今週は尊敬する田坂広志さんからメールを頂き、大変喜んでおりました。
一度だけお目にかかった事があり、それを頼りに今年の京都流議定書にご参加頂けないか?とイベント主旨と私の想いを添えてメールで依頼をしていたのですが、数ヶ月も経っていながらも、キッチリとご返事を頂いたのです。
今回、ご出演は叶わなかったのですが、喜んで入れた御礼メールにも再度ご返信頂き、改めてその対応も勉強させて頂きました。
その田坂さんが書かれた「仕事の報酬とは何か」という本があります。
これは、ずっと、日本人の仕事観や職場観を変革したいと思っている私には、ドンスバの内容で、
仕事の報酬には、自ら求めて得るべき報酬と、結果として得られる報酬の二つがあり、本来、収入や地位という結果として与えられる報酬を、自ら求めて得るべき報酬と間違ってしまった事が、日本人の多くが働く喜びを感じなくなってしまった原因であると言われています。
キャリアアップを図ったり、マニュアルを覚えて、手法でお金を得ようとするが、本来、自ら求めるべきは、能力、仕事、成長という三つの報酬であり、それらの報酬を求めない限り仕事の本当の喜びは得られないと言われるのです。
先日うちの会社でも、仕入れ先さんのご協力を得て休日に行なう営業研修の内容が良いので、皆に出てもらい、振り替え休日を取らせるべきか?という相談が上がって来たのですが、私は、そんな有り難い話を用意してもらって、振り替え休日まで取って”頂く”、様な事までしなくてよいし、出たくない人に無理に出て”頂く”必要はないと言いました。
世間でエリートと言われる人、意識の高い人は、休日に自分で高いお金を払ってビジネススクールなどに通っていたりするのに、そんな反応になるというのは、能力、成長という自ら求めるべき報酬を得る機会が用意されているのに、それに参加できるという報酬が見えていない、というそのものなのです。
休日に参加するなら振り替え休日を・・という話なのですから、仕事や働くという事の本質が分かっていない表れだと思います。
一体誰の為に成長するのでしょうか?
誰の為に仕事をしているのでしょうか?
上司や会社の為にやっている、その為に成長を求められ、その為に勉強、努力、しなければならない、そんな感覚の様に思えてなりません。
そんな仕事なんて辛いと思いますし、そんな為の仕事だから、土日の趣味に生きるという話になるのです。
目に見えない報酬を目指す事ができれば、全く、見え方が変わってくると思いますし、生き方が全く変わると思うのですが。
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