶし銀”的考えと、表面的には地域興しだけに見える彼女の活動から、その背景や、狙いが、経営者に理解してもらえるか?を心配しておりました。

しかしそこは、大久保さんの流石!のコーディネートもあり、見事にその凄さが引き出され、こちらも参加者に大きな衝撃を与えていました。

そして、ここで、何故そんな事やっているの?ということですが、それにはいくつもの理由があります。

・一つは単純に素晴らしいと思う人を多くの人に知って欲しいこと。
・そして、その活動が広まることによって、何かの解決、改善に繋がれば嬉しいこと。
・又、それが自分という存在が媒介となったことで実現できたら、自分自身の存在価値も発揮できること。 そして、それは意外と誰にでもできて、大きな効果があるということも示したいことなどからです。

この二つの勉強会でも、素晴らしい存在の方を知らない層があり、それを知ると、又、そこから価値が生まれる事もありますし、有能で、同じ様な事を行っている人同士が出会わなかったりすることが、大変勿体なく、大きな損失だと思うのです。
そしてそれが、自分という存在が媒介となって繋がり、ひょっとすると一生巡り合わなかった人や事柄が繋がって、新たな価値を生み出したり、存続できたりする事になれば、この上なく嬉しいし、凄いことだと思うのです。

昨日も私がこのセミナーに参加すると決めてから、それぞれの人に会って欲しい人、そこに来る人に紹介したい人などを何人もお誘いし、休憩時間などは、紹介で忙しかったです。

しかし又そこで、お前の役に何か立つのか?という声も聞こえてきそうですが、山口先生のお話で、イノベーションには共鳴場を作るという事が大きな要因となっているという事がありましたが、これは、全てに共通することだと思いますし、どんな事にもこの共鳴場を作る事がないと駄目なのだと思います。

矢島さんも、川人さんも、伝統や地域というそれぞれの世界で共鳴場を作って行かれているのであり、しかし、この共鳴場を作るという事は、その規模、インパクトの差こそあれ、誰にでもできる事なのです。

それを組織、企業に持ち込む、それがウエダ本社としての狙いであり、”物理”の考えに従えば、一瞬、一瞬の再現性が無く、見過ごしてしまえば、一生出会う事もなかった繋がりを、自分達が繋げられる事やできる役割を見出す事が、働き方の変革を目指す我々の存在意義だと思っています。

我々が媒介となって、”いい会社をふやしましょう” 

2015年1月18日日曜日

100年先を見据えて、私の役割

今週は、どうしても阪神大震災から20年という話題に触れないわけにはいきません。

何度も話していますので、知って頂いている方も多いですが、私は正に震度7の、ど真ん中で被災しましたので、事あるごとに、色々な光景を思い出します。
(ご興味ある方は、以前まとめたこちらをご覧ください)

マスコミなどでは”区切りの年”などと言う表現を使います。

何が区切りなのか分かりませんがそれでも、20年という年月は、その時に生まれた赤ちゃんが成人するのですから、明らかに時代は変わっていっていると思います。

これを機に、NPOやボランティアが日本に根付く様になったとも言われた流れは、今のソーシャルビジネス、ソーシャルイノベーターという流れに繋がってきており、課題先進国と言われる日本を、今後救っていく力になっていくことでしょう。

今週初めの三連休には、長野で高野さんが始められた百年塾(こちらをご参照下さい)に参加していました。

今回は、地域と人を大切にされる長野の代表企業である伊那食品工業の塚越専務、中央タクシーの宇都宮社長、小布施堂の市村社長の講演とサプライズゲストの大久保寛司さんのコーディネートでのパネルディスカッションという内容でした。

中央タクシーさんの話を聞きたいと言っていたので、有り難い事に高野さんからお誘いを頂いて参加させて頂いたのですが、前回は、この立ち上げの時に参加させて頂いていたものが、今では10か所以上の地域に広がっているとの事でした。

高野さんが百年先を見据えて、地域に”想い”を植え付けていこうと始められた百年塾は、、各地に、この様な素晴らしい企業と、それを目指し、応援する人達に広がっており、高野さんの植林活動が若い芽を出していっている様でした。

昨日は、盛和塾京都の新旧世話人会でしたが、12月末までの代表世話人であった私は、他の旧世話人と共に送り出されました。

昨年度実施した、昔の塾長講話のDVDを使った勉強会では、丁度20年前、震災後のものも二度あり、昨年は、震災当時からを振り返る機会も何度かありました。

稲盛塾長はよく、稲盛和夫の才能は稲盛和夫個人のものではなく、その才能を世の中に役立てる為にあるのだと仰います。

とても比べられる話ではありませんが、私もこの考え方がしっくりと来るところがあり、単に利益を上げて、自分は楽しく生きるという事では満足できず、才能などはないですが、自分の果たせる役割、自分が役に立つ事には、積極的に臨んでいきたいと思っています。

会社が儲かって、沢山の雇用を作り、沢山の税金を納めるという事業家として本来の貢献だというのが、真っ当な意見だとは思うのですが、そもそも会社は何の為に存在するのか?、会社が社会にどの様な役割を果たすのか?など、そんな哲学を、物が売れなくなった頃から、経営者も見失ってしまった様に思います。

あんな災害は生きている間には起こらないだろうと思っていましたが、不幸にもこの間に、東日本大震災が起こってしまいました。

”災難に合うのは、自分が過去(前世)から積んできたカルマ(悪い業)が消える時なので、喜びなさい” 阪神大震災で被災された経営者に稲盛塾長がDVDの中でアドバイスされていました。

そして土地にもカルマがあり、それを清算した所が発展するものなのだと仰っていましたが、阪神地区、そしてまだまだ復興などとはほど遠い東北は、それこそ百年先には、あの災害があったからこそ、素晴らしい地域になったのだという様にしなくてはなりません。

その為には、区切りなどはあり得なく、百年先を見据えて、自分の役割を意識し、行動し、繋いでいく人を広げていく事が必要だと思いますし、ボランティア元年と言われた年に生まれて成人となっていく人達が、カルマが取り去られた地域、そして日本で、新たな価値を作っていってくれると思います。

そんな新たな価値観を持って、自分の役割を持ち、自ら行動していく人達を応援していける風土、土壌を作っていく事、それがもう五十代に突入してしまった私の役割かと思っています。



2015年1月10日土曜日

2015年から考えるバックトゥーザフューチャー

2015年の第一週が終わりました。

堀場最高顧問とご一緒させて頂いているクオリア朝食会も新年第一回目がありましたが、最高顧問が風邪をひかれてご欠席となり、急遽、現在、同志社大学学長である村田晃嗣さんにお越し頂いての勉強会となりましたが、30分程の題材提供でのお話は、切れ味抜群でした。

我々世代だと殆どが観たのではないか?というバックトゥーザフューチャーパート2という映画は、1985年の30年後の未来である正に今年(2015年)が舞台となっており、そこには車は空を飛んでいるが、今や無くてはならない携帯電話の様な物は全く存在しておらず、人間の想像力というものは、それ程先の世界を読めるものではないという事でした。

その掴みの話は、ファンタジーとして面白いですが、同時に、その主人公であるマイケルJフォックスが首にされる会社の社長は日本人であったらしく、今描かれるとすれば、多分、中国人になるのでは?と続けられた話は、ファンタジーでは済まされない話でした。

日本も、こぞってグローバル化を叫んでいるが、そもそも国単位の話である国際化と、国のボーダーを越えて考えるグローバル化の違いもしっかり認識できていない日本で、この波に乗っていけるのだろうか?世界に出ていく事しかないのだろうか?という問題提起であった様に思います。

米国では、ヒスパニック系移民が流入するフロリダの人口が3位となり、今後は中南米志向が強まっていくであろう。
その考えに基づくと、米国における日系人は4世、5世となっており、日本との繋がりも無くなっているのに対して、インドやベトナムなどは2世も多く、アジア系も図式が変わっていっており、日本の存在感が薄れていく事や、グローバルを考えるにおいては、国単位の国際化ではなく、この様な民族性や宗教というボーダーレスな目で見ていかないと読み取れないと仰っていました。

