2015年11月15日日曜日

時間が無い!のではない

今日、6月から勉強に行っているプロパティーマネジメントの第一弾の試験が終わりました。
昨夜は、いつ以来でしょうか、勉強でほぼ徹夜状態でした。

平日は従来の動きに加えて、今期から営業本部長としての営業同行、土日はKYOCAのイベントや他の会合などで埋まっており、勉強についていけないながら、リカバリーできる時間がなく、又、試験とその講座である昨日、今日と、KYOCAでは自分が出演する筈であったものも含めて大きなイベントが重なっており、これは継続するのは無理か、と正直、脱落しかけていました。

サポートに入っておられる有資格者の方に、半分泣き言の様な相談をした所、逆に、ここで止める方が勿体ないとご説明頂き、イベントについては主催の方や、KYIOCA担当者にも話して、勉強の方を優先させてもらう事にしました。

KYOCAの方も、スタート時には鍵の開け閉めから、会場準備なども行っていたものが、今では、私の知らない間でも、全て担当者と、コラボしているオープンガーデン社で回してくれており、当初から見れば本当に有り難い状況です。

その間、色々な方に、わざわざKYOCAにイベントを持ち込んで来て頂き、本当に多くの方に助けて頂いていると思います。

昨日は尊敬するアミタホールディングスの熊野会長が、想いを込めて展開しておられる信頼資本財団の年に一度のイベント”信頼デイ”もKYOAで開催されていましたが、正にKYOCAも信頼で人が集まり、価値を生み出していると思います。

そんな事が大きな価値になるのだ!と、感覚だけで言うのではなく、私自身、皆の協力も得ながらしっかり勉強して、理論でも語れる様にしていきたいと思います。

先日、CoCo壱番屋創業者の宗次徳二氏の講演を聞きました。
ご夫婦で喫茶店から始められたCoCo壱は今や世界で1400店舗以上あるそうですが、驚くのは、それだけでなく、今まで全店で一度も、値引きやセット販売などは行った事がないそうです。

お客さんからも、フランチャイズ先からもどれだけ要望が来たか分からないとの事ですが、社長時代も店の洗い場に立ち、お客さんが食べられた後のお皿を見ていると、値下げしないと駄目なのかどうかも手に取る様に分るとの事でした。

そんな宗次さんは、1日15時間、年間4500時間仕事と仕事漬け、経営者など努力さえすれば誰でも成功できると仰っていました。

時間が無いなどと言っていて、やりかけた事も脱落しかかっている様では、そりゃうまくいかないと思います。

今期は、私自身も、任していく所、率先垂範していく所、それに合せた時間の使い方を考えていきたいと思います。

でも実年齢を考えて、徹夜状態は避けたいと思います。

2015年11月8日日曜日

ウエダ本社もイノベーターとして

今週は社会イノベーター公志園の結晶大会への参加、aeru gojo 店のオープニングレセプション、ウエダ本社で、こどもみらい探求社さんとのコラボイベントと、”ソーシャルイノベーター”達と、どっぷりと過ごした一週間でした。

公志園については、何度も書いていますので、説明は省きますが、今年は実行委員として、最初と中間段階も見ていましたので、素晴らしい想いと人間性を持ったイノベーターが、巨大企業の経営者、行政、シンクタンクなどの錚々たる方々に、愛ある叱咤激励を受けながら、半年間で、全くステージが変わるほどの成長をして行く姿を間近で見て、自分自身、奮い立つものがありました。

”何でそんなに言われないといけないんだ”

”自分が一番この事に詳しくて想いも持って考えているのに、何もやっていないあなた方に言われる筋合いなんて無い”

そんな事を思ったイノベーターもおられた筈ですし、私があの立場でもきっとそう思ったに違いないと思います。

しかし、ふと冷静に見れば、本当に忙しい、世間的には凄い立場の方々が、少ない休みをこの伴走に割いてまでの意見であり、それだけの言わば同志に対しても、伝わらない表現であれば、単なる傍観者や、ましてや抵抗勢力を動かすパワー、巻き込みなどできるわけがなく、それであれば、幾ら正論を言い、想いだけ持っていても、世の中の課題を動かし、解決に向かわせる事などできないのです。

そういう意味で、イノベーター公志園は本気で、大きな壁に向かい、その壁を動かしていけるリーダーを養成しようとしているのだと思いますし、そこがまた、協力している側も、刺激も得ながら、楽しんでるのだと思います。

金曜日は、二店舗目となるaeru gojoのオープニングレセプションに出席、とても店舗とは思えない畳の間で、門川市長、京信の榊田専務をゲストに迎えて、車座になってのディスカッションという、矢島さんの巻き込み力を見せつけるレセプションでしたが、それこそ、公志園にも出場していた矢島さんの伴走者を務めておられた日本GEキャピタルの安渕社長もわざわざ駆けつけて来られていました。


土曜日は、ウエダ本社で、”かぞく保育園”というイベントを開催しました。
これも、小笠原舞さん、小竹めぐみさんというそれぞれでも活動しながら、二人では、こども未来探求社という会社も設立して活動しているイノベーターですが、ウエダとしても、女性の働き方、特に、子供を持ちながら働ける企業の風土作りを一緒に研究していこうとしてのものです。
既に京都でも大注目されている矢島さんは、レセプション時でも、全ての京都での切欠は京都流議定書が作ってくれた、と言って頂いていたり、関東では既に活躍している小笠原さん、小竹さんも、関西にウエイトをかけようとして、その足掛かりをウエダ本社と組んで進めようとしてくれていたり、
本当に有り難い事ですし、そんな有望な人達、そして有益な活動の少しでも支援になっているのは、役に立っていて嬉しいのですが、そろそろウエダ本社としても、自らが大きな壁に向かって、その壁を打ち破って行くイノベーターとなっていきたいと思います。

2015年11月1日日曜日

宮古島で改めて

今週は、宮古島に勉強会で行っておりました。

ゲストスピーカーはカルビ―の松本会長。

松本会長には、昨年度、例会担当をしていた京都経済同友会でもお話頂いたのですが、今回は少人数で、しかもホテルに半日こもっての講演でしたので、お腹にズシリと来るお話でした。

初っ端から、「私はゴルフも40数年やっていっこうにうまくならないし何の取柄もないが、唯一才能があったのが経営で、儲ける事だ」という、強烈なパンチからスタートしました。
整理して来いと送り込まれた伊藤忠子会社を黒字会社に転換、45歳で退職した際には、23社からオファーがあり、その内のジョンソン&ジョンソンの日本支社長として、経常利益率を15%から52%!!にまで上げて定年退職、その後、カルビーの会長に就任されて創業家念願の上場を達成、その後も上場時の株価の10倍前後まで押し上げたというイントロの紹介で、出席していた経営者の皆さんも、気のせいか背筋が伸びて聞いておられました(笑)

会社の経営は易しく考えろ! 
世の為人の為にやる事と、儲けろ、という事だ。
経営とは、シンプルに全てのステークホルダーを喜ばせる事である。

うまくいく経営の要素は、ビジョン、プラン、リーダーシップの三つである。

リーダーとは、組織を率いて、継続して、成果を出し、結果に対して責任を取れる人であり、必要なものは、①圧倒的な実績②なるほどと思わせる理論③この人について行きたいと思わせる人徳である。

こんな調子で、経営とは?から、経営者の在り方、組織での展開、仕組化、仕事とは?や、我々の最大テーマでもある働き方、そしてダイバーシティ―についてなどなど、具体的施策まで全体構成を分かり易くご説明頂き、自分自身と自社にとって、足らない所もよく分りましたが、出るのはため息ばかりでした。

そんな話が繰り広げられているホテルの外は、東洋一とも言われる与那覇前ビーチが広がり、海水の透明度も、今まで見た中でも随一のものでした。


宮古島には山が一つも無く、川も無いので、海に陸から汚れた物が流れ込む事が無いから、海の綺麗さが守られているとの事でした。

経営においても、色々な事を考えているつもりが、わざわざ異物を混入して、かえって清流を汚してしまっているのかもしれません。

我々もミッションステートメントは、検証してみても、結構いい線いっている様に思うのですが、その後をシンプルに決めた事に忠実に、私自身が改めて”儲ける”という事に拘ってリーダーシップを磨いていきたいと思います。

