2013年11月17日日曜日

素晴らしい"変人"

今週は又、素晴らしい"変人"にお目にかかる事ができました。

私よりも先輩で、経歴も能力も図抜けて素晴らしい初対面だった方に、こういう表現をするなんて、と思われるかもしれませんが、"変人"と言われる者からすると、これは立派な褒め言葉なのです。

MITでMBA、ハーバードで経営学博士を取得、ハーバードビジネススクール研究員、ロンドン大学ビジネススクール助教授を歴任など、華々しいご経歴で、日本の大企業のリーダー養成研修を行なってこられながら、日本にとって一番欠けているアントレプレナー精神、イノベーターを養成していかないとと、イノベーター公志園http://koshien-online.jp/というイベントを作ってこられたISLの野田さんが、ある方の紹介でお越しになったのです。

勿論、このイベントの存在も知っていましたが、海外の経営学にも精通され、大企業に向けた独自プログラムで研修、コンサルを行なっておられる野田さんが、何故社会起業家と言われる様な人達の支援を行なわれているのかは知らず、正直、ちょっとイベント的に行なっておられるだけだろうと思っていました。

それが今回、京都でイノベーター公志園を開催されるとの事でお越しになったのですが、来られるや否や、"大変でしょう?" から始まり、どうしてそんな事を展開しているのか?幼少の頃から、何がそこに向かわせる切欠だったのか?事業との繋がりは?など、私に対する質問攻めで、その後は、流石に超一流のリーダーシップ研修を構築されておられる方ですから、数十年に渡る私の稚拙な経験や考えなど、簡単に把握して頂き、又アドバイスも頂き、まるで課題のヒアリングにお越し頂いた感じでした。

何故そんな事を行なっているのか?
何にそんなに忙しいのか?、
そんなに忙しいなら、どれかの付き合いを止めればいいじゃないか?

多くの"普通"の方から受けるこれらの質問に対して、いくら説明しても、なるほど!と理解してもらえる人は本当にごく少数なのですが、私などより、幅もレベルも数段上で展開しておられる野田さんから、"この世界へようこそ!でもこの世界は、どんどん広がって行って自分の時間が取れなくなり、自分のやりたい事業とのバランスをどう保つかがポイントですよ"と、正に、ここ最近の悩みであり、なかなか相談しても分かってもらえないところをズバリ理解して頂き、それだけでも少しモヤモヤ感が晴れた気分でした。

そんなバリバリの経験とスキルをお持ちの野田さんが、支援、指導もされるこのイベントは、起業家達にとってはこれ以上ない貴重な資産であり、プレゼントであると思います。

そして、大きな夢を持って、或いは使命感から大きな課題に向かっている人達の姿を見る事は、普段、生きる事、働く事に意味を感じず過ごしている"普通の人"に、様々な気づきを与えてくれると思います。

野田さんにも光栄にも"変人"と言ってお褒め頂きましたが、その私のブログを読んで頂いている皆さんもやっぱり"変人"だと思いますので、"普通"の方々に少しでも"変人"の世界を知って頂く為に、イノベーター公志園にも参加を呼びかけていって頂きたいと思います。

"変人"というのは、変な人ではなく、変える人、変わる人です。
"普通"という意味は、広く行き渡った事であり、一般に通じる事ですから、我々の感覚が"普通"になっていけば、世の中変わっているという事ですし、その頃には違う種類の"変人"が生まれているのでしょうね。

そんな時代になっても、又、変な爺さんと言われているのでしょうか?










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