2009年6月28日日曜日

伊那フォーラム

昨日の朝から伊那フォーラムというものに行ってきました。

それは凄いフォーラムで、経営品質という分野においての有名人が一挙に集まるイベントでした。

世界の経済人が集まるダボス会議というものがありますが、伊那をダボスにしようと言う声も上っていました。
伊那の青年会議所メンバーが経営を勉強しようとの思いから始めた事が、今年5年目を迎え、伊那食品の塚越会長、ネッツトヨタ南国の横田会長、リッツカールトンに高野日本支社長、バグジーの久保社長、元ディズニーの香取氏、四国管財の中澤社長、大久保寛司氏など、オールスターと言っても過言ではないメンバーが集まるイベントになっており、経営品質版ダボス会議になるのも夢ではない様に思います。

昨日の13時~18時のフォーラムの後、夜講座として18時45分~21時が開かれ、その後ようやく懇親会として22時~
150人もの人数で食事会が開かれました。
その後、二次会でバーへ行き、今朝も10時~12時半まで伊那食品さんの研修施設で又パネルディスカッションを
行い、その間、ずっと経営の話を色々な人と論議をするという、勉強漬けの二日間でした。

勿論、気付き、納得、反省などたくさんの事があり、とても一回で書ききれるものではありませんので、又
少しづつ書きたいと思います。

2009年6月26日金曜日

生き方探求館

今日、イベントの件の相談で、京都市スチューデントシティー、ファイナンスパークへ行ってきました。

ここのオープン時には一度行った事がありましたが、この中に京都モノづくりの殿堂というコーナーが作られており、そこは見た事がなかったので、ご案内頂きました。

ここでは、イシダ、オムロン、川島織物セルコン、京セラ、島津製作所・GSユアサ、大日本スクリーン、ニチコン、日本新薬、日本写真印刷、日本電産、任天堂、堀場製作所、村田機械、村田製作所、ローム、ワコールという京都を代表する世界企業の歴史や創業者などについて、子供達に分かりやすく説明されています。

これだけの企業の商品や経歴などについて説明されたものはありませんし、我々経営者にとっても大変興味深いもので、是非一般的にも開いて欲しいと思いました。

スチューデントシティーでは二校の小学校が色々なお店で仕事をしていました。
皆真剣に、どうやれば売れるか?どうやれば利益を出せるか?赤字になれば給料を減らさなければならない、など
事前学習を踏まえて来るらしいのですが、たった一日の内で、見事に成長するそうです。

又、学校では問題があったり、自閉症など、障害とされている子供達が、ここに来ると凄い才能を発揮し、嬉々として活躍するケースも多いそうです。

こんな場がある京都市は大変恵まれていると思いますし、こういう効果を皆が知り、偏差値だけの教育ではなく、
子供達の個性、何であれ得意な事が認められる、伸ばしてくれる教育が拡がっていって欲しいものだと思います。

ここで活躍する子供達の力、才能を押しつぶしてしまっている事が、今の教育、今の世の中にはあまりにも多いと思います。

2009年6月22日月曜日

困ってます。

いつも土日にブログアップしてたのですが、昨日はできませんでした。

実は私のパソコンが以前からMの字と句読点の「、」を認識できなくなっていたのですが、この休みから、BとGまで認識しなくなってしまいました。

Mは横のキーとの境目を押せば打てたのと、句読点は「てん」と入力して変換すると入れられていたので、それで入力していたのですが、BとGまで入力不能になると、文章が作れません。

今は会社で、パソコンは小さいノートなのに、デカイキーボードを繋いで入力してますが、私は半分くらいブラインドタッチで行なっていたので、デカイキーボードでは入力ミスばかりでホントストレスが溜まります。

それと、しばらくの間、「、」を「てん」で入力していたので、それが癖になっていて、今これを入れている間でもわざわざ「てん」で入力してしまっています。


普段は気付きませんが、ちょっとした事が大変不便になるもんですね。


そんな事でちょっと書く気が減退気味ですので、ブログおろそかになっていてすいません!