又、イノベーションというものは、異質なものに多様な都市でないと起こらないというお話から考えても、少子高齢化に加速度的に向かっている日本は、移民受け入れという問題を避けて通る事はできないと思います。

しかし同時に村田学長は、多様性というのは、海外や外国人にだけに目を向ける事なのか?という事も提示されていて、日本国内の多様性という事、そこに目を向けられる人というのが、英語を話せるという事よりももっと重要なグローバル人材であり、日本国内のそれぞれの地方でそれぞれの価値を見出して活躍する事もグローバル(ボーダーレス)な感覚であり、日本にとってはもっと重要な事かもしれないとも仰っていました。

このベースの考えは、全く同感で、私自身もウエダ本社という会社を通して、日本の職場(企業)の変革と、京都という日本の縮図の様な場所から、日本の変革に繋げたいと思っています。

バックトゥーザフューチャーに描かれた年でもあるターニングポイントになるかもしれない今年、色々な意味でリソースも揃って来たウエダ本社も、皆に大きく意識変革してもらわなければなりません。

その意味で、新年初日の営業会議では、ちょっと厳しく話をしましたが、今週はほぼ毎日、各チームが自主的に、自分達の役割について話あってくれていた様子には、成長を感じました。

今、うちのメンバーも若返って、中心は30代ですので、30年前という事は、殆ど人生やり直せる所から考えても、ウエダ本社に入りたいという会社にする事、そして、この仕事がしたいと言えるものにしていく事、それが皆への新年からの宿題です。


2015年1月3日土曜日

2015年 働く人の資本主義~いい会社をふやしましょう

明けましておめでとうございます。

元旦の日経新聞社説は、今年が戦後70年、自民党結党60年、日韓国交正常化50年、先進国サミットがスタートして40年、プラザ合意30年、世界貿易機関の発足から20年、京都議定書が発効してから10年と、内政、外交、経済の枠組みを形作ってきた事柄の節目の年であると書かれていました。

正に戦後70年間、自民党一党支配は弊害もあったとは言え、これまでの日本の繁栄をもたらせました。

ニクソンショック後の先進国サミットにも参加した日本は、プラザ合意以降バブルに突入し、その後失われた20年を経験、その間、温暖化対策の大きな指針となる京都議定書が発効されたCOP3の議長国を務めました。

そんな数々の節目となる2015年は与党が3分の2を占める中、今後の日本にとって大きな岐路になると思います。

同じ日経の一面には、働きかたNextという特集が組まれ、”変えるのはあなた”という見出しがついていました。

様々な節目と共に今年は阪神・淡路大震災からも20年となります。

ボランティア元年と言われた年に生まれた人が二十歳を迎え、衣食住足りた中、失われた二十年も、それが当たり前で育った世代が社会に飛び出していくのですから、絶対安定の与党は、従来の価値観ではなく、新たな価値観を捉えて、そちらを向いて、それらをサポートしていってもらいたいものです。

豊田章男社長も教えを請われる伊那食品工業の塚越会長から、昨年直接伺った話ですが、年輪経営などを掲げて来られた起源が何処にあるのか?をつい最近思い出されたそうです。

それは20年以上前に、あの”海賊と呼ばれた男”のモデルであった、出光佐三氏のインタビューが編纂された”働く人の資本主義”という本にあったそうで、私も早速買って読みました。

驚く事にそれは1968年のインタビューで、アポロ11号が月に降り、科学技術が華々しい未来を開く一方、米ソが対立する東西冷戦時代という時代に、”出光では資本主義、社会主義、共産主義の良い所を取り入れた”、「働く人の資本主義」を目指していると仰っているのでした。

又、福祉とはお互いに仲良くすることであり、日本は心の福祉、外国は物の福祉を第一としており、日本民族が祖先から教えられ、数千年実行してきた心の福祉、和の在り方を外国人に教える事が大事とも仰っているのです。

そして、事業においては、清廉潔白、責任感を重んずるということは、一生懸命働いて自分の為のみではなく、人の為、国の為に尽くす、そして命がけで公共性を発揮するという事で、今日の言葉で言えば事業の社会性が大事だと、この時点で仰っているのです。

昨今のソーシャルビジネスという事に、違和感を感じ、事業と直接的に繋がっていない様に見える活動を何の為に行なうのか?という質問に辟易としている私にも、我が意を得たりの内容も多くありました。

漸く外国からも首相の名前を覚えてもらえる様になった政権で、数的にも安定した運営をできるからこそ、その力を、出光氏が唱えておられる様に、日本民族が本当の姿に帰って、フィロソファー(哲学者)となっていける様に向けて欲しいと思います。

ウエダ本社としても改めて、出光氏の意思を引き継がれた様な塚越会長や、”いい会社”を目指しておられる経営者や会社から勉強させて頂いて、日本こそが、世界平和、人類の福祉を教える存在となっていけるという出光氏の意思に則って、働く人の資本主義を広めていく使命を持っていきたいと思います。

またまた大風呂敷を、、と思われるでしょうが、新年の所信としてお許し下さい。

2014年12月29日月曜日

自分の中に自分は居ない

色々あった一年が終わりました。

まず間違いなく、十数年前ウエダ本社に来て以来、倒産危機に直面して奔走していた頃以外では、最もハードで時間に追われていたi一年だったと思います。

倒産危機の時は、いくつも同時に考えて、対応しなくてはいけなく、又、潰そうとする圧力などと戦わないといけなかったりで、大変ではありましたが、今から思えば、課題はハッキリしていたので、時間とやるべき対策とその効果をどの様に見極めて進めるかという事だけでした。

それに比べると今年は、ある意味、精神的にはそれよりキツかったかも知れません。

以前から親しくさせて頂いている京都青果合同(通称:京果)の社長に、取り壊そうとされていたビルを勿体ないからと訴えてリノベーションをさせて頂くこととなり、プロデュースを任せて頂くことになったのですが、専門の方でも超難級と言われる物件に対して、全くの素人で臨んだので、その大きな責任と、興味本位も含めた周りの期待と、自分の知識不足、目指すべき価値を共有できるチームが作れず、そのギャップに苦しみました。

私などが任せて頂いたのだから、スキルや手法ではなく、京果さんの価値と人の繋がりを絡めて
専門の方では産む事ができない価値を創り出そうと、もがいているものの、足らない知識だらけで空回りしていました。

しかし、そんな苦しい状況を救ってくれたのもやはり人の繋がりでした。

それぞれ専門知識のある方が、ボランティアで相談にのってくれたり、事務所やイベントをKYOCAに持って来てくれたり、色々な方を紹介もしてくれました。
そして何より、ビルオーナーである京果の社長には、多分、内外から色々な駄目出し、クレームなどが入っていると思いますが、岡村に任したのだからと、全面的に庇って頂いていていました。

一方、私がKYOCAに関わることになる事を想定して、権限移譲してきたウエダ本社でも、少しづつですが、それぞれが成長し、何とかしようという意識も持ち出してくれています。

”自分の中に自分は居ない” 量子力学の相補性という考え方では、生命を構成する要素は単独で存在するのではなく、それを取り囲む要素との関係性の中で初めて存在するとなるのだそうです。

一人でいくら頑張っていても、そこには自分は存在せず、周りとの関係において自分は存在する、
要は自分の外で自分が決まるという事なのです。

この一年、そんな事を痛感させられた年でした。

構成成分が絶え間ない更新を繰り返しながらも生命体が全体のバランスを保ち得るのは、細胞間、分子間にこの相補性があるからだそうですが、来年は、私自身、外との関係においての自分を高める為にも、構成してくれるメンバーやパートナーとの相補性を意識していき、ウエダ本社という生命体も、バランスを保ちながら絶え間ない更新をし続けていきたいと思います。

最後は、難しい話になりましたが、この一年私と関わって頂いた皆様、私という構成を作って頂いて有難うございました。

2014年12月20日土曜日

盛和塾京都の代表として考えていた事

今週も色々なイベントが有り、色々な人が来てくれました。

オバマ大統領の選挙参謀でもあったガンツ博士、greenz.jp編集長の兼松さんの講演などから、ソーシャルビジネス、イノベーター達の会合、経済同友会、盛和塾など経営者の集まり、伝統産業、音楽、アートイベントの打合せなど、バラエティーさにかけては、なかなか負けないと思います(笑)

