先日、尊敬するアミタホールディングスの熊野会長と久しぶりに、二人でじっくりお話させて頂きました。
私が熊野会長を尊敬するところは大きく二点で、一点は、環境という領域でビジネスなどが無かった30年以上も前から、「自然資本と人間関係性資本が増幅する持続可能な社会」を目指して、それこそビジネスとして持続可能なスタイルを確立し上場まで果たされたという、強烈な思いとその実行力、そして二点目は、私も偉大な経営者を数々知っているつもりですが、感性も持たれた上で、これ程、ボキャブラリー豊富で論理的に話ができる方はおられないと思うところです。
自然資本と、人間関係資本が増幅する持続可能な社会・・難しいでしょ?
でもこれを30年以上前から追いかけ、環境という領域で上場までされて、その上場益をつぎ込んで信頼資本財団という財団を作り、3・11後は、この自然資本と・・という事に定款変更をし、その実現には京都しかないと、本社まで京都に移されたという様に、想いを実現して来られたのです。
大変有り難い事に、そんな熊野会長から、共感性が有るとの事から、信頼資本財団さんの事務所を当社に置いて頂いている事もあり、お話もさせて頂く機会も多いのですが、会長とお話すると、もやっとしている事が、答えていく内に分析され整理され、見える形になるのです。
先日も私が自分自身でも感じている、人付き合いにおいての二面性について話していました。
私自身、不思議でもあり、私の事を良く知っている人からも不思議がられるのですが、経営者の集まりなどで仲良く?二次会、三次会へ流れていくという事を殆どしないですし、基本的に群れて行動するのはあまり好きではないのに、方や、幅広い人脈だとか、交流と言われる様に、”人”自体には大変興味があり、多様な人と関わりたい自分、何処にでも参加していく自分が居るのです。
又、相手の地位やビジネス上の実績だけでは全然凄いと思わない尊大な自分と、若い人の事をよく面倒みているね・・などと言われますが、トンでもない話で、若い人の事、まだ実績もない人達の事を本当に尊敬している、良く言えば、謙虚な自分も居ます。
そんな話をしていると会長から、”岡村さんは、存在価値への欲求が強く、その価値追求をしているんだね?”と言われて、目から鱗でした。
だから、多くの人がすり寄ったりする立派な成績を収めている経営者や、幾ら、面白い、凄いと周りが言っていても、存在意義を持っている様に感じない人には、ハッキリ言って尊敬できず、反対に、年齢、性別などは勿論、実績や、賢さ、説明の上手さなど全く関係なく、存在価値に向かって生きている人、行動している人には、大変興味を持ち、素直に尊敬しているのだという事が腹落ちしたのでした。
そうか、だから学生含めて、周りの若い人の話はよく聞くのに、自分の所の社員には、もっと生きる事に価値を見出してほしいと厳しくなってしまうのも、そのせいだったのか?、と変に納得しました(笑)
生きる事や、存在価値に欲求が強い人を尊敬するのと共に、存在だけで役に立っているのだという視点を併せ持って、もっと、皆にも優しくなりたいと思います(笑)
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