そして儲かった時にはゆっくりと、皆で休暇で、この海を楽しみたいものです。


2015年10月24日土曜日

弱音を吐かない練習

先週はブログを休ませてもらいました。

6月から土日はプロパティーマネジメントの勉強に行っている事が多く、毎回、授業の時点ではついていけないので、帰宅後見直して日曜日の確認テストに向かうという自転車操業の様な事になっているのですが、土日には大体KYOCAでのイベントや、役を担っている会などがあり、夜だけは顔を出すというパターンも続いて、時間が作れませんでした。

これから12月まで、イベントも三つも重なったりする日もあり、出演や参加をお断りしなければなない事も多いですが、その様な状況ですので、ご関係の方にはご了解頂ければ幸いです。

平日には、今期営業本部長として、営業同行なども行っていますが、これまで繋がっていなかったウエダ本社で展開しているイベントや研修、NPOやソーシャルビジネス、CSR活動などへの関わり、大学との研究、リノベーションや町づくりなどとの関わりを、所謂、従来の本業と繋げていく事を目的としており、今期には少し、その辺りが見える形になってくると思います。

逆にそうならないと、営業本部長は首に致します(笑)

そうは言いつつ、現場で営業と同行をしていると、そもそもの事が全然できておらず、長年放置してきた事が恐ろしくなると共に責任を感じています。

そんな中、今週はブロックスさんと共催で行なっている試写交流会で、西精工さんのDO ITのDVDを見せて頂きましたが、ほんの二十分程見ただけで、圧倒的な差を痛感させられました。

ブロックスの西川社長が、とても一本には編集できないと二本組みにされた理由もよく分りましたが、研修として皆で観るという点においては最高傑作ではないかと思います。

出来上がった凄い会社というのではなく、一見は、自社との距離が近く、そういう意味でも社員と一緒に見やすいものですが、それだけに、自社との差も圧倒的に感じる事ができ、よくある、経営者だけが辛い?DVDではなく、特に、中間層(リーダー)ともその辛さを共有できるものに仕上がってます。

試写交流会後は、社員と共に西川社長と終電近くまで懇親?ではなく、熱い人生論を語り、翌朝出社すると、同じ会場で又セミナー準備されていたのですが、それが何と、鬼澤さんが講師で来られるとの事だったので、空き時間には、覗かせて頂きました。

セミナーは行政マン向けの人材マネジメント部会というものだったのですが、丁度、そのスタートと、夕方の纏めの際の鬼澤さんのお話を聞く事ができ、これ又、ほんの十分程の話なのですが、気づきと反省をする事となりました。

”何事も人を巻き込み、動かしていかなくてはいけないが、人を動かすにも、まず、自分の中の人、つまり自分を動かさないといけない。
その為に、人格を磨いていかなくてはならないし、自分の中に目的、あるべき姿をしっかり持っていなくてはならない”

私も同じ様な事も言っているのですが、その私自身が、鬼澤さんの話がスッと入ってくるという事は、自分自身まだまだできていないという事と、やはりここでも”誰が言うか”で、私の話は伝わっていないよな~と客観的に感じる事ができ、短い時間でしたが、気づきを頂く事ができました。

いつも思いますが、こんな素晴らしい方々が集まって来て頂くウエダ本社は本当に幸せな存在ですし、その良い空気感を日本の閉塞感の打開に向けても、もっともっと広めていきたいと思います。

その為にはまだまだ課題は色々ありますが、自分の中の自分を動かして、弱音は吐かず進んでいきたいと思います。

来月、再来月と、このプロパティーマネジメントの試験があります。
正直脱落しかけていましたが、まずは精神修行として、弱音は吐かないようにしていきます(笑)







2015年10月11日日曜日

靖国神社参拝

今週はFBでも少し触れていましたが、なかなか行けない所に行っておりました。

知っている名前の部屋がずらりと並ぶ衆議院会館、昭和初期の純国産の最高技術を集めた国会議事堂、首相官邸では、前日には大臣、翌日は副大臣が選ばれるという間の日で、皆さんが並ばれる階段には、赤いカーペットが敷かれていました。
官房長官も1時間後に会見をされる記者会見場では、参加メンバーも代わる代わる写真を撮らせて頂きましたが、やはり何だかんだ言っても、日本を動かしているど真ん中ですから、高揚感がありました。

多分殆どの政治家も、初当選した頃は、我々よりももっと大きな胸の高鳴りを覚えた筈ですが、ずっとその真ん中に居ると、誇りが自尊となり、それが段々と尊大になっていくのでしょうか?

内閣官房副長官とも面談させて頂くという、おまけの後は、靖国神社に参拝に行きました。

これも初めての経験で、参拝も凛とした空気を感じて心が静まりましたが、奥にある遊就館は、明治期からの、日本では何故かしっかり教える事のない近代史の系譜が納められており、ここだけでも時間を取って再訪したいと思う場所でした。

その後は、防衛省の、東京裁判の法廷となった大講堂(移築されたもの)にも行き、現在の中枢から日本の歴史にも触れた本当に貴重な一日でした。

靖国神社参拝というと、イデオロギーを持ち出す人もいるでしょうが、私は特に、"right" な思想ではありません。

靖国神社はA級戦犯の合祀をしたが為に、政治的な駆け引きのリトマス紙の様な存在になってしまいましたが、いくら"left"な思想の方でも、これらの事実があっての今であり、今の自分自身もあるのですから、しっかりと知る事は必要だと思います。

私は、親父が戦争に行っておりましたので、ふと、親父が戦死していたら、、自分はこの世に存在していないのだと思う時があります。

でも考えてみれば、親父が戦争体験があるかどうかは別として、今生きている人全て、自分の祖先の誰かが戦死、いや戦死でなくても、その子供が生まれる前に亡くなっていたら、生まれていないのです。

そう考えると、イデオロギーがどうだとかという話ではなく、正しい事も正しくない事も、それが有っての今なのですから、自分達のルーツはしっかりと学ばないといけないと思います。

自分が生きている間だけでも、あの時ちょっと、こちらに行っていたら、この出会いがなければ、、、
全く違う展開になっていたという事の連鎖なのに、その自分が生まれてくるまでに、途方もない人々の行動や、選択の掛け合わせが折り重なっての今の自分があるのです。

”やりたくない”、”めんどくさい”、”自分はどうなってもいい”、そんな自分一人の軽はずみな思いで
いいのでしょうか?

自分の選択が、後の時代に生きて行く人達に、良い影響をもたらせる事になれば、、それが生物としての本望なのではないでしょうか?

