昨日は月末、しかもうちにとっては決算月の最終金曜日というのに、何故か夕方方の会合が三件重なっておりました。
その中でも先約でもありましたのと、やはり今の私には、学びが大事であるので、京都で開かれた盛和塾の関西塾長例会を優先させて頂きました。
最近は毎回そうですが、米国、ブラジルなどからも含め全国から1030名もの方が集まり、二名の経営体験発表を聞きました。
二名の方それぞれのお話を聞いていても、まだまだ自分の想いなど足らないなあと考えさせられる事や、具体的に自社での展開を思いつく事もあり、いつもながら良い気づきを頂きました。
又、それぞれの発表について、稲盛塾長がコメントされるのですが、その中に、JAL再生のお話もあり、これらが又、迷っている事への後押しなどになるのです。
JAL再生に向けて、持ち込んだのは、フィロソフィーとアメーバー経営の二つのみである。
フィロソフィーを使って、皆で会社を守ってくれる様に説いてきたと仰っておられました。
要はフィロソフィーで、自社の価値観や目指すべき山をハッキリとさせ、そこに向けて、皆が自主的に考えて行動できる様に、しかもそれが正しい結果を生んでいるのかを見える様にしていけば、どんな業種であれ、どんな状況からでも、会社は良くなるという事を証明されたわけですから、
我々の様な会社など、やるべき事をしっかりやれば、何とでもなるという気になります。
稲盛塾長はJALを通して、日本の企業が、フィロソフィーとアメーバ経営をしっかり行なうだけで、いくらでも再生し、しかも発展していける事を示す事ができれば、自信を失っている日本にとって、大変大きな事だという想いからも取り組んで来られたそうです。
私は幸運にもその大きな会場の演台の横で、本当に稲盛塾長の真横で聞かせて頂いていたのですが、聞いていて、自社のレベルでも厳しくて大変だなどと思っていた事自体が恥ずかしく、穴があれば入りたいという想いにもなりました。
又、常々、経常利益率は10%を出さないといけないという事を言われているのですが、サブプライムや震災という様な不慮の事があった際にも、その利益率を確保していれば、相当売り上げが落ち込んでも赤字にはならず、しかも、それだけの体質を確保できている会社であれば、少し売上が戻っただけで格段に利益が上がる体質となるという事であり、だからこそ、社員やその家族を守る会社としては、経常利益10%を目指さなければならないというお話には、いつも以上に納得しました。
良い会社の為に、社員やその家族を守り、その幸福を追求する為に、うちの会社もまだまだ、全体に落ちきらないフィロソフィーを徹底し、厳しく楽しい会社にしたいと改めて思いました。
こんな事を想うのも何度目なんだろう?
でもいいんです。
こういう事も直線的には上がって行かず、螺旋階段の様に上がっていくのですから。
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