今週は、いつもにも増して色々な立場から、社会課題に向き合っていたり、世の中を良くしようとされる方々との面会が多い週でした。
それも講演会などではなく、個別で話させて頂くのですから、刺激を受けてのワクワク感や、できていない自分の反省など、たくさんの想いが錯綜し、頭がパニック状態になっています。
それぞれが、それぞれの領域において注目されておられる方々が立ち寄って頂けるのですから、つくづく幸せだと思いますが、この様になってきたのも、京都流議定書というイベントや南ビル、北ビルが、人の集まるHUB的な役割となってきたからだと思いますし、つくづく"場"の重要性を痛感します。
そんな中、私からすれば、ついに”会いたくなかった人”にもお越し頂く事になりました。
会いたくなかった人、それはISFネット代表の渡邉さんですが、当然、嫌いなどという話ではなく、以前から大久保寛司さんから聞いていたり、著書も読んだりし、その想いの崇高さと、言行一致させていく行動力と精神力の凄さに、近づいていけなかったのです。
又、それは今回お会いしても感じましたが、想いのレベルは何桁も違いますが、方向性だけは同じ所を向いているだけに、そこに立ちながら、できていない自分が浮き彫りになる事で、かえって自分を見失ってしまうのではないか?という恐ろしさもあったのです。
就労という事において、障がい、ニート、引きこもりなど、20項目のハンディキャップを背負う人を雇用し、現在でも2000人中800人のハンディを背負う人の雇用を、2000人にすると掲げられているのですが、今まで言ってこられた事、着想された事は全て実現し、しかも、それだけの規模で、そんな事を行ないながら、事業は黒字化されているですから、理解できない凄さなのです。
重度の知的障がいで左手しか動かず、お母さんがトイレなどの補助をしなくてはならない為、お母さんも介助役という仕事で、一緒に雇い入れているとの事で、”どうしてそこまでされるのですか?”との問いにも、"私が雇わないと誰も雇ってくれないでしょ?誰も雇わないとその子はどうするのですか?"と、真顔で言われます。
色々ある精神障がいも、"全ての特徴を把握しているから、全部対処できるし、皆、それぞれの特徴を生かして立派に働いてもらう事ができる、そして彼らもやっぱり働きたいという願望を持っているのです"と、全てがこんな感じで、
できるかどうか?という発想ではなく、やらなくてはいけないという事から、どうすればできるのか?しかないのです。
課題などというレベルの話ではなく、"毎日命の危機にさらされている、十数年前、こういう雇用を行おうと決めた時から365日休み無しを決めた"などなど、全てがそんな調子で一貫しているのですから、ちっぽけな規模で、一端の苦労をしているつもりでいる自分が、本当にちっぽけな人間に思えて、ある意味、元気にもなりました(笑)
大久保寛司さんは、渡邉さんを評して、現代のマザーテレサであり、しかも実業版だと仰っていましたが、正にその通りの、日本にとっての救世主だと思いますが、理解できない事に、その邪魔をしようとする行政があったり、やりもしないのに批判だけする人達も居るそうですから、それこそ、本当の"障害”ですよね。
日本で最初の学生ベンチャーで色々な規制と戦って来られた堀場最高顧問も、行政が行なうべき事の意見を求められて、"民間が行なう事の邪魔だけしないでくれ"と言われたという話を思い出しました。
飲みに行くのも止め、9時には寝て3時に起き、365日休み無しの生活を続けられている渡邉さんは、その生活が楽しくて仕方ないと仰います。
生きている実感なんでしょうね。
やってもいないのに批判だけする人や、目先の自分の利権、利益の為だけで動いている人などは、生きているって実感はあるのでしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