今の政治状況を見ていると国政に頼っていては、どうにもならないという事は誰の目にも明らかになっているのではないでしょうか?
その中で、今年の京都流議定書の大きなキーワードを社会起業家としているのは、ここに大きな理由があるのです。
NPOや社会起業家と言われる人達は、それぞれの問題意識に対して特化して向っています。
しかも熱い想いを持って。
国が集めたお金で皆に均等なサービスを提供する為には、大きな政府、つまりたくさんのお金が必要となりますが、少子高齢化が加速度を増す日本では、国に寄りかかっているという構造はもはや限界に来ているのです。
それであれば、それぞれに意識を持って、専門的に取り組んでいるNPOや起業家達を応援していけば、現実的に解決、改善に近づけられる、それが、最近、ソーシャルビジネスが注目されて来ている理由です。
私個人やウエダ本社としても、何故、そんな事をやっているのか?そんな事に関わっているのか?とよく聞かれて来ましたが、実はこれが大きい理由でした。
我々は、あんなに熱い想い、素晴らしい行動力で動けない、であれば、彼らの活動を応援する事によって、課題解決に協力できるではないか?
それが我々の様な存在でも世の中の役に立てる方法なのではないか?そんな理由です。
しかも、残念ながら、日本の場合は、多くのNPOや社会起業家と言われる方々は、社会に対しての課題に熱い想いのみで、ビジネス的な視点が足らないまま行動されているケースが多い為、長続きせず、すると結果的には、幾ら素晴らしい事でも、世の中の為にはならないのです。
ここを何とかできないか?その為には、素晴らしい活動をしている人達と、ビジネス的視点を持つ人達、資金面で援助できる人達を結び付けられないか?そういう場を作ろう、これは3年前から京都流議定書に組み込んだテーマでありました。
それを今年は、一番のメインに据えて、そこにダイアログ、フューチャーセンターという場の提唱と、それを紡いでいくファシリテーターにスポットを当てていくのです。
欧米では、最も優秀な学生が、ソーシャルビジネスを立ち上げるという傾向らしく、ハーバード、スタンフォードなどエリート校もソーシャルビジネスに力を入れているそうです。
日本でも、優秀な若者が、ソーシャルビジネスに参入する傾向が出てきましたが、熱い想いと行動力もある人がビジネスセンスを身につけていく事、もしくは、そういう人達を企業が支えて継続性を持たせる事が、ソーシャルビジネスという分野に厚みを持たし、国に頼らない自立した社会に近づけられる方法だと思います。
もうニュースも党内でもめて、出るだの出ないだの、約束が違うだの、そんな話を取り上げずに、
社会起業や社会起業家にスポットを当てませんか?
そんな想いから、今年の全体テーマを"未来への新潮流~世界を変えていく道筋”としている京都流議定書、取材に来られませんか? 未来は拓けるし、明るい!と感じますよ!
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