国会議事堂で日本の中心に居る人には、そんな日本人を継承しているという自覚を持って、初登庁した際の想いに立ち返って欲しいと、先日の安保法案の醜態を見て、より一層思います。

2015年10月4日日曜日

社会イノベーター公志園でのファシリテーター

今週も講演や、役を務めている会の出席など忙しい土日でした。
他にも重要な会、出たい会などが重なっていて出れず、ちょっと土日は、イベントや会で目いっぱいになってきました。

今日も朝から、社会イノベーター公志園の出場者をブラッシュアップする為のワークショップが行われ、ファシリテーターを割り振られて参加しておりました。

タイムキープくらいで後は各チームの伴走者達が勝手に話進めるから、との説明とは裏腹に、前回に行なった出場者のプレゼンを皆で見て、プレゼンの内容、声の抑揚から、使用する映像、音楽なども含めて、かなり辛辣な突っ込みを入れていくもので、それを引き出していくという重要な役割でした。

実行委員でお手伝いすると思っていましたが、とんでもない話で、財閥系企業の役員さんや、コンサルタント業、経営者という凄い方々が伴走者として分析、アドバイスされる光景は、こちらが大変勉強させて頂きました。
とてもタイムキープくらいの進行で作れる場ではなく、主催者の野田さんからも、そんなやり取りで残り一か月で全く磨き上げられないという厳しい指摘も頂きましたが、それ自体もなかなか得られる事ができない貴重な機会だったと思います。

思いを持って大きな課題に向かっている実践者にすれば、やっていない人から言われるのなんて
納得いかない事だらけだと思いますが、それでも、応援しようとする伴走者や支援者にも伝わらない話が、一般の方を振り向け、巻き込んでいくものになる筈もありませんので、その納得いかない壁を越えて、如何に、自分の思いを伝え、共感を呼び、協力を得られる様に巻き込んでいけないと、それこそ正しい事を言っていても役に立たないのです。


社会イノベーター公志園は、意思あるイノベーター達を、ビジネスシーンで活躍する人、早い話が大企業のTOPなどにも伝わるモデル、プレゼン能力を養成し、世の中の仕組みを大企業が変える事によって早く変えていく事を狙っているのだと思いますが、それだけに、他のソーシャルイベントとはまた違うものですので、ソーシャルというものについては初級の方、大企業でCSRなどに関わる方、会社をその方向に進めないといけない方などは、是非、参加して頂きたいと思います。

結晶は11月3日東京です。 http://koshien-online.jp/


2015年9月27日日曜日

ウエダ本社としての腹決め

先週のブログでも、盛和塾世界大会で発表された台湾の塾生の話を書いていましたが、ご自分の様に貧しい事が理由で、しっかりとした教育を受けられなかった人達の職業を作っていく事を使命として展開され、見事に成功しておられたり、今週の石坂産業さんの様に、意図や事実に反して地域から悪者扱いされ、想像するに、人としても許されないない言動や、腸の煮えくり返る納得のいかない事だらけであったであろうにも関わらず、地域に必要とされない仕事をしていても駄目だと、
裁判にもかけて来ている地域の人の為に、会社の環境、在り方を変えて行かれた話などは、本当に見ている所、そもそもの次元が全く違う様に感じました。

しかし、こういう話を聞くと、一つの事に真っ直ぐに向かっておられる姿に、羨ましく思うというか、羨望の眼差しで見ている自分もいるのです。

ただ同時に、そういう想いがありながら、全部中途半端で時間ばかりが経過し、自分は大した事ができていないと、落ち込みもしてしまいます。

何の為に会社をやるのか?

何故、そんな一見、本業と関わりの無い事ばかりやるのか?

目立ちたいのか?

人からはずっとそんな問いかけをされ、自分でも何故?って思った事もありました。

”謙虚にして驕らず” 京セラフィロソフィーにもあり、それを実直に実践しておられる様な稲盛塾長が、サラリと自慢の様な話をされる事があり、初めの頃私は、そのギャップが分からなかったのですが、ある時、”稲盛和夫に与えられた能力は稲盛和夫個人の物ではなく、それは、世の中の為に使いなさいと天から与えられたものなのだ”というお話をされた時に凄く腹落ちがしたのです。

その話で私も同じだというのはおこがましい話で、とても才能などありませんが、その考え方は凄くスーッと体に入り、何の為に会社を経営するのか?という事についても、私自身、そういう事なのだと納得感があったのです。

そもそも会社を経営するという立場の人は、企業数が420万社としても、全人口の3%しかいないわけで、その少数に入る言わば”才能”を、最大限に世の中の役に立てる事が、会社を営む目的であるし、もっと言えば、自分が生まれて、生きて来た証だと思うのです。

経営者たるもの、そうあって欲しいと勝手に思っている所があり、その中で、利他と口にしながら、
自社の利益ばかり追いかけ、自分達が楽しんでいるだけという人を見ると情けなく思っている自分が居るのですが、逆に、こんな風に、腰を据えて、そもそもの所を追求しておられる方に会うと、自分は思っていても、全然何もできていないと、自暴自棄にも陥ってしまうのです。

今期、ウエダ本社では、改めて自社をモデルにしながら、日本のオフィス、職場の在り方を研究して参ります。

自分の才能とはおこがましいですが、よく評価して頂く点として、幅広い人脈や、その多様な人を繋げる役割、という事がありますが、それを世の中の役に立て、オフィスを対象としてきたウエダ本社として、日本でも全然開かれていない硬直化した企業の職場環境を変革する事に、全て振り向けていこうと思います。



2015年9月21日月曜日

フィロソフィー血肉化のバロメーター

先週は、KYOCAでは、issue + design さん他、平日のイベントが有ったり、京都CMEXのレセプション他、梅小路公園界隈でのイベント出席、信頼資本財団の理事会他、外部で関わる団体などの会議、そして盛和塾世界大会での横浜出張、その間は来客と、殆どスタッフと会ってない感じでした。

盛和塾世界大会では、毎年ではありますが、凄い展開をして来られた塾生の発表に、全然努力が足らない事を思い知らされます。

今回発表された台湾の塾生のお話は、貧しくて家族が一緒に住めず里子に出されて成長し、お金という成功を目指してコンサルタント業で成功を収め、その後、素晴らしい人格者との出会いから、
人としてしての役割、天命を目指して、自分の様に貧しくてチャンスがない人の雇用を行う為に事業展開をされ、そちらでも見事に成功をされているお話でした。

発想があくまで自分が儲けるというよりも、世の中の為にどうできるか?という事からで、苦労している家庭の子供に就労の機会を作る事に全てを注いでおられました。
そしてそれでいて、元々の能力と、ハングリー精神で事業を立ち上げて来られた強さから、事業としてもしっかり成功させていかれている姿に、感動すると共に、本質を教えられた感じがしました。

この様な話を聞くと、本来、日本の方がその様な発想を持っていた筈なのに、その良さが薄れていっている様に感じます。

利他と言っても、成功したからこそ利他に向かう人は、まだある意味自然なのかもしれませんが、
自社の成功ばかり考えている人、利他とした方が成功するからという利己心から利他を唱えているケースも実は多い様に感じます。

二日間の大会で、殆ど、コメントもされなかった事を見ても、かなり体調が悪い中、皆の為を思ってフル参加しておられた稲盛塾長は、何の為に成績を伸ばすのか?それは私的な願望ではなく、公の目的の為でなければならない、そしてその為に盛和塾で学ぶのだと今回の講話でも仰っていましたが、そんな真髄を貧しい環境から立ち上げて来られた台湾の方の方が実践しておられる様に感じました。

台湾と中国は考え方は違いますが、中国系の方は一般的に個人主義で、拝金主義的な印象ですが、こと盛和塾ではその様子が違います。

それを見てもやはりフィロソフィーが重要だと感じますし、”JAL再生は、フィロソフィーとアメーバ―会計で行なったと言っていたが、アメーバ―会計が作用したのは二年目で、特に初年度はフィロソフィーだけで黒字転換した”とも仰っていましたが、”社員と共にフィロソフィーを血肉化するだけで、業績は伸びる、逆に、それができない中、手法や手段をいくら講じてもそれは砂上の楼閣であり、直ぐに崩れる”との事でした。
そして、”血肉化されている状態というのは、同じ話を聞いても、常に新しい気づきがあるのであって、前にも同じ話を聞いたという状態はまだ知識の状態で、全然血肉化できていないのだ”、というお話でした。

これには正に腹落ちした感じで、今期は、改めてフィロソフィーの血肉化を目指していきたいと思います。

社員の皆さん、今期は、更に、同じ話を繰り返すと思いますが、その反応が血肉化のバロメーターですから、毎回新しい気づきになる様、どうぞよろしくお願い致します(笑)

2015年9月13日日曜日

”けったいな奴っちゃ”を胸に

今週は、KYOCAでの京都ショコラボオープニングイベント、堀場最高顧問のお別れの会と、大きな事がありました。

ショコラボオープニングは、集客がしっかりできていなかったにも関わらず、用意した100名席は満杯で追加する盛況ぶりで、門川市長のご挨拶、KBS京都のテレビ取材など、華やかな形で迎える事ができました。