その中でもやはり今週は、任期として今月末で代表が終わる盛和塾について書きたいと思います。

FBでも触れましたが、実は、この間かなりきつい状況でした。

そもそもの話から言えば、倒産寸前というウエダ本社に入って来た際、3期連続赤字となる様であれば社長として失格であり、社長は辞めると皆にも宣言し、HPにも掲げて取り組んできました。

その後危機を脱出し7年で無借金に転じましたが、長年、売上、利益で3分の1程を上げていた得意先が倒産すると一転赤字に陥り、代表世話人の話が来た際は二期連続赤字で三期目の途中であり、とても代表などやっている場合ではありませんでした。

盛和塾京都の代表は二年任期で一年目はサブ、二年目にメインの代表となるのですが、一年目の代表の際に赤字になれば三期連続の赤字となり、メイン代表どころか盛和塾はおろかウエダ本社すら辞めなければならない状況でした。

かなり悩みましたが、今や海外も含め1万人にも迫る盛和塾の発祥でもある京都塾の代表など成れるものではない事、代表を機に改めて稲盛フィロソフィーを学び直そうとした事、本来、利他を第一に学ぶ盛和塾では、お役立ちについては、望んででもやるべきである事から受ける事にしました。
勿論、赤字を出せばその時点で終わりではありましたが、色々な意味で底を打っている感覚も持っていたという事が前提ではありました。

ところが受けた年は、盛和塾京都は30周年であり、イコール盛和塾の歴史でもある京都の30周年は趣向を凝らすとの事から、世話人中心に出し物をやる事となり、和太鼓チーム、コーラスチームが結成され、代表は両方に参加することになりました。

会社でもやらないといけない事が山積し、代表世話人以外にも仕事にも関係する他の会や繋がりでの役など、それだけで目一杯であるのに加えて、コーラスや和太鼓の練習まで入り、正直、やってられないという気持ちでした。

その年のメイン代表には事情は説明していましたが、代表でありながら、かなり練習も欠席していたので、私の関わり方への批判も耳に入ってきていました。

結果的に30周年は催しも含めて大成功に収まり、私がメイン代表となる31周年目に入りました。

皆が稲盛塾長を尊敬し、勉強したいから入った筈の盛和塾も京都では出席率が30%という状況であり、来ている人だけが熱く、仲良く結束しているという状況もあったので、もっと、色々な状況の人も来られる様にすべきだと思い、特にイベントも無い今年は拘束を弱めました。

拘束を強めるとそれに対応できる人しか来れず、それに対応できない人にとっては居心地の悪いものになってしまいます。

昨年きつい想いで参加していた私が代表になったのだから、勉強はしたいけどそこまで参加できない人も参加しやすい様にする事を意識しました。

それぞれが一国一城の主であり、それぞれの状況は他の人では分からないし、軽々しく、他所の会社の社員を抱えた社長に対して、ああしろ、こうしろなどと言える筈がないのです。

利他というのは、相手の状況を慮ることでないと生まれる筈はないと思います。

又、世の中の課題の解決には、多様性を認める事が最も重要だと思うのですが、利他を唱え、世の中を良くしようと思う経営者の集まりの盛和塾が、一方だけの価値観で他を認めない様なものではおかしいというのが、私の考えであり、私の代表時代に少しでも違う流れができないか?と思ってきた事でした。

来られてなかった方も少し来てもらう様にはなっていましたが、出席率自体は殆ど変らず、成果を生み出すという程には至っておりませんし、元々来られていた熱い方々からは、不満足であっただけかも知れません。

それでも、その役をやるなら、自分がやれる役割を果たすべきと思っているので、悪役?に慣れている事もあり、違う流れを作ろうとして来ました。


京セラフィロソフィーの中でも、私は”動機善なりや私心なかりしか”という項目が好きです。

何かを行う際、特に、それが波紋を起こす可能性がある場合ほど、それは自分が目立ちたいから、或は、自分に利益があるから行なうのではないのか?とこの項目を問いかけます。

盛和塾代表も、受ける時から、何度かこれを自分に問いかけて行なってきていたのですが、今年は面白くなかった!と思っておられた熱い塾生の皆さんには、申し訳なかったですが、最後にそんなご理解を頂ければ幸いです。

来年は、楽しんで勉強させて頂こうと思います。

2014年12月14日日曜日

R-SIC  恐るべき20代

今週はリディラバhttp://ridilover.jp/という団体が主催するR-SICというイベントに参加していました。

ミラツクの関係から代表の安部さんと知り合い、あまりの能力の高さに驚くと共に、社会的事業を強固にしていくという目的にも共鳴し、一気に京都流議定書もパートナーイベントとしようとなって、今週二日間に渡るイベントにもご招待を頂いていました。

二日間に渡る八つのセッションのテーマ性、登壇者の選定、休憩、懇親会などの作り方、インターンでの運営などを通して、安部さんの頭の中が見えた様で、参りました。

まだ26歳?だったかと思いますが、今回の登壇者でも恐ろしい20代が何人か居て、若い世代の免疫を持っているつもりの私ですが、今の30代とは又違う、より分からない、凄い能力を感じました。

全く力みはなく、ひょっとすれば世の中に対して良い事をしているという感覚もないかも?と思う程、当たり前の様に、この世界おかしいから直そうよってノリで展開している感じでした。

私もやる事が山積していて直ぐに帰るつもりでしたが、初日は午後から最後まで、翌日も出られるだけ居て、後ろ髪引かれながら帰りました。

その後、向かった先は盛和塾京都のフィロソフィ勉強会。

今年、私が代表となって行った勉強会の最終回でしたが、JALの役員の方にお越し頂いて、たった二年弱で倒産した巨大企業が、全く違う会社という程の激変を、フィロソフィとアメーバ会計で遂げていかれた様子をお聞かせ頂きました。

こちらの肝は、やっぱりTOPの想いと行動の差で、TOPが覚悟を決めて死ぬ気で動かないと、あそこまでにはならないという事を感じさせられて、頭が大混乱を起こしてます。

でもハッキリ言えるのは、私自身全然できていないという事であり、中途半端だという事。

安部さん始め、20代の有能な人達には勝てっこないし、私も含めて40代、50代のオジサン方は、邪魔をせず、ただ、ともすればソーシャルがファッションになりかけている所を修正する事だけを考え、自分達は愚直に、誰にも負けない努力をしていくべきだと思いました。

NPOだけでは社会課題が解決できないとの事で、ソーシャルビジネスが持てはやされていたり、逆に、自社がうまく行くためにCSRや、利他を利用している会社というのは、従来感覚からの発想なのだと思います。

”道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である”二宮尊徳の言葉も、彼ら20代にはどの様に聞こえているのでしょう?


選挙速報では、自民圧勝を伝えています。

有能な新感覚の若者達が、存分に活躍できる世の中に向かう事を切に願います。

2014年12月7日日曜日

TOPとしてのおもてなし

今週も色々な事がありましたが、その中でもKYOCAで開かれる事になった第一回の知恵の場は、遠方からも沢山お越し頂き、当初70名定員から椅子席のみに変えて110名参加にするという大盛況で終わる事ができました。

知恵の場とは、サービス産業の経営者や幹部の経営力を高める為に行なわれる経産省の委託事業で、全体を日本ホスピタリティー推進協会さん、関西事務局をブロックスさん、そして関西会場をKYOCAで開催という事で、ウエダ本社も協力という形で関わらせて頂いているものです。

東京から来られていた経産省の方も、人数もさる事ながら、雰囲気が全然違うという事で驚かれていましたが、講演者、場の設定、そして何よりも集まる方の”気”で、その様な事になるのだと思います。

今回はゲストである元リッツカールトン日本支社長の高野さんのファンや、純粋に学びたいと思って来られた方と、ブロックスさんのファンの方が殆どでしたので、必然的に暖かな雰囲気になったのでしょう。

高野さんのお話は、いつ聞いても分かりやすく、”おもてなし”について、その語源から、最後は個人が身に着けていく為の具体的行動までお話頂きました。

自分にとって、その仕事にとって、相手との関係においてのセンターピンは何か?

