2010年10月1日金曜日

10'10月ウエダ本社社報

《AKB48から考える日本のあり方》

先日AKB48の次期シングルに向けた選抜メンバーを、じゃんけんで決めるというイベントが日本武道館で開かれ、大勢のファンが詰めかけ、じゃんけん決戦に声援を送っていた様です。
こんなニュースを見て、私は色々な意味で複雑な気持ちになりました。

プロデューサーの秋元氏は、時代を読む力、流れを作り出す能力に長け、間違いなく有能なプロデューサーだと思います。
しかし、この様なノリは、ちょっと悪ノリではないか?と思いますし、そんなノリに多くのファンが必死になって乗せられているのが、正直、日本の行く末を考えると、ぞっとしました。

ある意味、こんな手法で受けるという様に思われる、今の日本人ってどうなのか?と思いますし、同時に、受ければ、面白ければ、売れれば、何でもありで、流行だとかという事で片付けて良いのかと思います。
ここ数年、お笑いの世界でも、素人とどれだけ違うの?と思う様な、一発ギャグだけで簡単にスターになってしまう傾向がありますが、作り手側や、マスコミなどの送り手側のポリシー、節操がもう少し何とかならないかと思います。

テラルネッサンスなどの活動を通して教えられる事は、世界において大多数を占める貧困層では、何においても選択するという余地がなく、先進国に生まれ育った我々は、まず、選択できるという事が幸せであるのですが、その事に気づくどころか、逆に情報が氾濫していて、自分自身で選択する力が圧倒的に弱くなっており、選択肢があり過ぎて、何をやって良いのか分からない、目指すべきものがないと、悩み苦しんでいる人が多いのです。

元々が素人から選ばれた様な集まりの中で、自分の応援する女の子を一番人気させたいとか、センターを取るためのジャンケンを必死で応援しているという日本の姿は、選択肢すらない貧困地域に居る人達からすれば、とんでもなく幸せな事だと思いますが、“生きる”という人間の本質的な事からすると、果たして幸せなのか分からなくなってしまいます。

せめて影響力のある有能な方々は、目先の儲け、流行りなどだけではなく、どうあるべきかを考えて展開して欲しいと思います。
ウエダ本社ではそんな中で、せめて日本の職場や、仕事観、企業のあり方などから、日本のあるべき姿を考えていきたいと思います。

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