門川市長には5分程のご挨拶の中で、ウエダ本社が京都流議定書を行い、KYOCAというビルを展開し、ソーシャルの拠点としていく意味など、そこまでお話した事はないにも関わらず、的確に捉えて頂いていて有り難かったのと共に、いくら話してもピンと来ない人が多い中、本質を捉える目には驚きました。

ショコラボを行う意味をご理解頂いたり、応援しようとされる方々が集まっておられたので、勇気づけられましたし、京都ショコラボにとっても良いスタートとなったと思います。

翌9日にあった堀場最高顧問のお別れの会は、政治家か大スターか、国賓かでないと、こんな会はないだろうと思う程の素晴らしいものでした。

千玄室大宗匠の80年にも渡るご友人としての語り掛ける様なお言葉、そして伊吹文明元衆議院議長の、”政治家らしからぬ”全く何も無しで10分程にも及ぶ30年の経緯を語られた挨拶は、感情がこもったもので、目頭が熱くなりました。

私も、血の繋がりも無い方で、亡くなった後もこれだけ、何か空虚感を感じるのは初めてです。

その理由の一つは、どう考えても、あれだけユニーク(唯一無二)で、あの様に大局からものを見て、真逆の意見でも飲み込める懐の深さを持っておられる方などおられないので、今後益々難しい局面を迎えていく中、京都のみならず日本にとって大きな支柱を無くしたと思うからです。

個人的にも、17、8年前からお付き合いさせて頂いていた中で、簡単に厚かましくご相談に行く事は控えており、ウエダ本社に来て倒産危機に直面した際に一度、京都流議定書の件で困った際に一度、そして他の方の相談で二度の計四度だけでしたが、それでも本当に困れば最高顧問に相談できるという気持ちを何処かに持っていた様に思いますし、それだけに、心の拠り所を失った様な空虚感があるのだと思います。

素晴らしい弔辞をされた伊吹文明さんとそれだけ懇意でありながら、民主党議員の後援会長も並行して務めておられたり、日本の為には、共産党がしっかりしないと駄目だと、共産党の議員さんに発破をかけたり、党だとかというレベルではなく、イイものはイイ、健全な野党ではないですが、健全なる対立軸や反対意見がないといけないというスタンスなど、いつも考えておられるレベルが違っていました。

”けったいな奴っちゃ” 私の誇りは、堀場最高顧問が私の事をこの様に紹介頂く事でした。
標準語で言えば、”変わった奴だ”になるのでしょうが、全く無趣味で自分でも面白くないと思う私を”けったいな”と仰って頂いていたのは、表面上”面白い”という意味ではなく、他人と違うというユニークという事だと思いますし、私にとっては最大級の褒め言葉でした。

同様に、社是にもなった”おもしろおかしく”も単におもしろく楽しいという意味だけではなく、もっと深いもので、人間の本質から来る言葉だと思います。

これについては、稲盛さんが盛和塾の中で、おもしろおかしい経営などあり得ない、と、公然と堀場さんの事を批判された事がありました。

ほんの三年ほど前ですが、その事も堀場さんはご存知で、その話に水を向けると、”何でアイツはあんな事を言いよるんやろうなあ。別に仲ええんやけどなあ”と苦笑いしながら仰ってました。

稲盛さんの事を”アイツ”と呼ぶ人など初めてでしたし、大物の関係を垣間見る事ができたのも、経営者の端くれとして、そんな一コマも高揚感を覚えたのを思い出します。

90歳で亡くなられた堀場さんは、その3倍ほど中身のある人生を送られたと思います。
それでも、”それまでは好きな事をやって生きて来たから、いつ死んでも悔いは無いと思って来たが、80歳を超えてから、まだまだ知りたい事、勉強した事が沢山あって、死にたくないと思う様になった”とよく仰っていました。

その話をしておられる映像が、お別れの会で献花を済ませた後の食事など、ふるまいされる部屋で繰り返し流されていましたが、そのメッセージを直接教えて頂いていた我々がもっと頑張らないといけないですね。

7,8000人(新聞発表では5000人)と思われた来場者の殆どが、本当に、惜しい人を亡くしたと思われているお別れの会などまず無いでしょうし、こちらもそんな想いの方が集まっておられたので、より素晴らしい会となったのでしょう。

90歳にもなって、まだ知りたい事だらけ、勉強したい事だらけ、そんな風に思える人でありたいし、そんな生き様を表せる生き方をこれから追い求め行きたいと思います。


2015年9月6日日曜日

受益者総会から感じた ”たくましく、そして、やさしく”

今週は東京、横浜への出張と、土曜日は鎌倉投信さんの受益者総会に出席しての対比構造が印象的な一週間でした。

出張では、大企業への訪問と、大企業が関わるプロジェクトの話を伺っていましたが、資金が豊富で、一挙に色々な事ができる羨ましさと、一方で、セキュリティーはガチガチに厳しくなっていく中、コミュニケーションや、コラボレーションをキーワードにしているちぐはぐさというのか、本質から外れた展開を感じました。

しかしそれは大企業が悪いのではなく、現在の日本において、大企業の立場では、そう展開するしかない様に思います。

簡単に立ち入れない管理された空間で、取ってつけた様に、かっちりと作られた場で、コラボレーションやイノベーションと言う光景を見て、首を傾げると共に、ウエダ本社としての進むべき方向も確認できた様に思います。

鎌倉投信さんの受益者総会は、全国から約700人という、二年前京都で行なわれた際の二倍弱ほどの応募人数で、新井さんのプロフェッショナル出演効果だけではない、潮目の転換を感じました。

パタゴニア、池内オーガニック、トビムシ、マイファームのパネルディスカッションの他、障がい者雇用に命を燃やすと言っても過言ではないダックス四国の且田社長や、古着などからバイオエタノールを作る日本環境設計の岩元社長のお話などは、ミッション、使命だけでなく、ビジネスとしての力強さがあり、他のソーシャルの集まりとも違うものがありました。

鎌倉投信さんの社是は、伊那食品さんの「いい会社をつくりましょう」を”了解を得て真似て”、「いい会社を増やしましょう」としておられるのですが、サブタイトルにある、”たくましくそしてやさしく”の通りに、たくましさがあり、それだけに潮目が変わる力を感じたのです。

来年からマイナンバーが施行されると、企業を取り巻く環境は、益々堅苦しいものとなり、より管理がきつくなり、息苦しい状況となるでしょう。

そんな中で、女性活用の目標が数値化され、制度で、女性や障がい者雇用が強制されても、それを受ける側にとって、望まれる環境は生まれていかないと思います。

それでも売り手市場の学生は窮屈な大企業ばかりを目指して、又、ミスマッチを助長していくのです。

日本の働く環境を本質的に変えていくには、中小企業が頑張らないと駄目だと思います。

そんな事が見えているだけに、ウエダ本社の役割も大きいと思っていますし、今期は、鎌倉投信さんとは違う立場で、組織としてゆるーい所を整えて、”たくましくそしてやさしく” でいきたいと思います。

2015年8月30日日曜日

来期のウエダ本社の展開から、改革が生まれる?

今週は毎日、終日社員面談でした。
その合間をぬって、毎日一件づつは、外部とのミーティングもあったので、一週間ずっと誰かと話していた感じです。

ウエダ本社では来月から新年度に入り、組織変更を行いますが、一番のポイントは私が営業本部長を兼務する事でしょうか?