高野さんが良く話される事ですが、リッツカールトンは、その地にリッツができた後、町が変わったか?そうでないと出る意味が無いというところから考えられるそうですが、それが出店においてのセンターピンなのだと思います。

又、TOPにしかできないおもてなしは、自社の社員にここで働く働き甲斐を感じさせる事、とありましたが、そういう意味では、うちの会社ではまだまだ私のおもてなしができていないですね。

この日は、知恵の場の第三回目のゲストでもあるヨリタ歯科クリニックの寄田院長と新谷さんも来られていました。
実はこの日、京都大学の経営管理大学院に授業で来られていたのですが、こちらには、うちの会社は撮影の仕事で入らせて頂いており、その後、うちの会社にも立ち寄って頂いていたのでした。

高野さん、西川さん、寄田さん、今週は別件でル・クロの黒岩さんにもお越し頂いていた他、今週もNPO,ソーシャルビジネスなど、日本を変えていこうとしておられる方々が、ウエダ本社、そしてKYOCAには集まって来て頂いていました。

その価値をまだまだ社員達に伝えきれていないところが、もてなしができていない所ですが、この価値を持って、KYOCAがあの場所で色々な人を集めていった事で、あのエリアが変わった、或は、農業や、食品業界が変わったと言われる様にして、KYOCAでのおもてなしも高めていきたいと思います。

*KYOCAの狙いについてご興味もって頂ける方は、greenz.jpの記事http://greenz.jp/2014/12/03/kyoca/ もご覧ください。

2014年11月29日土曜日

ひまわり甲子園から見る日本の未来

先日の三連休、ウエダ本社で、福島ひまわり里親プロジェクトのひまわり甲子園関西地区大会が開催されていました。

その際FBでも上げていたのですが、このプロジェクトについて、もっと知ってもらうべきだと思いましたので、ブログでも紹介させて頂きます。

おさらいですが、このプロジェクトは、当初ひまわりが放射能を吸着するとの事から、全国でひまわりを育ててもらい、その種を送ってもらおうとした事と、ひまわりを育てる人、地域が、福島と繋がり、福島を忘れない様にする為に全国に広めているもので、来年の決勝に向けての関西大会が開催されました。

今や全国で1111校が参加し、約2万人の生徒が関わっている活動になっているのには驚いたのと共に、当初知っていた上記目標に留まらず、積極的に関わっている各校では、素晴らしい教育効果というのか、子供たちにとっての人間力向上のプログラムになっている様で驚きました。

校長が凄いリーダーシップで先生も生徒も巻き込んでいかれている小学校、昔は荒れていたという事が信じられない、生徒自らがこのプロジェクトをやろうと言って、その後の福島とのやり取りやプロジェクトなど、全て生徒達で行なっているという中学、生徒会中心で行なっている私立高校など、この活動から、通常の勉強では学べない、人の繋がりや、思いやり、気づきなどを体感している様でした。

当初からこのプロジェクトを知りながら、上辺の事しか分かってなかったことを反省し、求められた総括の時に、今後は、もっとこのプロジェクトの普及にコミットします!と言っていました。

プロジェクト代表の半田さんが、最近講演に行った京都の小学生校で、幸福か不幸かを問いかけたら、殆どの生徒が不幸だという方に手を上げたそうですが、福島では、普通に深呼吸できるだけで幸せだという言うそうです。

福島では、わざわざ、生き方などを問われなくとも、皆が直面していて、そんな中で、日々生活をしている若者達は、ある意味、今の日本にとって貴重な資産だと思いました。

被災をしていない殆どの日本の地域では、生きている意味を見失い、核家族化で繋がりをなくし、利己的で、個ばかりを主張する様になってしまっています。
そこでは、他人の事を思いやる、感じる、気づくという感覚が薄れ、プライバシーと称して、干渉しない関係になっています。

生きている事の有り難さ、誰かと一緒に居れる幸せ、生きている意味を体感した福島を始め東北の若者達が、地元で意識ある企業、行政で活躍していく事ができれば、東北は希望の地域となるに違いありません。

又、東京、大阪など他府県の企業でも、意識の高い東北の若者達の方が、採用においても有利になるのではないかとさえ思いますし、今後は東北の若者達が、日本全体で、精神的な復興を遂げてくれるのではないかと思います。

ウエダ本社も当初から参加していて、意欲ある学生達が、固定の枠組みから解き放たれて成長を見せているリリースという、企業と学生の共創プロジェクトを福島でもできないだろうか?

又お節介にも勝手にそんな事を画策しています(笑)

2014年11月24日月曜日

スマスタと共に

今週の三連休も色々なイベントが開催されています。
という事で、いつもは土日の間にUPするブログも、連休という事で月曜日UPとなりました。

昨日は、NPO法人スマイルスタイルhttp://smilestyle.jp/が運営する次世代ワークスタイル調査研究会に行っていました。

大阪府からスマスタが受託しているイベントですが、第一回目の際には相談もされていたものが、場所も梅田のブリーゼプラザホール、ゲストもそうそうたる方々で、スマスタの順調ぶりを目の当りにして、大変嬉しかったです。

最近、色々と話をさせて頂いているル・クロの黒岩さんや、元スターバックスCEOの岩田さんの講演もあり、それも楽しみに参加したのですが、御二方とも、人づくり、人を生かした経営のお話であったので、大変、勉強にも刺激にもなりました。

この手の話は、方向が同じな方がかえって、差を感じるところがあり、自分にグサリと来ます。

黒岩さんは、フレンチで本場パリにも出店されたのですが、それは拡大志向でも何でもなく、人が育ち、或は育てる為に作られたのです。

フレンチを学ぶシェフは、パリに憧れ、パリで勉強したいと願う。

それなら、自分の店を出せば、皆が勉強もできるじゃないか? スタッフ一人一人に家族愛を持ち、その環境で成長できるという仕組みを作る事に最大注力されている事もよく分かりましたし、”あの人と働きたい”と言われる存在になるのも至極当然だと思いました。


岩田さんの方も、ミッションは存在理由であり、会社と同じく、働く人それぞれが、自分の人生においては経営者だと仰っていましたが、スタッフの人生観、死生観などから教育されていた様に感じました。

スタバでは、サービスに関するマニュアルはなく、Just say yes のみで、スタッフが最大の差別化要因であるとの事でした。

殆どがアルバイトなのに、その集団をそこまでにするのは、やはり企業のミッション、理念、価値観
の差なんですね。

そして、岩田さんも、自分と会社とミッションを三位一体で育てる事、その環境作りに、注力されていた様に思います。


今年度は、ウエダ本社の現業は、皆に任せる様にしています。

それにはいくつか理由がありますが、その内の大きな理由の一つが、ここで、皆が自分達の会社で自分達の仕事を、自分達で考えて作っていくという事に踏み出していけないと、ウエダ本社で目指している働き方の変革や、日本のオフィスや、職場を、人にSPOTを当てた展開で成果が上がる、そんな企業を増やしていくなどという想いは絵空事になってしまうからです。

同時に私自身は、KYOCAという場で、人が繋がる事によって、とんでもない価値が生まれるという事を示す事に没頭していきます。
それがうまくいけば、ウエダ本社として唱えている事の証明にもなりますし、決してウエダ本社の展開と別の事を行っている訳ではないのですが、そこに没頭する為にも、現業の所から、自分の役割や価値を見つけて、自立した社員を育てていかないと空中分解してしまいかねません。

それが今期は、皆に任せている大きな理由で、今期は口出しをしない様にしているのですが、先週、今週辺りは、リーダーの意識が希薄なので、注意をしていました。

それ自体は、必要だと思ってはいますが、このお二人の話を聞いていて、改めて、私自身が一人一人の事をそこまで考えられているのか?と、やはり、その想い(ミッション)と各自が絡みあって育っていく様な仕組化ができていないという事がよく分かりました。