ちょっと言い訳含みの事情説明でした。

2009年6月19日金曜日

本保長官イベント参加決定!

7月24日~三日間行なう京都流議定書2009に観光庁の本保長官がお越し頂く事が決定致しました!

ご出演頂きますのは、三日目の7月26日の13時~で、門川市長と市田ひろみさんとの鼎談を予定しております。

門川市長も仰ってますが、京都は環境を考えるにも観光とどうリンクさせるか?を考えていかなくてはならず、
そこで環境テーマのこの日に、本保長官にお越し頂こうと市長自ら仰られ、お越し頂く事になった次第です。

ここにどなたに入って頂くか?考えたのですが、京都市にも色々な形でご尽力されておられて、私も以前から目をかけて頂いている市田ひろみさんにお願いに行きました。
市田先生も快くお引き受け頂いたのですが、これが又偶然というか、先生は最近、ビジットジャパンの一環で、観光庁から”おこしやす大使”という20人のメンバーに任命されておられ、見事に繋がったのでした。

しかしこれだけの方々を仕切るコーディネーターはさぞかし大変だと思います。

今年のイベントは主催-京都流議定書イベント実行委員会で、共催は京都市というものですので、この難しそうな人選は京都市さんにお任せしました。(笑)

そんな国のTOPの方がご参加頂く事になった、今年のイベントには皆さんたくさんの方を引き連れてお越し下さい!!何せ今年は全て無料!!なんですから。

2009年6月13日土曜日

教育懇話会一周年シンポジウム

今週このシンポジウムがありました。

元々この教育懇話会とは、日経新聞、京都経済同友会、京都市教育委員会、立命館大学、堀場製作所というそれぞれの立場から教育を一緒に考えて行こうという、画期的な会であり、会長は堀場厚、堀場製作所社長です。

その1周年という事で堀場雅夫氏の基調講演があり、その後、コーディネーターが立命館小学校副校長で百マス計算で有名な陰山先生、パネリストが門川市長、元文科省の寺脇研さん、和紙アーティストの堀木エリ子さん、そして堀場雅夫さんという大変豪華なものでした。

堀場最高顧問がパネリストで出られるなんて、私も今まで記憶にはありません。

それぞれの方のお話を何時間も聞いて、質問もたくさんしたい様な勿体無いシンポジウムで、それぞれの方々の
お話はとても書ききれない程です。

ただ、堀場最高顧問がよくお話されることですが、人間は一回性(その瞬間に生きている)であり、一秒たりとも
バックできないし、一秒先は分からないものである。
そうすると、どう生きるか?どう育て、どう教育しなければいけないか?という事ですし、門川市長も、”安心、安全を優先すれば挑戦する気持ちが育たない”と仰っていましたが、そんなところが皆さんの、子供達にどうアプローチすべきか?について、集約してたところであったと思います。

そんな有意義なシンポジウムで、翌日の新聞によると500人の聴衆の中、会場からの意見という事で指名され、
自分の意見を纏めるのに苦労しましたが、今月の社報にも書いていた”本質的に考える”という事について
それが今の日本には欠けていると思うので、その様に考えていける様な教育を期待するという事を発言させて頂きました。

あんな凄い方々の発言を受けて、色々な立場の人が聞かれている中で、自分の意見を集約して話するという事は
大変難しかったです。

しかし、普段から大変尊敬していて色々ご指導も頂いている堀場最高顧問と門川市長、女性としても勿論、経営者としても大好きな(ちょっと表現がマズイですか?)堀木エリ子さん、立命館に来られる以前に、尾道の土堂小学校まで、見学に行ってお会いした陰山先生、お目にかかった事は無かったですが、以前からお話を聞いてみたかった寺脇研さんという、尊敬していたり興味を持っている方々ばかりのシンポジウムでしたので、聞いていてストレスがなく、大変心地よい時間を過ごさせて頂きました。