又お前がやるの?という突っ込みも来そうですが、実は営業全体を見るという役割は初めてです。

と言ってもプレイングマネージャーで売りに回るという事ではないのですが、営業変革をする為に私が行ってきた活動が、なかなか本業と繋がらないので、そこを繋げる事と、任すという事が実質放置になっていた所を、一つ一つ言葉や対応など、基本の擦り合わせを行っていくのが目的です。

又、会社の方向を推し進めていく上では、どうしても若手を登用していかなくてはなりませんが、かと言って、そこに向かえないベテランは駄目というのではなく、それぞれの役割が違って、その役割でそれぞれの能力を発揮してもらわないといけません。
そう考えると、一旦、私が全体を仕切る形でバランスを取り、構成して行く必要もありました。

お盆の間に、各チームでの目標、やるべき事、責任というものと、各自の役割を作って皆に配り、それに基づいて面談をしたのですが、若手の抜擢や、リーダーの降格についても、皆、理解を示してくれている思います。

別に降格と言っても、リーダーとしての役割ができていないので、再度、降りて自分の事をしっかり磨き、成長して、又、リーダーや役員、はては社長を目指せばいいのだし、別にリーダーや社長が偉いのではなく、役割であって、それに向いていなければ、そこでメンツに拘って踏ん張っているよりも、自分の力を発揮できる所で頑張った方が、本人にとってもいいのです。

今は、そういう事も理解してくれるメンバーであり、ただただ一所懸命やろうとしてくれる人ばかりですので、それだけに、しっかりとした方向づけと、組織力、そしてその実行で、会社を通しての人間力向上を図りたいと思います。

ウエダ本社では、働く環境を改革していこうと、女性の働き方も研究していたり、障がい者雇用という問題も、京都ショコラボ立ち上げなどにも協力しながら、関わっていこうとしてますが、こういう問題も、同じ線上にあって、皆、それぞれが自分の役割を発揮する組織、社会を目指す事なのです。

女性の幹部、役員の比率を、いつまでに何十パーセントにするという法律を決めるという話になっていってますが、制度や法律で規制していっても、かえって本質をゆがめる事にならないかが懸念されます。

来期、一人一人の役割から、能力を発揮できる組織に向けていけるか?

そこに向かえればウエダ本社の存在価値は発揮され、働く環境の改革に向かっていける体制が作れると思います。

日本の職場環境の改革に向けても、来期のウエダ本社の動向は目が離せません(笑)




2015年8月23日日曜日

広がり型のリノベーション

今週は、盛和塾の塾長例会が熊本であり、それに絡めて福岡に行っておりました。

九州も関西からは大変近くなったのですが、なかなか行く機会がなく、福岡も昨年4月に行って以来の訪問でした。

昨年4月に福岡に行ったのは、KYOCAの立ち上げで悩みまくっていた私に、ある方が、絶対に参考になるからと、冷泉荘や山王マンションなどを手掛けておられた、リノベーションでは第一人者とも言える 吉原さんを紹介して頂いての訪問だったのですが、1年が経ち、私自身、見るべき事、聞くべき事も変わった中で、色々とお話させて頂きたいと思っての事でした。

ミラツクを通じて知人であるリパブリックの田村さんも、福岡で街づくりにも関わっておられるので、田村さんの所にも訪問させて頂きました。

同じ福岡で活躍されている吉原さんと田村さんも、お互いご存知あり、会われた事もあった様ですが、活動の目的や層が違うので、ゆっくり話された事がないとの事でしたので、三人でランチ含めてのミーティングもなかなか刺激的でした。

やはり同じ様な未来像を持っていて、違う動きや、場、で動いている人が交じり合うと、違ったものが生まれるのですが、描いている像は同じなので、加速度が増したり、可能性が見えてきたりして、更にワクワク度が増すのです。

お二人にご案内頂いて見た福岡は、大きな可能性を感じました。

大都会福岡に大きな可能性を感じるというのも変に聞こえるかもしれませんが、私も京都流議定書を始め、ウエダ本社としても人の問題を取り上げていたり、リノベーションや町おこし的な事に関わって考えているのは、一貫して価値観の変革であり、東京を中心とした資本主義に代わる、新たな価値観の創出なのですが、東京と同じ開発が行われる一方で、 吉原さんを中心にした、リノベーションの広がりを見せる福岡は大変魅力的に感じたのです。

過疎地域を中心とした町おこしや村おこしが各地で広がっていますし、その広がりは重要なのですが、やはりエンジン力は必要で、インパクトが必要なのです。

私がKYOCAという大物件に挑戦しようとしたのも実はそこにあり、Jimukino-Ueda bldgを手掛けて、
成功例として取り上げて頂く事も多いのですが、残念ながらウエダ本社の力ではエンジン力が弱く、特に、これまでの資本主義で成功体験を持っている方などには訴求するまでに至っていません。

それが京都市の中央市場の元締め的存在のオーナーのビルで、京都市が今後一番力を入れるエリアの中心に位置する場所で、ホテルや綺麗な商業ビルを新築して開発するという従来型の町づくりではなく、古いビルを残し、そこに”人”を集め、それを繋ぎ、その事から町が変わり、形成されていく様な姿を見せる事ができれば、従来型の開発、言うなれば、アベノミクス型の開発ではなくてもやっていける、という事を見せたかったからでした。

私は当初からカンフル剤としてのアベノミクスは賛成でしたが、従来発想の真逆くらいからの発想でそのカンフル剤を利用していかないと、バブルの二の舞になると思っていました。
新国立競技場の問題などは正に、従来型そのものであり、大変危惧するのは、京都も中心地においてはバブルか、ひょっとするとバブル以上の様相を呈してきており、開発型、儲かれば良い的な雰囲気がある事です。

そういう意味での大都会福岡で、吉原さん的なリノベーションの考えが、町に広がっている事が大変刺激的で、勇気を頂く事ができたのでした。

リノベーションと称するものも、今では開発型のリノベーションというのか、全然発想のスタンスが違うものも多い様に感じます。

なかなかこのニュアンは伝わらないと思いますが、どの様に感じるかで、開発型か、広がり型か、どちらかは分かると思います。

広がり型の展開を目指す方、繋がって、それこそ広げていきませんか?


2015年8月15日土曜日

ロードマップを作ること

今年のお盆休みは、殆ど籠って、考えを纏めていました。

ウエダ本社は8月が決算であり、9月から新体制に移行するのですが、来期は、私自身、営業本部長を兼務することにしており、体制や皆の役割を明確化していました。

特にこの一年はKYOCAに専念する事もあるのと、ウエダ本社ではどうしても、リーダーを育てていく必要もあることから、数字面も含めて一切任せるとしてきました。

皆は一所懸命やってくれてますが、成績は予想通り?かなり落ち込んでいます。

予想通りと言うと強がり過ぎている面はありますが、初めて、自分達でやらせて欲しいと言って来た事もあり、一度、経験してもらう事を最大の目的にしていましたので、ギリギリまで放置していました。

ただ、目標からの道筋をしっかり明確化できていなかった事と、そもそもの基本的な仕事や組織や物事の進め方などが出来ていない事もあり、”任せる”、”自主的”、というのではなく、”野放し”、”勝手に”、という方が近いレベルであったのは、私自身の責任だと思います。

その辺りをじっくり考えられたので、有意義な時間であったと思います。

今日は終戦から70年という事で、テレビでも特番的なものが組まれています。

首相談話という事に凄い焦点が当たって、そもそもそんな風になっていけば、本質的なものにはならないのは分り切っているのに、肯定する側も批判する側も、もっとじっくり考えられないものかと思います。

私は、自分の分からない事で、軽々しく批判したりするのは無責任だと思っていますので、外交に関わる話などには言及しませんが、TOPとしてやるべき事というのは、事の大小に関わらず同じところがあるので、そこは言えると思うのですが、言葉で辻褄合わせをしていても解決どころか、何の進展もないと思います。

目指すべき未来像を語り、そこに至るロードマップをしっかりつくり、それに対するギャップや課題に対して、どう向き合い、対策を講じていくのか?を考えるのが、TOPの仕事だと思います。

うちの様な零細レベルの一企業経営と、各国の歴史が絡んだ大問題とを並べて、甚だ失礼ではありますが、戦後70年も経ちながら、毎年、お詫びの文言がどうだとかと論争になっている事自体に、ロードマップが全く見えない様に感じます。

