これは社会的課題を取り上げた映画を観て語ろうという企画で、五回シリーズの二回目の今月は、ザ・デイ・アフター・ピースという、一年に一日でも、戦争や紛争を止める日を作ろうと立ち上がった男性のドキュメンタリー映画でした。
こんな素晴らしい映画が日本未公開であった事、ピースデーというものを国連で定めていた事、それを一人の思いから実現していた事、又ミーハー的にはジュード・ロウやアンジェリーナ・ジョリーという有名俳優が協力していて、ジュード・ロウに至っては、一緒にアフガニスタンにも行ってドキュメンタリー(活動)の主人公にまでなっていた事など、驚きばかりでした。
たった一日でも止められないか?という事は、逆に言えば常に世界の何処かで争いがあるという事であり、話し合いにも着かない組織、入り組んだ思惑と感情が渦巻く中、そんな事が成立できる筈がない、又一日だけやって何の意味があるのだという反応の中、有名人を動かし、国連を動かし。タリバンまでも動かしてしまっている事実がそこにありました。
この映画を観ていて、こちらも当社の南ビルに入居して頂いているテラルネッサンスhttp://www.terra-r.jp/の鬼丸さんから聞かされていた話を思い出しました。
彼も大学時代に、何故世界は平和ではないのだろうという疑問から活動を始め、我々は微力だが決して無力ではないといつも言っていますし、彼に教えられたのは、世の中の全ての問題は繋がっていて、それを解決に向かわせる第一歩は無関心を無くすという事でした。
無関心からは何も始まりません。
たった一日、一見全く意味がない様にも感じますが、0と1は全く違いますし、ふと手を止めて、少し引いて見てみると、何故戦っているのだろう?とか、相手にばかり向けていた矛先が、他に目を向ける時間を作るという事において、大変有効だと思います。
これは自分自身でも応用したい話かもしれません。。(笑)
オリンピックの東京開催が決まったこのタイミングで、この映画というのも凄い話ですが、紀元前の古代ギリシャでのオリンピックでも期間中は争いを休んでいたそうですし、近代オリンピックはそもそも世界平和を目指したものです。
それが東京開催になったという事においては、色々思うところはあるにしろ、日本人としては喜ばしい事だと思いますし、少なくとも、その事と安倍首相の発言を一緒に論議すべきではないと思います。
この話をし出すと、長くなってしまうので、ここでは止めておきますが、"完全にコントロールしている"発言も、もう言っちゃったのですから、その様にやってもらうしかないのと、批判もたくさんあるでしょうが、オリンピックですから、皆が、自分ごととして成功させ、あの発言も結果オーライで嘘にはならなかった、としなくてはいけないと思います。
しかし、うちの会社には、信頼資本財団さん、テラルネッサンスが入って頂いていて、この催しには、アミタホーディングスの熊野会長、放送作家の谷崎テトラさんがホスト役で来られ、スワンべーカリーの海津社長も観客で来られるのですから、ソーシャルビジネスのオリンピックでも目指そうかと思います。
World Shiftの主催者でもある谷崎テトラさんは、このPEACE DAYを広めていかれるとの事でしたが、それこそ来年9月21日の京都開催を目指していきたいですね。
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