2009年6月7日日曜日

選挙には勝てない

7月24日~26日まで行なう京都流議定書イベントの三日目は、環境というテーマですが、実は何と斉藤環境大臣もお越し頂くかもという話でした。

これは門川市長と、鼎談を行なって頂くという話で進んでいたのですが、誠に残念ながら7月末というタイミングでは、スケジュール的にどうしても難しいとの事で、お越し頂く事はできなくなりました。

我々が京都への問題発信として行なうイベントに、京都府知事や京都市長のみならず、国務大臣までが参加頂くという思いもよらない展開に、喜んでもいたのですが、選挙日の8月2日説も流れている中、さすがに国政選挙ではどうしようもないと、納得しております。

ただ、門川市長はご出演頂く予定ですのと、まだまだ企画も色々検討しておりますので、期待してお待ち下さい。

ちなみに今年は三日間、全て無料ですので、とんでもなくお値打ちのイベントだと思います。

夏休みに入っての最初の週末ですが、遊びに行かれるのは翌週以降にして頂いて、今年の夏は、まずは京都を考えるところから始めてみませんか?

2009年6月4日木曜日

コップの半分の水

リッツカールトンホテル 高野日本支社長の話。

コップに半分の水が入っているとして、それをどう捉えるか?

”リッツカールトンでは、半分しか入っていないと考える人は採用せず、半分も入っていると考えられる人しか採用しない。”

これは沖縄教育出版の川畑社長から教えて頂いた、深イイ話です。

2009年6月1日月曜日

平成21年6月社報~ 本質的に考える

【 社      報 】
平成21年 6月 1日
株式会社ウエダ本社
《本質的に考える》

新型インフルエンザの問題も峠を過ぎた感がありますが、その対応を見ていて、改めて日本人と日本という国に対して大丈夫だろうか?という懸念が沸いてきました。

何の問題でもいつも感じる事は、日本人というのは本質を見る事が苦手だという事です。
又、表面的な事で判断する、数字での論理的な判断ではなく、感情的に判断する国民だと思います。
早い段階から弱毒性であり、季節性インフルエンザと同じか、むしろ弱い位のもので、タミフルで効くとまで言われているのに、何故あれだけの大騒ぎになるのでしょうか?

政府も新型であり慎重に対応した、強毒の対応シュミレーションで動いていた、或いは、その対策の練習をした、色々な話もありますが、ここでも大きいのは、対応を誤れば、国民からもどんな批判を浴びるか分からないので、大げさな程の対応を行なわざるを得なかったという事です。
その事が余計に不安をあおり、リスク管理を表面的に捉えて、官僚的に対応する大企業などが過剰反応をし、又不安を助長するという循環を起こしていたと思います。
関西への出張や、逆に関西から他の地域への出張を禁止したり、関西を通過するというだけで修学旅行を取りやめた学校もあった様です。

聞くところによるとメキシコと隣り合わせの米国でも、全く騒いでいなかった様ですが、欧米人は日本人と比べて、感情や雰囲気で判断するのではなく数字で判断する事が身についていて、今回の問題も、%で考えると大した事ではないと判断をしていたのではないかと思います。
通常のインフルエンザよりも圧倒的に確率は少ないのに、関西出張を止めてしまったり、大切な思い出になる修学旅行を止めてしまうという事がリスク管理なのでしょうか?

リスク管理は全てを止めてしまえば良いという問題でもないし、杓子定規に対応したのでは余計に大きな問題を引き起こすと思います。
心配なのは、もっと本質的に見る目を養わないと、ちょっとした事で差別も生まれると思いますし、こんな表面的な事で扇動されてしまう様では、間違った方向に簡単に誘導されてしまうと思います。

色々な事象が出て来た際、是非一旦引いて俯瞰的に物を見る、本質は何かを考えるという癖をつける様にしたいと思います。