安倍首相始め、日本を動かすTOPの方も、一度、ゆっくり立ち止まって考えてみて欲しいものです。


2015年8月9日日曜日

イデオロギーを超えて

今週もイタリア首相が京都に来られるので、講演に参加して!という要請があったり、嬉しい事、腹立たしい事、当たり前ですが、色んな事がありました。

イタリア首相の講演会、結局は私などが行っても全く関係無い話でしたが、以前に、私がお願いもした方からの要請でもあり、出席をしていました。

そもそもこの急な京都入りは、首相がフィレンツェ市長時代、門川市長に京都に行くと約束された事の実現らしく、イタリア人でも、又、こんなTOPの方でも、そんな繋がりを大事にしておられるだと、納得していました。

KYOCAでは京都ショコラボのオープニングに向けて、ルクロの黒岩さんと話を進めておりますが、障がい者雇用や、障がい者と分け隔てるのではなく、多様な社会を目指して行こうとする話をしているとワクワクして来ます。

今や、様々な難病、知的、精神という障がいを持つ人、そして、身内に持つ人までを考えると、全く特別な話ではなく、皆が当たり前に関係する話だと思います。

そしてそんな話を進めていると、またまた色々な話が入ってきて、そこから繋がりや、付き合いなどと言っていると、余計に何屋か分からなくなってしまいます(笑)

多様な人が受け入れらることを目指す!などと言っていると、如何にも良い人の様に思われますが、まだまだ人間ができていないので、片側でしょっちゅう腹が立ったりもしてしまいます。

ただ、私が腹立たしく思うのは、どちらかと言えばコトであり、全く理解できないコトを言う人自体を違うと思うだけで、嫌いや、まして憎しとまでは思いません。

今日8月9日は、長崎に原爆が投下された日であり、8月15日で終戦から70年を迎える今、安保法案への対応で、色々な意見が飛び交っています。

意見、考えが違うのは当然で、それが違うと言って、その人に憎しみまで向ける様な発言をする人や、知りもしないのに、軽々しく人のやっている事に意見をできる人が多くなっている様に感じるのですが、その事の方が危険に感じます。

その様な人では、意見の違う人をやっつける事しかないのですから、正論のつもりで相手を傷つける事になり、解決どころか改善もできないと思います。

先日お亡くなりになられた堀場最高顧問は、常人の理解を遥かに超えた思考をしておられました。

3.11があった年、多様な意見を交差するという目的を持つ京都流議定書では、一貫して原発に反対を唱えて来られた田中優さん、当時は政権中枢で再稼働やむなしであった民主党の前原誠司さんの講演を続けて行なうという暴挙?に出たのですが、その前の鼎談に登場された堀場最高顧問は、”今の放射能で危険だという人は、ラドン温泉には行けないですね”という事をサラッと言って、暴挙の数段上を行っておられました。

それこそ、福島の人や放射能を心配される方からは、常軌を逸しているとしか思えない発言ですが、実は堀場製作所というのは、放射能測定からスタートした会社で、堀場最高顧問は広島の原爆投下された直後から現地調査にも入っておられたその道の大家で、当時は数十年、この焼野原にはぺんぺん草すら生えないと言われたものが、二週間後には草が生えだしたという事を目の当たりにされ、生命、ましてや人間の素晴らしさ、偉大さを痛感されたからこその、次元が違う所からの発言なのです。

そんな見地から論議できると、違いが対立にならず、同じベースを見つけられるのではないかと思います。

今日、Jimukino-Ueda bldgでは、ひまわり甲子園関西大会が開かれていました。


東日本大震災、各県は大変な被害者を出したのですが、他の県では減っているのに唯一福島だけが、毎年、震災関係死という数が増えているそうです。

こういう事を無くして行くにおいては、イデオロギーはぶつからないと思います。

今月15日には、もっと人間本来、生命本来の在り方から、我々日本人としてどうあるべきなのか?皆で考えてみたいものですね。

2015年8月2日日曜日

第8回の京都流議定書で、感慨深かったこと

今年も京都流議定書が無事終了し、通常営業に戻った一週間でした。

その後も、目立った失敗、クレームなどの報告もなく、全体を通して皆が本当に良くやってくれたと思います。

それどころか、加えて嬉しい知らせを頂きました。

二日目の講演中に、小さいお子さんがぐずっていたのを、うちのスタッフが機転を利かせて、椅子で簡易ベットを作り、毛布を用意して寝かしてくれていたという事がありました。

その対応に喜ばれたお母さんが、後日、ハイアットさんにお礼を言って来られたそうなのですが、”それはウエダ本社のスタッフの方です”と伝えて頂き、その上で、ハイアットの方が報告をして来て頂いたのでした。

二日目の午後は毎年、京都フォーラムとして、素晴らしき経営研究会が主催で、京都流議定書の実質の主催者である我々は、この枠だけは共催という立場ではありますが、単なる参加者なのです。

ですので、黙って見過ごしていても普通かもしれない所を連携して、こういう対応を即座に行ってくれていたのが、大変嬉しい対応でした。

他にも、急遽会場からステージに上られる事になった方に、PC操作をしている所から椅子を出しに回ったり、午前中のブロックスさんのワールドカフェに参加されていた方から、セッションに参加していた社員が素晴らしいとお褒め頂いたり、マニュアルでは規定できない皆の行動や言動に大きな成長を感じました。

何の為に儲かりもしないイベントを手間を掛けて行なうのか?という聞かれ過ぎた質問がありますが、いくつもある目的の大きな一つに社員研修という事があります。

我々の様な中小のディーラーが価値を出していく為には、組織力を上げないと勝てる筈がないのですが、通常の業務では、むしろ一人一人バラバラで、職種的にも一丸となる事がありません。

それを連携を利かせて動けるチームにするには、プロジェクトやイベントが役立つのです。

しかも、ハイアットリージェンシーという一流のスタッフの方と一緒に動くのですから、間近で学べる事も多く、これなどはなかなか得られるものではありません。

もっと分かり易く言えば、リッツカールトンに社員全員で研修で行くと、どれ位費用がかかるでしょうか?

そう考えると、それだけでも費用をかける価値はないでしょうか?


京都流議定書は、何年目かまで、皆スーツを着用していました。

ところがそれでは、ホテルの方と間違うお客様もおられて、混同をさける為、この何年かは幹部以外はシャツのみにしています。

お客様の混同を避ける為という意味には二つあり、実際、お客様が困られるという事ともう一つは、ハイアットさんにご迷惑をお掛けするという意味もあります。

お客様がハイアットのスタッフの方と思われた我々の対応が悪ければ、ハイアットさんのイメージダウンになるのです。

それが8年目にして、お客様がハイアットのスタッフの方だと喜んで頂いたのが、うちのスタッフの対応であったというのは、ちょっと感慨深い話です。

そうは言いつつ、まだまだ、そして新たな課題もあります。

しかし本業と少し近づいた今回は、終了後の今週から、本業と絡めて来年に向けて一歩一歩進めていきたいと思います。


2015年7月28日火曜日

ウエダ本社にとっての実業とソーシャルの交わるところ

先週末の金曜日~日曜日は、第8回目となった京都流議定書でした。

ここでも何度か言って来ましたが、京都流議定書で訴える根本的な想いは、目に見えない(数値化されない)価値こそが日本の強みであり、日本の縮図である京都を研究し、見出し、再構築し、発信していかなくてはならないという事と、変革を起こしていく為には、多様な立場、層の人達が混じり合っていかなくてはならないという二点でした。

毎年三日間開催しているのも、それぞれ近い未来像を描きながらも、バラバラで動いている人達が一つのイベントで集まれないか?との事からでした。

それがこれまでなかなか混じり合わなかったのですが、漸く今年混じり合う形が生まれた事や、毎年一緒に開催している京都フォーラムのゲストが、”いい会社を増やしましょう”を社是に、数字だけで判断しない投資で最優秀ファンドマネージャーまで取られている鎌倉投信の新井さんでもあった事もあり、テーマを、「経済とソーシャルの交わるところ」とし、三日間を貫く基調講演には、田坂広志さんにお願いしました。