とは言え、行く先と、その差が分かるという事はスタートには立っている事は確認できましたので、そちらに歩みを進めていきたいと思います。

スマスタのこのイベントで、もし私が発表でもしている様になれば、企業を少しは動かしていけてるのだと思います。

それまで、スマスタと共に、発展したいと思います。

勿論、黒岩さんには、色々勉強させてもらいながら、未来をつくっていきたいと思います。



2014年11月16日日曜日

共感する女性脳で生き残る

今週も色々な人と会い、色々な話をしていました。

若くて有能で、熱い想いを持って取り組んでいる人達と話していると、嬉しくなってくると共に大変刺激を受けるのですが、そんな付き合いをしていると、私よりも先輩で、尊敬する方々から、”岡村さんは偉いね”と言って頂けるのですが、私にとっては、それ自体が勉強になるし、そういう事をやっている事が知らず知らず自分の資産となっているのです。

今週もISLの野田さんや、アミタホールディングスの熊野会長と、それぞれで用件はあるものの、私からすれば贅沢な時間で、個人レクチャーを行なって頂いている様なミーティングを行わせて頂きました。

ISLの野田さんは、巨大企業のリーダーシップ研修をビジネスとして行われる傍ら、社会イノベーター公志園というイベントを開催しておられるのですが、これを又、お手伝いする事になります。

アミタホールディングスの熊野会長は、環境ビジネスで会社を上場までされた傍ら、信頼が資本となって回る世の中を作るという事で、私財を投じて信頼資本財団を作っておられ、その事務所をウエダ本社内において頂いていますが、今後の連携について話させて頂いています。

こんな方々からノウハウを教えて頂いたり、アドバイス頂いたりするのですから、お金を払っても得られない無形資産なのですが、こういう事が価値と思えるかどうかが、物質的で可視化された資産しか理解できないか、目に見えない価値を資産化できるかの差であると思います。

物が売れなくなった時代、消費マーケットから共感マーケットという事も言われますが、何となくそれは理解しながらも、現実のビジネスや、企業はまだまだその様には動いていません。

共感などというものは、数値化できるものではありませんし、標準化できるものでもありません。

先日お会いしたメンタリストのDaigoさんは男女脳戦略という著書でも、男性脳と女性脳について詳しく書かれていますが、男性は競争を好み拡大を求め、女性は共感を好みシェアしようとします。

物を売っていった拡大路線の時には争って新たな猟場を求めていったのですが、少なくとも物質的に満たされた日本において、今後は共感して価値を増幅していく様に変換していかなくてはなりません。

女性が働きやすい環境を作るという事は、単に、安心して子供を産み少子化に歯止めをかけるというだけの話ではなく、むしろ、男性社会の企業でその決定を男性脳のみで行なうのではなく、共感マーケットを創りだす、又、そのマーケットに共感される企業にしていくという事がより重要なのだと思います。

男性脳の企業は、新たな猟場を求めて、新興国に出て行き、戦いを繰り返し生き残りを図るのですが、共感マーケットに転じていくことを余儀なくされた日本から、共感しシェアする市場を世界に広げていけないものかと思います。

そんな想いで活動している若者が沢山生まれています。
その価値を、男性脳バリバリで、戦って勝って来た世代の方々に引き合わせしていくのが、私が唯一できる事なのかもしれません。

その為には、もっと私自身、女性脳を研究しないといけないですね。

嘘をつく際、男性は目をそらすのですが、女性はじっと目を見て嘘をつけるらしいです。

生き残っていくにも女性脳の方が必要なのかもしれません(笑)

2014年11月8日土曜日

有意注意で無干渉

今日は月一の土曜日出勤でした。

と言っても、最近あまり休みを取っていなかったので、朝から肩治療で病院にも行ったりで、かえってゆっくりした感じです。

オフィス移転工事など現場に入っている社員以外は、土曜日のゆったりとした気分で、チームミーティングを行っていて、日々、こういう感じの仕事ができればいいのでしょうね。

私は出られなかったのですが、今週あった月一回の社内コンパでは、ヨリタ歯科クリニックさんのDVDを見て、新入社員の山本君がファシリテーションを行ってディスカッションしたそうで、かなリ盛り上がった様です。
(注:盛り上がったのは、私が居なかったからではありません 笑)

終了後も数名で振り返りを行っていたり、翌朝の朝礼でも、何年か前に見た時と捉え方が違って、自分も成長を感じたというコメントがあったり、良い会社の共通項や、ウエダ本社との差などの意見も出ており、有意義な時間であった様です。

今週月曜日に、数か月に渡って取り組んで来たReleaseでは、ここから先に進むかどうかの中間プレゼンがあり、 学生達にウエダ本社やその狙いをうまく訴求できなかった参加メンバーは悔しい想いをしており、この先も継続するという事を決めた様です。

Releaseとは、企業や自治体と学生達が共に未来をデザインし、ビジネスアイデアを練り上げていくというもので、華々しくもなく、社会に出ていない学生には、BtoBで分かりづらいウエダ本社を説明し、課題を出して、興味を持ってもらうのは、なかなか難しい事なのです。

昨年は私自身がプレゼンし、その後も参加していったのですが、今年は、この機会も有効に社員教育とする為に全く参加せず、次に頑張ってもらいたい期待の社員達を送り込みました。

次に期待するという事は、逆に言うと、現状ではまだウエダ本社の価値観が腹落ちしきっていないとも言え、より学生達は難しかったと思いますし、話し合いは結構カオス状態であったと思います。

今回のプレゼンだけで言えば、この数か月は何をやっていたの?というレベルではありますが、社員達が自ら悔しいと思って継続を申し出た事は、嬉しいことです。

こんな風に書いていると、いかにも素晴らしい会社の様ですが、今週の営業会議では多分半年以上ぶりに少し厳し目に介入したり、他の日の朝礼では、理念にそぐわない行動があったので、厳しく注意したりで、まだまだの状況です。

良い芽は出てきているのに、意識が低かったり、真面目に一所懸命やっている事が成果に繋がらないので、何とかポイントを掴んで欲しいのですが。

稲盛さんはよく、中村天風さんの言葉で「有意注意」というお話をされます。

判断力を研ぎすましたいなら、毎日、心して意識を向け(有意注意)て、有意注意で真剣に考えて判断する習慣を身に着けなさいという事ですが、そんな意識でどうせやるなら、何とか吸収しようと、心を込めて臨んでくれると、会議も上滑りする事なく、少し深い層に入っていけると思います。

DVDの振り返りで、良い会社の共通項として、社員さん達の業務と、プロジェクト、自己研鑽などへ対し方に区別がないという事を上げていましたが、これも有意注意で取り組んでおられるからではないでしょうか?

和気藹々と楽しく、でも厳しいという状況を作っていく為に、有意注意で、日々一つ一つ、自分が関わる事に対していってほしいと思います。

私は、社員に対しては有意注意で無干渉を目指します。


2014年11月2日日曜日

日本としてのコアサービスとフリンジサービス

今週は土曜日から三連休ですが、ウエダ本社とKYOCAでのイベントがありますので、合間をぬって書いています。

土曜日はウエダ本社で未来フェスというイベントが開催されていましたが、信頼資本財団さんが風伝館で行なわれた関連イベントで、スタンフォード大学名誉シニアフェローの今井先生が仰っていた、日本企業の経済的可能性について、普段思っているところと関連付けたいと思います。

今井先生が外国人に対して、新幹線の事を誇るのは、技術力や継続的進化を起こしている事と共に、サービス面であり、あれだけの長距離を高速運転しながら、到着時間を記入した乗車券を発行するなど、日本以外にはあり得ないという点だと仰っていました。

その通りでしょうね。


1分違わず殆どの電車が運行しているのですから、外国人からすればミラクル以外の何物でもないでしょう。

でも問題は、それを実現する仕組み、細やかな対応、連携などが、それら作業をきっちりやる以上の付加価値を生んでいない事だと思います。

大量生産大量消費の時代には、物で価値提供できたのですが、それらを実現する仕組みや、細かな配慮なども、物に転嫁され、価値を生んでいたのですが、物が売れなくなり、数が必要ではなくなってから、そのサービス水準、対応力が、価値に見合う様に展開できていないと思います。

