そして、従来発想ではなく未来思考で町おこしを行う人や地域は、東京で発信するのではなく、京都で、同じ価値観の人が集まる”TRAFFFIC"から発信していく、そんな場にしていきたいと思っています。
そのお披露目会のゲストで、オープニングの講演をお願いしたのは、ユニリーバ取締役で、人事総務本部長の島田由香さんでしたが、島田さんはWAAという活動をユニリーバさんのプロジェクトに仕立て、全国に広げていかれているのですが、このWAAという頭文字は、Work from Anywhere and Anytimeで、その考えは全く同じで、そのままお話頂くだけで、”TRAFFFIC”のコンセプトになりますから、という事でのお願いでした。

実際お話頂くと、ビジネスとサステナビリティの両立を掲げて世界190か国というグローバル企業の日本法人で取締役、人事総務本部長を務めておられる島田さんのお話は、感性にも訴えかけながら、かつ明快でもあり、会場に居たうちのスタッフも、今までで一番よく分かったのではないか?と思うほどでした。
私的には、WAAもそうであった様に、発想の源が同じじゃないのか?と思うほど、出てくるキーワードも同じで驚きましたが、その奥行き、幅など、厚みもありながら、それらの紡ぎ方が繊細で、私自身スッキリしたくらい、伝わり方や、人の動機付けの差を見せつけられました。
人のマインドセットを変える事はできないが、人のマインドセットは変わる。
その人が変わるまで、全包囲で刺激を与える。
自律と自立の違いは、決まっていない事を自分でできるのが自律で、決まった事を自分でやるのが自立、自立の前には、自信、自発とあり、それを生み出していくにはまず自覚が必要だが、自覚を持つには、その人の興味ある事しか生まれない、などなど。
難しい問題に対しても、どうすれば良いかの示唆を頂きました。
WAAにしろ、TRAFFFICにしろ、この働き方を実現する為には、ITツールやドキュメント管理が外せませんが、しかしただ単に技術やツールを並べれば良いのではなく、方向性、価値観が同じでないと、そういう働き方も本質的にならないと思いますので、そういう意味ではサイボウズさんしかないと思ってのお願いでした。
このお披露目に向けては、このコンセプトからリニューアル工事全て、若手中心で委員会を作り、いつもの如く?私は要望だけを伝えて一切タッチしませんでしたので、それも含めてプロデュースしてもらったリリースさんには、大変お手間もお掛けし、お世話になりましたが、リリースさんにとっても、”TRAFFFIC”で価値を蓄積し、増幅して発信していく場としてもらえれば、京都から新たな流れを作っていけると思います。
最後に、実はパネルディスカッションでは、新たに作り変えていく子会社のメガミについても触れようと思っていたのですが、コーディネーターの桜井さんの問いが深すぎて、考えるのに必死で、言うのを忘れてしまいました。
時間と場所を選択できるというコンセプトは、地域の話ではなく、これまでの働き方で不自由であった人、活躍しきれていない全ての人が対象となり、女性活躍という問題においても、これが一番のキーとなります。
”TRAFFFIC”という場を進めていきながら、メガミの方では、女性に特化して進めて参りますので、そちらも是非ご注目下さい!
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