いみじくも田坂さんにも指摘頂きましたが、経済とソーシャルという言葉が分れている事がおかしく、私自身も本来、企業というものは、世の中の役に立つ存在であり、ソーシャルビジネスという考え方はおかしいと思っているのですが、企業が自社の利益のみを追求する形になってしまった事により、世の中の為の活動をするソーシャルビジネスという呼び方が生まれ、それを融合させないといけないということこそが、これまでの資本主義の末期的な状態なのだと思います。

世の中は螺旋階段上に発展し、一見、復古した様な事が実は一段上に上って進んでいると仰る田坂さんは、ボランタリー経済とマネタリー経済が融合した新たな資本主義の時代を迎えるというお話をされ、初っ端から、今年の京都流議定書は良かった!という声を頂く程の講演となりました。

三日目のイノベーションを取り上げたセッションでも、今だけを変える様な薄っぺらいイノベーションではなく、歴史や文脈に沿った上で、長期的な視点で、しかし地道に鍛錬した事から生まれるイノベーションという様な事が見え、東京ではないイノベーションの形がある様に感じました。

今年のテーマは、ウエダ本社としての課題でもあり、今まで、会社の存在価値を作る為に行っている京都流議定書を始めとしたCSR的な活動が、スタッフの腹落ちのないまま、実業(経済)と全く交わらず、遊離したものでした。

それが田坂さんや新井さんのご講演を始めとする三日間の構成で、うちのスタッフが少し腹落ちしてくれた感があった事と、今年は、ご協力頂く方々と摺り合わせをしてキャスティングなどを決めた後は、その調整含めて私は殆どタッチせず、当日も何もしなくて良い状況で対応してくれた事が大変な収穫でした。

臨機応変に対応する姿を見て、ハイアットリージェンシーのスタッフの方もお世辞抜きで感心して頂いていた程でした。

京都流議定書は、ウエダ本社の70周年の際に第1回を始めたのですが、先日亡くなった堀場最高顧問には、その70周年パーティーの懇親会で基調講演をお願いした他、第2回でもクオリア時代として基調講演や、第4回では門川市長との鼎談にもご出演頂いており、正に、京都流議定書に対しても多大なご協力を頂いておりました。

堀場最高顧問に報いる為にも、理想とも言える、”おもしろおかしく”という働き方、生き方を、働く環境の総合商社として広げていく事、そして、今回の京都流議定書を、ウエダ本社自身にとって、実業とソーシャルの交わる元年としたいと思います。

2015年7月19日日曜日

堀場最高顧問に頂いた深いご縁

今週も色々ありましたが、何と言っても大ショックの訃報が入ってきましたので、堀場最高顧問について、綴りたいと思います。

今まで何度も堀場最高顧問の事は書いておりますが、改めて、感謝と共に振り返りたいと思います。


私の親父は、堀場最高顧問から、”社会人になってからの初めての友人”と言って頂いたのをずっと誇りに思っていました。

堀場製作所の前身、堀場無線研究所が烏丸五条で創業したての頃、飛び込みセールスをかけて、意気投合したのが私の親父だそうです。

まだ終戦後の食糧事情もよくなかった頃には、最高顧問の奥様のご実家から送られてくるお米をお家で一緒に食べさせて頂いていたそうで、この事は、三年程前に奥様にお目にかかった際、奥様も鮮明に覚えておられたほどでした。

倒産の危機に直面したウエダ本社に入り、八方塞がりで誰にも相談できず、悩みに悩んだ私は、それまでに多くの経営者の本を読んだ中で、殆ど全てという程、考え方がバッチリ合うと思っていた堀場会長(当時)がどの様に考えられるかを知りたくて、相談に行った事もありました。

倒産の危機に直面した中では、決断のミスが即刻命取りにもなります。

しかし、そんな中、机上論では100人中99人が正解と言うであろう選択が、どう考えても良いとは思えず、堀場会長にアポ取りをさせて頂き、1時間、思いのたけを話させて頂いたのです。

”全くの部外者に、会社の秘密情報も相談するなど、私は経営者としては失格ですが、それでも、どうしようもなく、今まで、ほぼ全て、そのお考えを納得する事ができた会長が、どの様に判断されるか知りたくてご相談に上りました”と、約1時間話させて頂きました。

会長はその間ずっと集中して聞いて頂き、その後、”1時間の話だけでは分からないが、この話だけでワシが判断するとしたら、こっちを選ぶな”と、100人中99人が選ばないだろうと思う、私がそちらにしたいと思っている方でした。

その一言で私は、”ありがとうございます、これで腹が決まりました!”と言って立ち去り、その後の難局に思い切り臨めたのです。

あの時会長が、私と違う方を言われていたら、どうしていたか?想像した事もありませんが、後にして思えば、私の説明ぶりで、私が決断を下している方は会長からすれば手に取る様に分り、その背中を押して頂いたのだと思います。

しかし、そのお蔭で、危機も乗り越える事が出来、その後も、 ちょこちょことアイデアを持ち込んだりする内に、”けったいな(変わった)奴や”と堀場会長から最大級の”賛辞”でご紹介を頂ける様になり、会長の所に相談に行かれた方が、”岡村に会え”と言われたのでと、こちらに来られる事もしばしばありました。

10年前に親父が亡くなった際、その頃には会社も一息つける様になっていたので社葬を行い、最高顧問に葬儀委員長もお願いできた事は、ウエダ本社で、私が親父に対して喜んでもらえる唯一の事だったと思います。

そんな親父の時代から60年以上にも渡るご縁の堀場最高顧問のご逝去は、私にとっても、勝手に親父の様な存在に思っていた事もあり、親族以外の死で、一番ショックなものでした。

お教え頂いた事で、私の考えや展開には大変影響を与えて頂いたと思いますし、ある意味、ウエダ本社を救っても頂いたのですから、皆とも共有する意味も込めて、あと少し、後日、続けたいと思います。

2015年7月12日日曜日

ギラギラとキラキラの交わるところ

今週も一週間を振り返ってみると、幅広い人と会っているものだなと改めて思います。

色々とロスもあるのですが、これが私自身の特徴でもあり、自分でも好きな事なのだと思います。

決して、”つるむ”のは好きではないのに、色々な会にも出たりして、人付き合いが良いのか、悪いのか、よく分からないね、とも言われたりするのですが、自分でも不思議です。

ただ、自分に無い感覚を持っている人、知らない事をやっている人、しかもそれが、自分の欲や利益の事ばかり考えて行なっているのではない人に興味を持つのと、そういう人と会って刺激を受けるのが好きなのだと思います。

幅広い人とお付き合いをしていると、人の事はよく見えてきます。

同じやる気を持って精力的に動く人でも、自分の為に動いている人と、所謂ソーシャルと言われる人では同じ目の輝きでも、ギラギラとキラキラの違いがあります。

最近はソーシャルというのも一般的になって、その中にも色々な人が出入りしますが、まず決定的に違うのは、ギラギラの人は、食い散らかしていくというか、都合の良い時だけ寄ってきて、その後なしのつぶてで、違う所に行ったりしています。

又、我々の様に、しょっちゅうイベントなどを開催していると、興味があるからではなく、メリットがある時だけ現れて、自分の人脈形成だけに都合よく利用して、自分のビジネスを広げている人も、よーく見えます。

あと、ソーシャルビジネスとか、ソーシャル課題に向かっていっているのに、自分の意見、話ばかりでヒアリングができない人も、それではソーシャル課題は解決できないと思います。

世の中の課題を解決していくのですから、一つ一つ、絡んだ糸を解いていかなくてはならないですし、そこには、それぞれの立場からの、思惑、利権なども絡んでいます。

その立場も知ったり、理解していけないと、こちらスタンスの課題解決を唱えても、独りよがりの域を出ないのです。

それだけにむしろ、ソーシャル課題に向き合っていく人は、より、他者(違う立場の人)を配慮できる必要があると思います。

特に、ビジネス領域どっぷりの人と接するには、時間をしっかり守る、報告などをしっかりするという事が大事で、それをやらない人(何等かの障がいで、できない人は違います)を受け入れるというのは、多様性とは全く違います。

ソーシャルビジネスを、ビジネスを絡めて社会の課題解決をしていくものという様に言っていますが、逆に今、世の中の課題と繋がっていない仕事や会社などあり得るのでしょうか?

