以前も何度か聞いていますし、京都幸福会議では、パネルディスカッションもご一緒させて頂きましたが、京果会館のリノベーションに乗り出して、ビルだけではなく、京都駅西部エリアの街おこしをやらないといけないと、最近腹をくくった私にとっては、一つ一つがなるほど!という為になるお話ばかりでした。
そして、街づくり以外でも、山崎さんの働き方や仕事に対する考え方は大変参考になりました。
以前からスタジオLの全員が個人事業主という仕組みと考え方は、私も、人生の中での仕事のあり方において理想だと思っていましたが、仕事に対しての考え方も、山崎さんもそうだったのか!と嬉しくなりました。
"過疎地などの活性化の際には、徹底的に、地元の人の意見を聞き、地元の人の良い所を引き出して生かすという事をやっているので、社内でも、さぞかし温かく意見を拾って受け入れてくれる様に思われているが、実際は、ピリピリした厳しい雰囲気であり、一切拾い上げず徹底的に叩きます"との事でした。
それは街おこしは仕事であり、それを行なっていく為には、色々な人と向き合い、繋いでいかなくてはいけないのに、まずその本人のストレス耐性がなければ、プロとしての"仕事"ができないという考えからなのです。
インターンから始まる役割というのかグレードは、四段階に分かれており、それによって求められるスキル、役割も明確にされていて、直ぐに上がる人、落ちる人もあるそうですが、これらも全て自分次第なのです。
山崎さん曰く、欧米型の大学の仕組みと同じと、言われる様に、入るのは簡単に入れるが、残っていくのが大変という仕組みになっています。
誰でも入れるけれど、居れば給料が貰えるのではなく、自分ができる付加価値を上げていって自ら稼いでいかなくてはならないのです。
こんな事を言ったり、私がそれを理想などと言っていれば、何て厳しい!と多くの人は思うでしょうが、全く反対で、思い切り自主性を重んじていて、それぞれの人生を尊重した話だと思います。
日本のサラリーマンや会社勤めが、何か特別な事の様に思えてならないのですが、本来は自分が行きたい所に行き、やりたい事をやればいいのです。
その会社の考え方や目指している事が好き、賛同できる、という人には全員入ってもらい、しかし、その会社で"仕事"をする以上は、そこで果たすべき役割が有り、それができなければ叩かれる、ある意味、プロとして、仕事として、一番シンプルな話だと思います。
こんな働き方だと一見仕事に明け暮れている様に見えますが、実は、仕事に振り回されていないので仕事人間ではなく、仕事を適当にイヤイヤやっている人の方が、仕事に従属的で、私はその方が面白くない仕事人間だと思うのです。
又、その会社の中でイヤイヤやっている人からサービスを受けなければならないお客さんの立場を考えれば、そんなに失礼な話はないと思います。
皆が、働きたい所には自由に入って、そこで自らやりたい仕事を見つけ、自分の役割を果たしていける環境になれば、受験から教育から、行政や国に対してのあり方まで、全てが変わるのではないでしょうか?
ウエダ本社は、コミュニティーデザイナーならぬ、ワークスタイルデザイナーを目指して、全ての流れを変えていきたいと思います。
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