お・も・て・な・し ホスピタリティーが日本の強みでありますが、それらは単に、利他的に相手の事を考えて、優しいというだけの話ではありません。

相手を満足させる事、感動を与えるレベルになる事は優しい思いやりだけでは実現できません。

先日お話を伺って衝撃的であった亀田メディカルセンターの亀田院長も、コアサービスとフリンジサービスというお話をされていましたが、コアサービスがしっかりしない中で、フリンジサービスなどあり得ないというお話でした。

日本では当たり前でコアサービスに含んでしまっているものが、外国から見ればフリンジサービスであるので、それを当たり前に難無く行ってしまうのはミラクル!となるのですが、そこのコアサービスを分解して、付加価値としていく事をもっと考えていくべきではないか?と思います。

一方で、どうしても、コアサービスの弱体化(脆弱化)も感じてなりません。

フラットな関係や、相手(多様)を認めるという事で、駄目な事も指摘しないというのは、一見、受け入れていて良さそうなのですが、少なくとビジネスにおいては、折角水準の高かった日本のコアサービスが劣化していくのです。

細やかな気遣いどころか、自分本位で相手の感情が分からない、当たり前の返事や、それこそ、日本人の強み?でもある時間を守るとか、そんな事がしっかりできない人が増えていっています。

これも先日の日本を元気にするセミナーで、”教えない経営”の権化の様なネッツトヨタ南国の横田相談役も、必要最低限のサービスマニュアルは有り、知識を与えて良い所と、人間力を高める所があるという事を仰っていましたが、やはり、最低限(組織によってのレベル差はあります)のコアサービスを担保して初めて、おもてなし、ホスピタリティーも実現できるのだと思います。

所謂、ソーシャルという、社会課題に向き合っているところで、この人間力という点が劣化している様に感じるのが、大変危惧します。

活動や唱えている事は立派なのに、そもそも自分本位であって、全体の事を考えられてないとか、違う主義の人を批判するとか、それでは、良い世の中など実現できるわけないと思います。

又、素晴らしい理念、活動であるのに、同じ様な想いで行なう人を敵視したりする様なこともよく感じます。

それって、何の為にやっているのでしょう?

日本の為、世界の為、未来の為に、同じ様に思っている人や組織は、多少、考えに違いがあっても、一緒に分担してやっていけないものかと思います。

その為にも、日本としてのコアサービスは何か?それは、世代や考え、時代など問わず、一定ラインを保持をしながら、フリンジサービスについては、それこそ多様性で、色々な人が、色々な想いで、又、それぞれの人を尊重して行っていかなくてはならないと思います。

これしか、日本が強みを発揮してやっていく道はないと思うのですが、、、

と、力んでしまいましたが、日本が悠長な事を言ってられるのも、もう、そんなに時間はないと思います。

色々なイベントの合間で、何とかこれらの素晴らしい想い、活動が、絡み合っていって欲しいと願います。


2014年10月26日日曜日

メンタリストには成れないし

今週は、メンタリストのDAIGOさんとの食事に始まり、ならソーシャルビジネスカフェでの講演、ブロックスさんの日本を元気にするセミナーでの正に元気が出る気づき、盛和塾京都の勉強会での、初心を思い出させて頂く稲盛塾長のコメントなど、盛りだくさん過ぎる一週間でした。

DAIGOさんの技はトリックは一切無し、全て物理の世界で理論上は誰でも練習すればできるとの事ですが、それだけ広範囲な事を分析しロジックで語られる事から、企業の商品開発、マーケティング、ブランディングなど、日本の企業もこういう事をもっと研究すべきだと思いました。

ならソーシャルビジネスカフェは、奈良で活躍される面白い人達が集まる場所を作ろうと始められたのですが、その狙い通りで、面白い人達も沢山おられ、そこに関わらせて頂けて、今後が楽しみになりました。

第15回目となった日本を元気にするセミナーは、ネッツトヨタ南国の横田相談役、亀田メディカルセンターの亀田院長、加賀屋の小田相談役の講演とパネルディスカッションでしたが、中でも亀田院長は、その想いと構想力、マネジメント能力と実行力、それでありながら、スタッフとフラットな距離感を持っているというバランスを持った方を初めてみた感じで衝撃を受けました。

病院でありながら、その病気に関係のないものであれば何でも食べられ、お酒もその辺りのお店よりも豊富にあるという程揃えたレストラン、付き添いの人も同じ様にリラックスできる環境や、ペットだけが拠り所という独居の患者さんの為に、そのペットを連れて来られるペットホテルまで作るという様に、全ては患者さんが日常を味わえる事に尽くしておられるのです。

組織は風土、その風土は本音で言った事を本気で取り組んで継続する事で作られる。
イコールパートナーシップで、職員、スタッフ皆横一線で患者さんに向かう。

箇条書きで書き出しても、その構想力、実行力、組織風土形成、スタッフへの想いが
溢れ出る感じです。

他にも横田相談役の、教えない経営論や、30年連続顧客満足NO1の加賀屋さんのお客様の抱える問題解決を誰よりも正確に達成するという目的など、とても書ききれませんので、是非どこかで纏めたいと思います。

振り返りの時間もないまま翌日は、盛和塾京都のDVD勉強会で、阪神淡路大震災後の神戸塾生の悩みについて稲盛塾長が応えていかれるものが題材でしたが、当時、独立創業間無しで神戸でまともに被災した私にとっても、初心を思い出させて頂けるものでした。
又、稲盛塾長の、一瞬にして悩みを持っておられる方々の心を掴み、勇気を奮い立たせる話をされる姿を見て、自分が足らない点をまざまざと感じました。

困難というのは決して悪い事ばかりではない、災難に合うのは、自分が前世を含む過去から積んで来たカルマ(悪い業)が消える時である。

成功している人というものは、大体が、ギリギリの災難に合う事によって心境の変化を起こしているものだから、それだけの体験を喜びなさいというお話でしたが、神戸での震災、ウエダでは倒産の危機からの展開と、私もカルマは消えている筈なので、もっと思い切って展開したいと思います。

そして、日本を元気にするセミナーにゲストで来られていた川畑会長も仰っていた、天に味方される経営を目指していきたいと思います。

実は稲盛さんも常々、宇宙に味方される経営と仰っており、色々勉強ばかりしてまが、机上の答えは見えてるのですが。

DAIGOさんの能力もはないし、強い意思力で継続していきます。



2014年10月19日日曜日

これからの日本の戦い方

又、政治と金の問題でゴタゴタとやっています。

野党からすれば、久しぶりのチャンス?なので、喜んで攻撃しているのでしょう。

柄がついてれば団扇で、柄が無くて指を通して仰ぐものは団扇ではないという線引きは、初めて知りましたが、そんな事で真剣に攻撃していて皆の賛同を得られるとは思えません。

敵のミスに付け込んで、、というのは、勝負事では重要ではありますが、これからの日本や日本人は、その方向では、それこそ"勝ち目"は無い様に思います。

その理由は二つ有って、一つは今まで日本という国は、何かオリジナルを真似て、それを改善し、
新たな価値を生み出して来たのですが、モノの優位性が薄れた中では、モノを中心とした相手との競争は意味を持たなくなっているという点と、もう一点は、最近の若者は大変優秀ではありますが、縦の繋がりや、守られ過ぎて、それこそ争いも経験せずに育って来ているので、海千山千のグローバルの世界では”戦って”いけないと思う点です。

業界や狭い世界での競争相手を意識して、その相手に勝つ事ばかり考えてきたのですが、これからの時代は、競争しない生き方というのか、自らが土俵を作るという感覚が必要だと思うのです。

”XEROXでXEROXに勝つ”社内で、ウエダ本社としての生き方を分かりやすく伝える為に言っているフレーズですが、これも当たり前で、メイン仕入先であるXEROXさんに対して、XEROX商品で勝つという様な馬鹿げた事を言っているのではなく、ウエダ本社としての自らの土俵を作るという事を言っているのです。


プロゴルファーのタイガーウッズ選手が、優勝を争っている相手選手のパットを、入れと念じるという話は有名ですが、敵がうまく行っても更に自分は上を行くという精神力を持っていないといけないという事と共に、これも相手の土俵ではなく、自分の土俵での戦いを行っているという事だと思います。