或は、課題解決できない様な会社が、この先、特に日本という先進国において、残っていけるでしょうか?

世間や市場の声や課題を拾って、それを紐解いて解決していく事が、ビジネスの基本であり、その為にお客様の声をしっかり聞ける人を育て、聞ける会社になっていかないといけないと思います。

人口が増える新たなマーケットを求めてのグローバル化が危険なのは、いつまでも、モノを良くすれば、足らない所に持っていけば売れるという、自分スタンスが通用していくので、そのままの発想で、これから人口が増えていく後進国を浸食し、その発想を広めていく事だと思います。

市場の声や課題に真摯に向き合わないと生きていけなくなった日本から、真のソーシャルビジネスを生み出し、その会社がグローバルで活躍する様にしなくてはならないと思います。

今年の京都流議定書は、経済とソーシャルの交わるところというテーマで開催しますが、皆が、その交わるところに向かっていってほしいものです。

2015年7月5日日曜日

顧客スタンスの穴

先週辺りから、コピー機ビジネスにおいて、従来無かった発想で展開しています。

一般的に考えれば全然大した話ではないのですが、それでも、ここで詳しく書く事は止めておこうと思う様に、業界的には画期的な事だと思います。

しかしこの展開、もう十年程前から、ずっと、うちの会社ではやるべきだと言い続け、その理由も語り続けて、漸く、スタッフがやる気になって展開してくれる事になりました。

興味持って頂ける方は、”別途”ご説明させて頂きますが、単純に言えば、ただ、真にお客様スタンスを追求するだけの話なのです。

「お客様スタンスに立って」、どの業界でも、散々言ってきたフレーズです。

ただ、本当にそうでしょうか?

多くの業界、いや、ほぼ全ての業界で、自社の利益の為に、お客様スタンスというフレーズを利用しているだけではないでしょうか?

メーカーは以前は、望まれる商品を世に生み出し、それを買ったり、使ったりするだけで、人々を便利にしたり、満足感を与えたりしていたので、物を販売すればお客様スタンスは成り立っていました。

しかし、物が行きわたって溢れる様になり、他社との差別化ができない中では、メーカーのお客様スタンスは、あり得なくなってしまっています。

メーカーは自社と同様の他社商品を販売するなどできないのですから、お客様スタンスではなく、自社発信でのアピールをするしかないのです。


ましてや、我々の様な、物も技術もない小規模ディーラーが、自社スタンスに立って、自社が儲かる事を優先してやっていては、存在価値など生まれる筈がありません。

それを唱え続けて来て、まだまだながら、漸く、そういう考えを持ち始めて、動いてくれる様になってきました。

今週は、リノベーション、町づくり、ある選定委員など、様々な相談を持ち掛けられました。

建築でも不動産でも、デベロッパーでもない中で、相談を持ちかけて頂けるのは、今一番に求められているのは、自社スタンスや、偉い先生の作品の押しつけでもなく、真に顧客の声を聞いて、それを具現化してくれる所なのだと思います。

先月末から、土日は勉強会に行っており、ブログにじっくり向かえていませんが、そこからも、顧客スタンスの穴が大きく見えてきます。

そして、コピー機の展開に、顧客スタンスを感じない方は是非お声掛け下さい。

最後は宣伝になってしまいましたが、これは自社スタンスでの”押し”ではなく、有益な情報提供ですのでご容赦下さい(笑)

2015年6月28日日曜日

癌細胞になってないでしょうか?

今週は発生生命学の講演と、ビル経営サミットという、今までにはない毛色の違うセミナーでパネル登壇をさせて頂き、新たな刺激を受けました。

ビル経営サミットというのは関西で年に一度、ビルオーナーや不動産業界の方向けに開催されているそうで、違う切り口として展開しているビルオーナーとしての立場で話をさせて頂いたのですが、もう一方の発生生命学というのは、京都大学大学院理学部の高橋教授の”細胞の声を聞く”という講演を聞いて、陶芸美術作家の近藤高広さん、武庫川女子大名誉教授の高田公理さんと共に、ディスカッサントという役割でディスカッションを行うという、手ごわいものでした。

どんな話ができるのか?と思って聞いていましたが、「細胞は社会を作るという考え方」で、細胞の社会はオーケストラというお話は、組織の構造などと重ねて聞いていると、大変面白く、むしろ聞きたい事が沸沸と湧いてきました。


細胞というのは、本当に不思議で、分節というものを繰り返し、違うものが生まれていくのですが、正しい場所で正しい役割を、愚直にというのか、寸分違わず行わないと、異常をきたしてしまうのです。

発生生命学というのは、主に、生後16時間~3.5日の脊椎動物を使って研究するそうですが、それは、この期間は人間も鶏も、全ての脊椎動物が全く同じ決まった法則で分裂をするらしく、それがその後、全く違う部位を作り、全く違う種類の生き物になっていくので、その間の研究から、様々な事が分かってくるそうです。


オーケストラというのは、それぞれ全く別の楽器を受け持つ奏者が、それぞれは個の力を最大発揮しながら、楽曲の完成系を共有しながら、最高のものを創り出すという事で、細胞の活動と例えられるのでしょうが、企業経営、組織運営も全く同じ構図で、素晴らしいオーケストラが理想です。

癌というのは、細胞社会の破綻で、体をきちっと作っているのは、どの様な事が行われているのか?を研究する事で癌対策になったり、不幸にも、間違った認識の為に大きな差別にも繋がったハンセン病の原因となるレプレ菌というものの働きも、初期化するという役割だけで言えば、IPS細胞と同じ所もあり、有効に使う事ができないか?など、何時間あっても飽きそうもないお話でした。

私の興味が何処にあるか?

当然、組織になぞらえて考えると、個々がその場所でその役割をしっかり行なうと、しっかりハーモニーが生み出せるという体系と、その中で、個々がその力を最大化させようとする使命、モチベーションの生み方、そして、そこから分裂、分節を正しく生み出し、違う部位や違う組織を生み出し、その上で同じ個体として生きて行く為に、何が必要で、どの様にすべきか?というところですが、一見関係ない様に思う、細胞、発生生命学というものから、なるほど!と思わせて頂きました。

常々思っている事ですが、会社と言っても、この世に存在する限り、そこで働く人や、建物や備品も全て、分子、細胞からできているのですから、宇宙や自然界の一部であり、そこで行なわれる活動は、自然の摂理に則ったものでないと、おかしな事になるのです。

会社も、自然界や宇宙の中でいけば、単なる細胞の一つか、大きくても部位の一つなのですから、その中で、自社だけで利益を追求していって、目先、その周りで素晴らしいとされていても、地球や、宇宙全体から見れば、果たして正しいのか?と思ってしまうのです。

癌細胞も、自分達では悪いなどと思っていませんし、規則正しく、細胞としての役割を果たしていたところからちょっと逸脱しただけなのです。
しかも、その逸脱と、新たな部位を作り正しく変わっていくのとは紙一重で、その違いは、俯瞰的に宇宙から見るのか、数千年の未来から見るのか、もしくは、生命の起源からでも考えないと、見えてこない事だと思います。

グローバル展開での拡大、自社の数字上の大成功も、資本主義経済の中では正しい事なのですが、自然の摂理に則って考えたり、宇宙的視野で俯瞰的に見た時に、癌細胞と同じ事になっていないのか?

そんな振り返りを、企業や組織のTOPは考えてほしいものです。

影響は極々小さいですが、私は常々、そんな事を振り返る経営をしていきたいと思っています。