いつも興味深いテーマについて大学の先生や堀場最高顧問のお話が聞けるクオリアAGORA、先週は、「宇宙の不思議 生命の不思議」をテーマにJT生命誌研究館の中村館長と、宇宙物理の長田京都大学教授のお話でした。
宇宙物理と生命体、一見、正反対とまで言えなくとも全く違う方向からのお話ですが、どちらから見ても、我々人間は構成物の一つに過ぎないと思える程ちっぽけな物で、全く分からない事だらけなのです。
どんどん膨張していく宇宙、その際限はあるのか?その先はどうなっているのか?
多細胞生物は170万種いるとの事ですが、どんなに多様であってもその祖先は一つである。
人間の遺伝子は23000あるそうですが、人間特有の遺伝子は一つもなく、今居る生き物は全て38億年前に行き着くとの事で、この事からも、人間が一番進化した生き物というのではなく、全ての生き物がそれぞれで進化しているという事でした。
こんな風に生命体を分析していくと、人間の存在とはどういうものか?如何にこの全く分からない大宇宙という中で、その中でも数少ない環境豊かな一つの星を、人間だけのエゴや都合で、生態系に合わない事を行っていって良いのか?
と考えざるをえないと思いますし、自分の欲だけで膨張していって、それが何になるのだ
ろうと思ってしまいます。
そんな宇宙の中で、それだけの生命体が全て繋がっているという世の中で、人間の役割を
もっと考えるべきだと思いますし、生まれて来て、生きているという意味をもっと深く考えるべきだと思いました。
また、こんな事を言っていると、マジメだの堅いなどと言われると思いますが、宇宙や生命から考えると、そう考えざるをないのです。
会社もこんな理由から、自社の発展のみを考えるのではなく、その存在意義から考えなくてはならないと思いますし、宇宙と生命という両極から考える事は大変重要だと感じました。
数年前から、うちの社是は素晴らしい!と思うようになったのですが、それは、" 宇宙を想え人愛せ" です。
堀場製作所さんの、 "おもしろおかしく"にも匹敵する社是だと思います。
後は、それに恥じない様な会社になるという事ですね。
勿論、経営者もです^^;
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