オバマ大統領の選挙参謀でもあったガンツ博士、greenz.jp編集長の兼松さんの講演などから、ソーシャルビジネス、イノベーター達の会合、経済同友会、盛和塾など経営者の集まり、伝統産業、音楽、アートイベントの打合せなど、バラエティーさにかけては、なかなか負けないと思います(笑)
その中でもやはり今週は、任期として今月末で代表が終わる盛和塾について書きたいと思います。
FBでも触れましたが、実は、この間かなりきつい状況でした。
そもそもの話から言えば、倒産寸前というウエダ本社に入って来た際、3期連続赤字となる様であれば社長として失格であり、社長は辞めると皆にも宣言し、HPにも掲げて取り組んできました。
その後危機を脱出し7年で無借金に転じましたが、長年、売上、利益で3分の1程を上げていた得意先が倒産すると一転赤字に陥り、代表世話人の話が来た際は二期連続赤字で三期目の途中であり、とても代表などやっている場合ではありませんでした。
その中でもやはり今週は、任期として今月末で代表が終わる盛和塾について書きたいと思います。
FBでも触れましたが、実は、この間かなりきつい状況でした。
そもそもの話から言えば、倒産寸前というウエダ本社に入って来た際、3期連続赤字となる様であれば社長として失格であり、社長は辞めると皆にも宣言し、HPにも掲げて取り組んできました。
その後危機を脱出し7年で無借金に転じましたが、長年、売上、利益で3分の1程を上げていた得意先が倒産すると一転赤字に陥り、代表世話人の話が来た際は二期連続赤字で三期目の途中であり、とても代表などやっている場合ではありませんでした。
盛和塾京都の代表は二年任期で一年目はサブ、二年目にメインの代表となるのですが、一年目の代表の際に赤字になれば三期連続の赤字となり、メイン代表どころか盛和塾はおろかウエダ本社すら辞めなければならない状況でした。
かなり悩みましたが、今や海外も含め1万人にも迫る盛和塾の発祥でもある京都塾の代表など成れるものではない事、代表を機に改めて稲盛フィロソフィーを学び直そうとした事、本来、利他を第一に学ぶ盛和塾では、お役立ちについては、望んででもやるべきである事から受ける事にしました。
勿論、赤字を出せばその時点で終わりではありましたが、色々な意味で底を打っている感覚も持っていたという事が前提ではありました。
ところが受けた年は、盛和塾京都は30周年であり、イコール盛和塾の歴史でもある京都の30周年は趣向を凝らすとの事から、世話人中心に出し物をやる事となり、和太鼓チーム、コーラスチームが結成され、代表は両方に参加することになりました。
会社でもやらないといけない事が山積し、代表世話人以外にも仕事にも関係する他の会や繋がりでの役など、それだけで目一杯であるのに加えて、コーラスや和太鼓の練習まで入り、正直、やってられないという気持ちでした。
その年のメイン代表には事情は説明していましたが、代表でありながら、かなり練習も欠席していたので、私の関わり方への批判も耳に入ってきていました。
結果的に30周年は催しも含めて大成功に収まり、私がメイン代表となる31周年目に入りました。
皆が稲盛塾長を尊敬し、勉強したいから入った筈の盛和塾も京都では出席率が30%という状況であり、来ている人だけが熱く、仲良く結束しているという状況もあったので、もっと、色々な状況の人も来られる様にすべきだと思い、特にイベントも無い今年は拘束を弱めました。
拘束を強めるとそれに対応できる人しか来れず、それに対応できない人にとっては居心地の悪いものになってしまいます。
昨年きつい想いで参加していた私が代表になったのだから、勉強はしたいけどそこまで参加できない人も参加しやすい様にする事を意識しました。
利他というのは、相手の状況を慮ることでないと生まれる筈はないと思います。
又、世の中の課題の解決には、多様性を認める事が最も重要だと思うのですが、利他を唱え、世の中を良くしようと思う経営者の集まりの盛和塾が、一方だけの価値観で他を認めない様なものではおかしいというのが、私の考えであり、私の代表時代に少しでも違う流れができないか?と思ってきた事でした。
来られてなかった方も少し来てもらう様にはなっていましたが、出席率自体は殆ど変らず、成果を生み出すという程には至っておりませんし、元々来られていた熱い方々からは、不満足であっただけかも知れません。
それでも、その役をやるなら、自分がやれる役割を果たすべきと思っているので、悪役?に慣れている事もあり、違う流れを作ろうとして来ました。
京セラフィロソフィーの中でも、私は”動機善なりや私心なかりしか”という項目が好きです。
何かを行う際、特に、それが波紋を起こす可能性がある場合ほど、それは自分が目立ちたいから、或は、自分に利益があるから行なうのではないのか?とこの項目を問いかけます。
盛和塾代表も、受ける時から、何度かこれを自分に問いかけて行なってきていたのですが、今年は面白くなかった!と思っておられた熱い塾生の皆さんには、申し訳なかったですが、最後にそんなご理解を頂ければ幸いです。
来年は、楽しんで勉強させて頂こうと思います。
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