昨日はフューチャーセンターin 四国というイベントにゲストでお招き頂き、日帰りで高松に行っておりました。
”対話の力で新たなな未来を創造する”というもので、コミュニティー開発に長年取り組まれ、フューチャーセンターという概念において第一人者である、ボブスティルガー氏と、”内省と対話”をキーワードにリーダーシップや組織変革を研究されている香川大学の八木先生がファシリテーターを務められ、8割くらいが20歳代というメンバーの中、色々なメニューで対話を行いました。
何人かの若者が、言われてみれば、夢など考えた事がなかったと言っていた事に、改めて考えさせられました。
又、”夢っていってもそれぞれで捉え方が違うんですね”という気づきも出ていました。
確かに夢って言われても、ある人は、実現できない様な、正に夢の世界を”夢”と捉えていたりしますし、夢に向って頑張っていますというある人は、”夢”は実現可能なものと捉えていたり、まずその時点から違っていますよね。
近頃の若者には夢が無い・・そんな事も良く聞かれますし、私も感じたりします。
でもふと思うと、我々の年代や上の年代の方が持っていた夢って何なんでしょうか?
物が無かった時代から、豊かになりたい、金持ちになりたいと思って頑張って来られた世代、又、我々世代はバブルを若い時に経験し、その下の世代もネットバブルと言われた時代がありました。
しかしそれは全て、お金であり、結局はモノを求めているんですよね。
今の20歳代前半の人達、世間では失われた20年と言われますが、彼らからすると失われてもなんでもなく、初めからこの状態であったし、かと言って、モノに困っているわけでもないのです。
そんな中で、モノを求める必要が無い彼らを見て、モノを追いかけて来た人達が、彼らには夢が無いというのですが、それが違うのではないか?そんな気づきもありました。
モノを追いかける必要も無い彼らに取って、今欠乏しているのは、繋がりであったり、心の豊かさであったりするので、心の豊かさを追い求める事が夢となっていっているのだと思いますし、社会貢献的な事に入っていく若者が多いのは、そんなところからなのだと思います。
モノであった目に見える夢や目標が無いから、やる気が持てない、生きる意味を見出せない若者が増えている様に思いますが、やはり人は、夢や目標が無いと、少なくともそれを考えてみる事から始めないと、行動していけないのだと思います。
そんな時代だからこそ、まずは考える機会、場を作る事が大変重要になっていき、多くの人が目に見えない心の豊かさから来る夢や目標を見出していけた時に、日本は再度素晴らしい国に動いていくのだと思います。
だからこそ、今後は、ダイアログ、ファシリテーションというものが必要になってくるのであり、その場も含めたフューチャーセンターという概念?が大変重要になっていくのだと思います。
そしてそれを世界でも推進されておられるのが、ボブさんであり、日本でそれを推進されているのが、京都流議定書初日にもお越し頂く野村さんなのです。
その野村さんの呼びかけで、今週と来週をフューチャーセンターウィークとして、日本各地で80ものセッションが繰り広げられます。
自分の周りでも夢を考える”場”を増やしていきませんか?
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