景気腰折れの懸念もありますが、オリンピックの東京開催もあり、2020年に向けてはインフレに転換していく事は間違いないでしょう。
ここ最近、私はどんな問題に関しても、どちらでもなく、両方必要だという考えなのですが、この問題もインフレへ転換して良い展開と困る点があり、やはり両方の視点が必要だと思います。
景気低迷から抜ける、所謂デフレからの脱却は、カンフル剤的には必要だと思いますが、失われた20年で低迷し、漸く、今までの価値観から変わりかけていただけに、上昇気流に乗って、又忘れ去られてしまう危険も感じます。
インフレで景気を良くするという事は、あくまで物中心の考えであり、人口減少が変わらない日本では、物中心の考えでは回る筈がありません。
そこで、海外、特に人口が増えていく、アジア、南米、アフリカに出ていかなければならない、となり、グローバルで活躍できる企業、人材が求められるのは、シンプルで当たり前の話です。
しかし、折角変わりかけていた、物を追いかけて来た反省からの価値観、そこにはパラダイムが変わる要素があり、日本の強みがそこにある筈なのです。
昨日、前期報告会が行われていたグローカル人材育成事業というのは、正にどちらでもなく両方必要という素晴らしい方向性だと思います。
アメリカを追いかけ、真似して、それ自分のものにして来た日本は、欧米が作ったモノ、まず他人が作ったスタンダードに合わせる事が正しいという感覚から、脱却しなくてはなりません。
お・も・て・な・し は、目の前の人を考えて行ないますが、決して、相手に合わせて盲目的に従属して喜んでもらうのではありません。
相手の事を思い、自分の強みを最大限に生かして、その重なる所に最高のパフォーマンスを持っていく事だと思います。
インフレをカンフル剤にしながら、一時的に潤う従来の資産で、今までと違う価値観創出にその資産を投じて、モノではない資産を築く方向に転じなければならないと思います。
その為には、グローバルというよりも、もっと大きく、地球規模、宇宙規模で考え、地域の強み、日本の強みを使って動ける人材が必要ですので、グローカルではなく、ユニバーカルの方がイイかもです。
でも、あまり良い名前ではないですね。。
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