窓からは緑豊かな山々と、綺麗な川、田んぼが見えます。
昨日の勉強会は、鳥取県智頭町。
と言っても殆どの方は知らないと思います。
勿論私も知りませんでしたし、参加されている鳥取県の社長さん達も初めて来たと仰っているのですから、当然だと思います。
しかしその智頭町、森林が93%を占め、林業で栄えた町は典型的に疲弊していたのですが、今の寺谷町長が、その森林や原風景を資産と捉え、今では年間五万人もの観光客が訪れる町に変貌させたという、凄い町でした。
又、寺谷町長は観光庁から、「日本の原風景に磨きをかけ、過疎地を観光地に変えたカリスマ」と、観光カリスマとして認定されているのです。
人口9000人程の町だからできたというレベルではない、発想力、行動力、そして住民を巻き込んでいく力を、約一時間程のお話の中でも強く感じる事ができました。
そして驚くのは、それだけ強烈なリーダーシップをお持ちでありながら、傾聴力なのか、好奇心なのか?皆さんの話を聞きたがられるのです。
このバランス感覚は大変勉強になったと共に、今、KYOCAとその地域開発の課題に関わる私は、大変勇気付けられました。
京都の様な、恵まれすぎた中で、なんだかんだとマイナスな事ばかり聞いたり、考えたりする事が馬鹿馬鹿しく思えました。
KYOCAの場合、自分のお金で自分の責任でやっているのではなく、信用して京果さんがお金を出して頂いているので、その責任と、お金儲けという観点だけで考える人から色々な話が入るであろう中、長期的な価値創造をどの様に理解して頂ける様にできるのか?で悩むのですが、智頭町長の展開を目の当たりにし、大変スッキリしたのです。
しかし、いつもタイミングというか、色々やっていると、全く関係なく行なっている事が見事に繋がるもので、何か、計算できない力を感じます。
今日は、観光には参加せず、ホテルで内省の時間持ち、何も無い?鳥取駅周辺をうろついていました。
最近は、何も無かったり、寂しかったりする町並みを、見たり、感じたり、そんな光景と感覚をインプットしておくのも、大事な仕事です。
何も無いという事は、ある尺度から見ただけであって、反対から見たり、何かを付け加えると、大変な価値を持ったりするものです。
会社でも自分の仕事でも、個人の能力でも、それぞれ、違う角度から棚卸しをすべきですね。
うちの会社でも、皆に改めて問いたいですね。
ウエダ本社の強み、どこにも負けないものは無いのでしょうか?
皆は、他の人と同じですか?
皆の資産は何でしょう?
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