今回の政治資金の不正利用の問題も、
”以前からずっとこの問題はありました。我々~党は、自らもそれを正していくのと共に、この改善を提案していきます”
という様な姿勢の方が、余程、有権者の賛同を得られると思うのですが。

狭い世界で相手と競争するのではなく、それぞれが自分の背景、価値観、考えを売るという様な、自分の土俵を作っていこうとする人を育てる事、そして相手の失点に付け込むのではなく、堂々と自分の土俵で相撲を取る企業を増やしていく事が、今後の日本、日本人の特徴も生かした”戦い方”になると思います。

これからの模範となるべき政治家さん達にも、新しい戦い方を見せてほしいものです。





2014年10月12日日曜日

ひまわり里親の精神で

今週は久しぶりに、福島ひまわり里親プロジェクトhttp://www.sunflower-fukushima.com/の半田さんが寄ってくれました。

ご存知ない方の為におさらいすると、当初、ひまわりが放射能を吸うと言われていたので、全国でひまわりを育ててもらい、その種を福島に送ってもらって福島をひまわりで埋め、放射能を吸着していこうとしたのですが、それは途中、効果があまり無い事が分かりました。
ただもう一つ、全国でひまわりを育てる事によって、その地域、人はいつまでも福島を忘れない様にしてもらおうとする大きな目的もあったのです。

その活動を、ひまわり甲子園として発表をされているのですが、今年は中間報告を関西でもやりたい、そしてそれをウエダ本社で行ないたいという相談でした。

このプロジェクトについては、何も協力できていないという負い目もあり、勿論、喜んで!という事で11月24日に関西中間報告会をウエダ本社で行なう事になりました。
詳細は、追ってご案内しますが、こういう事を通してでも、我々日本人は福島の事、現状を常に知っていくべきだと思います。

状況は日々違うし、場所、人によって全て違います。

原発、放射能対策、復興支援、それらは、部外者がニュースなど、通り一遍の状況で理解できるものではありません。
細かな状況、千差万別な状況を多くの人、多くの地域の人が知る事が、まず誰もができて継続的な支援の一歩になると思います。

という事で、今まで全く福島と接点のなかった方も、こういう機会から少しでも関心を持ってもらえればと思います。

11月2日は、ウエダ本社に事務所を置いて頂いている信頼資本財団さんが、年に一度のビックイベント信頼デイをKYOCAで開催して頂きます。
ここにも日本を変革していこうとされる方々が集まって来られますので、是非、そんな信頼と縁を感じに来て下さい。
http://www.shinrai.or.jp/event/shinrai-day.html

ここにもニュースなどでは分からない、日本の新たな潮流があります。

又、この前日の11月1日にはウエダ本社を全面的に使ってセッションも行われる様です。
これも詳細分かり次第ご案内させて頂きます。

引き続いての11月3日、同じくKYOCAでは社会人と学生での共創プロジェクト、リリースhttp://peatix.com/event/56162が開催される他、関連イベントも定期的にウエダ本社で開催されます。

又12月からは経済産業省の流れでもある知恵の場http://www.doit-fun.jp/seminar/2014/detail/chienoba.php もKYOCAで開催される他、まだまだ書ききれない、或はまだ言えない面白いイベントや人、プロジェクトがドンドン集まってきます。

これら全て、私が葛藤している姿を見て、何とか助けてやろうとして頂いていたり、目指している方向が同じなので、そこで一緒にやろうとする人の繋がりや、その目指すべき姿を実現していけそうな予感を抱かせる場であったり、”想い”や”気”が集まってのものなのです。

様々な課題に向き合う人と付き合いプロジェクトを見ていると、いつも、テラルネッサンスの鬼丸さんに出会った時に言われた事が頭をよぎります。

”全ての課題は繋がっていて皆同じなんです。”

どんな問題も、全ては関心を持つことから始まり、繋がりを作っていく事が課題解決への一歩になると共に、その力を結集する事が最も有効な解決手段になると思います。


そういう意味でも、ひまわり里親プロジェクトの精神は、全ての課題に向けて共通した、人の繋がりの力になっていくと思います。

という事で、興味あるプロジェクトからで良いので、どこかの縁に繋がって下さいね!

と言っても、私のマニアックなブログを見て頂いている方は、既に活動されていたり、凄いインパクトを生み出されている方ばかりだと思いますが、色々な人を巻き込んでいきましょう!



2014年10月5日日曜日

青春しましょう!

今週は、月曜日に昼から奈良シェフェスタというフードフェスティバルのプレイベントに参加していました。

庄内の有名レストランであり、よみがえりのレシピの舞台でもあるアルケッチャーノの奥田シェフの講演や、フードコラムニストの門上武司さんや、その門上さんに以前お連れ頂いた奈良のモードスパニッシュ、アコルドゥの川島シェフなどのパネルディスカッションという構成でしたので、食がメインビジネスとなっている私としては、”行かなきゃ”という事で参加しました。

残念ながら、奥田さんの講演にはかなり遅刻して殆ど聞けなかったのですが、地元食材を使うというレベルの話ではなく、それぞれを研究され、こういうモノを作れば使うと指定して、農家さん達を指導までされ、グループとして一緒に展開して来られている様子や、色々な話を繋いでいってそこでしかできない料理を作るというお話など、プロデュース、ブランディングなどでも大変参考になるお話でした。

奥田シェフご自身は、お父様の作られた借金を背負い、そんな中から今の展開に至ったので、今ではお父様の借金に感謝するとまで仰っていたそうですが、やっぱり違う視点を持った方は、同じ感覚を持たれるなあとも思いました。

今週は、これも大阪の有名フレンチ、ル・クロの黒岩さんの所にもお邪魔していました。
残念ながら食べに行ったのではないのですが、この1か月、急激に親しくさせて頂いている私よりは少し年下ではありますが、大尊敬できる人物です。

大阪のフレンチとしては初めてパリにも出店され、展開が全てヒットする黒岩さんですが、スタートはお金がなく、飲食店は無理と言われた所で、赤ちゃんを背負った奥様と二人(三人?)でスタートされたそうです。
それだけにその原点に返れば、何でも発想できるし、何だってできると仰ってましたが、これも全く同感でした。

最近、私自身が楽しめているのは、想い、価値観の合う人と、今までは勉強させてもらうだけであったのが、仕事ができる様になって来たからだと思います。

本当に、自分の利益や、他人を利用して良くなってやろうとする様な人ではなく、その真逆で、利他というものすらを超えて、使命感から動いている様な人と一緒に仕事をしていけるという感じが、何とも言えないワクワク感になっている様に思います。

そしてこれらが、本当に面白い、有り難い縁の繋がりで、それを考えても、どう生きるべきか、どうあるべきかは、私の中では明確に描けてきています。

このそれぞれの縁についても又、それぞれの話題の際に触れさせて頂きますが、同時に、私がこういう状況に踏み出せる様になったのも、社員の成長と、目指すべき方向へ足並みを揃えて来てくれたお蔭です。

今年度から、私はKYOCAに専念をし、ウエダ本社としても次のステップに行く為に、”今年失敗したくらいで会社は潰れないから、思い切って挑戦しろ”と、皆には自分達で展開する様に言っていますが、その背景には、利益よりも使命という生き方と、一方では、一人でスタートした経験から、いつでもそこに戻れるという腹をくくっている事が大きいと思います。

50代という実年齢、自分では嫌なのですが、気持ち的には30代のままです。

サミエルウルマンの、”青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を言う。年を重ねただけで人は老いない”という言葉を信じて、まだまだ青春を楽しみたいと思います。

又、同時に、”青春とは、臆病さを退ける勇気であり、易きにつく気持ちをふり捨てる冒険心”だとも意味するそうですが、社員の皆には、その意味での青春で新たな展開をドンドン行って欲しいと思います。


2014年9月28日日曜日

満足感と幸福感

今週はKYOCAで、地域みらい大学のプレ講座的な、”地域の幸せの為にデザインは何が可能か?”と題して、issue +design さん主催のイベントがありました。

その中で、慶應義塾大学大学院の前野先生の幸福のメカニズムについてのお話で、物質的な物は、幸福感とはリンクしないということでした。

そうは言っても年収は高い方が良いし、大きい家にも住みたいし、などという声が聞こえそうですが、満足感と幸福感は違って、物質的な物は満足感を得られるのであって、それを得ると、そこがピークで又、より高い年収、家以外に別荘も、、と、ドンドン続いていくので、いつまで経っても幸福感を得られないという事なのです。

仮に物質的な成功を収めても、その状態を作れた事に感謝したりすると、それは満足感ではなく幸福感に繋がります。

これがもっと有効なデーターが出て、証明され、広まっていくと、世の中変わっていく様に感じます。

物を求めていく行動は、自分中心の発想となり、競争から、争いを引き起こしますし、負けた方は妬み、恨みを持ちます。

物を求めていく人と、そうでない人は、人との接し方やj人脈というモノに対しても大きく違う様に思います。

前者は、自分が儲かる為や、自分の立場を良くする為なので、俯瞰的に見ていると滑稽な程、自分にとってメリットがあるかどうかで対応が違ったり、人の紹介などでも、紹介した人の関係などを考えず、自分に向けていきます。

しかし後者は、自分が果たそうとする役割や使命から考えているので、相手の地位や、規模の大小などとは関係なく、価値観が合うかどうか?がポイントであり、価値観が合う人同士を繋げていこうとしますし、逆に価値観が合う人がうまく行く為に、積極的に紹介しようとさえします。

正に所有からシェアの時代に変わっているのですが、その様に、モノを追いかけているかどうかで、その他の思考や行動も真逆ほど違う様になると思います。

ウエダ本社にしても、KYOCAにしても、最近、価値観の発信ができてきて、前者の人も沢山来ますが、後者の人もドンドン増えてきて、その違いをよく感じますし、まだまだ達成感の満足度はないですが、幸福感は増してきている様に感じます。

皆がそれぞれの価値観を発信し、自分で価値創造をして、その価値を同じくする人と協業していけば、ビジネス、教育、行政、世の中の流れが変わると思います。

それぞれの自治体、企業、そして個人までもがモノを追いかけるのではなく、自分なりの価値創造を目指していけば、地方で良いというより、地方が良い、中小企業が良い、金持ちでなくても偏差値の高い大学でなくても良いという世の中になれば、幸福度は大きくUPすると思います。

ウエダ本社の社員には、自社としての生き方を分かりやすくする為に、XEROXでXEROXに勝つという事を言っているのですが、それも競争という意味ではなく、この価値創造の話であり、独自性の話です。

モノを追いかけていれば、縦軸の評価しかなければ、XEROXの商品を分けてもらっていて、そのXEROXと競争して勝てる筈がありません。

ウエダ本社の目指す価値も、ローカルハッピネスと符合する事が多いと思います。

そんな事もあって、KYOCAから、地方でやっていけるという”地域みらい”を発信していきたいと思っています。

2014年9月21日日曜日

社員から学ばせてもらってます。

先日のFBに上げた社員達のエピソードは大反響で驚いています。

最近、社員の事を自慢した様な話ばかりで申し訳ないですが、大変嬉しいという事と共に、私自身の学びや気づきもありますので、又、書きます(笑)

感激の対応をFBに上げた際、私は知らなかったので、後のコメントで入れたのですが、I君が5000円を渡してタクシーで行かせるまでに、社内に居たメンバーが、他の”ウエダ”さんの電話番号を調べて連絡を取ってくれたり、学校に電話してくれたり、その会社の地図をプリントアウトして出してくれたり、その一瞬の間に皆が手分けしてそんな行動を取ってくれていたという事を聞いて、又、大感激してました。

皆が入っているビルは7階建ての自社ビルで、毎朝、居るメンバーで掃除をしていますが、常々私自身は、掃除自体もさる事ながら、自分はどう動くか?を考えて行動する為にやるのだと言っています。
少ない人数で7階建てのビルをトイレも含めて掃除をするわけですから、機転を利かせて動かないと、作業でやっていてはできません。
増してうちの会社では、セミナーや外部貸出も頻繁にありますから、昨日、あそこはセミナーで使っていたから汚れているだろう、とか、今日はあの場所を外部に貸すから準備をしておかないと、など、気づいてくれないと、とても回らないのです。

その事で何をしたいのか?と言えば、その様にチームで動く、それもマニュアルで統制が取れたチームではなく、共通目的に対して、あいつがこう動けば、自分はこれをしよう、などというチームにならないと、我々の様な何の技術もなく小さなディーラーで、やっていける筈がないのです。

そんな想いも常に伝えて、まだまだだなあ、と思って来ましたが、それがそんな瞬時に、皆がそれぞれでそんな行動を取ってくれたなどというのは、いくら、もう、そんな社員の自慢話は聞きたくないと言われても言いたい程、嬉しい事だったのです。

実はその日の朝礼で、以前ブログにも書いていた先期のMVPを獲得したベテラン社員のTさん
がスピーチで、4、5年前、自分は数字もできない、他人の面倒を見るという様な事もしない状態であったが、先輩達が定年や退職で抜け、気づけば営業で自分が一番上になっていて、これでは情けない、自分を変えようと思い、やる人が居なくなった屋上の庭と花壇の世話をやろうと決め、それをやっていく内に、段々自分が変化していったと話していました。

そのTさんは、これも以前書きましたが、この屋上の世話を一人ででもずっとやり続けてくれていたり、誰が見ても変わったと分かるくらい、積極的に、自発的に、皆の為に動いてくれる様になったのです。

私自身、実は皆に言っていたり、求めている事は、自分が経験した事ばかりなのですが、よく、自分は一所懸命やっているのに、社長や上司が分かってくれない、という話があります。
私もそれについては酷い経験もし、それを抜けた経験からも、ハッキリ言えるのですが、他人が認めてくれないと不満を言っていても、それって誰の為、勿論自分の為にもなりません。

それは、幾ら正論でも、自分を慰め、その可哀想な自分を周りの人に分かって欲しいということなのですが、残念ながら、周りの人には伝わないどころか、逆にマイナスになってしまうのです。

Tさんも4、5年前も自分では一所懸命やってくれていたと思います。
でも、結局は自分が変わろうと決めた所から全てが始まり、それを続けていく内に周りも変わり出すのだという事を、Tさんが見事に示してくれたのです。

そんな事を朝礼で話してくれて、これは是非取り上げたいなあと思っていた同じ日に、”ウエダ面接事件”?が有ったのですから、今やスタッフの皆から学ばせてもらう事、気づかせてもらう事、そして喜ばせてもらう事ばかりになってきました。

この段階に入れば、まだまだ結果は出てませんが、もう大丈夫ですね。

という事で、ここからは突き放しモードに入ろうと思います。

2014年9月14日日曜日

傾聴される関係に

新年度に入り、ウエダ本社の現業のところは皆で展開してもらい、私はKYOCAに掛かり切りになると話していて、その様に動いています。

今週も色々な人と出会い、課題や想いや展開などのお話を伺って、刺激的な一週間を過ごさせてもらいましたが、食を中心とした話ですが、知らない事、課題ばかりの話、強い意識で動いておられる方の話を聞くのは大変、刺激的でワクワクします。

頑張って生きている人を無条件で尊敬するし好きなので、色々と聞いていくと、その方々にとっては課題でも私には面白い話がドンドン出てきて、こうやってみたら?という事も出てきます。
そして、自分でも何とかできないか?とか、やってみたいと思ったりするので、一週間が終わると、頭がぐちゃぐちゃ状態になります。

質問力、傾聴、など、何か勉強しているのか?とか、マーケティングやブランディングは何処で勉強したのか?と聞かれるのですが、サラリーマン時代や、独立創業時代の、挑戦を含めた実地経験しかありません。

しかしこれらもやっぱり、スキル、手法の話ではなく、その事に興味があれば、その人を尊敬すれば自ずと質問、傾聴などはできると思います。

と、いう事で、私が分かる所でやっていると、なかなか傾聴というわけにいかないので、社員には是非、今期は挑戦して、自分達が誰にも負けないほど好きな領域を作って欲しいと思います。

かく言う私も、社員の皆から、傾聴してもらえる様に、ワクワクする事を作り上げて行きたいと思います。