2011年11月30日水曜日

戦国の乱世を生き抜いた細川家の智恵

今日はメーカーの代理店会で熊本に来ておりました。

その中で、細川元首相夫人、細川佳代子さんによる表題の講演がありました。

どんな方なのか、どんな話をされるのか全く予備知識のないまま聞かせてもらったのですが、これが素晴らしいお話で、戦国時代、室町時代、信長、秀吉、家康の時代のお話を、臨場感溢れるお話で、ドキドキしながら聞かせて頂きました。

何故、その様なライブ感溢れるお話になるか?
それは細川家が源氏から足利、信長、秀吉、家康、そしてその間の明智光秀や石田三成などとの微妙なバランスの中で、生き抜いて来たという事に大いに関係があるのですが、情報収集能力に長け、その情報(記録)を大事にされていて、当時の手紙や日記が残されており、その内容などをリアルに語って頂いたからでした。

秀吉の血液型は何型か分かりますか?

これも細川家に残っていた秀吉の血判書を分析し、分かったそうですが、О型だそうです。

又、赤穂浪士の討ち入りは、ドラマなどで表される際には、雪が降っていますが、細川家の日記によるとこの日は曇りであったそうです。
ところが、その前日が大雪で、討ち入りの日は30センチ程の雪が積もっており、その為、夜でも少し明るかったそうです。

そんな話を1時間半みっちりして頂いたのですが、、あの様なワクワクする歴史の講演を聞いたのは初めてでした。

その内容は膨大過ぎて、とてもブログで纏められないですが、細川家が生き残って来たのは、この情報に長けていた点と、この先祖の一人一人の記録をしっかり伝えていくという事を大事にして来たからだというお話でした。

その事に気づかれたのは、細川護煕元総理は細川家では二十六代目になるそうですが、薬師寺の菅主であった高田好胤さんから、25代前に先祖は何人居るか分かるか?と問われたからだそうです。

1代前の親は2人、それを繰り返していって25代前の祖先は、何人居るか?

何と3355万4432人になるそうです。(検算はしてません) 
26代続いて来たという事は、それだけ多くの命のお陰で貴重な生命を与えられているのだという事を結びに仰っていました。

26代の祖先を持っているのは、細川家だけではありません。
私も、今居る誰もが皆、持っているのです。

細川家には、そういう記録があるだけで、普通の家にはありませんが、今、生きている人全てに細川家と同じく、祖先は居るのです。

そんな凄い人数の人達が生き残ってくれたお陰で、今、自分があるのです。

そんな命、人生を、自分だけの物と思っていないでしょうか?

自分さえ良ければ、或いは、自分はどうでも良いなどと思っていないでしょうか?

そんな、祖先を冒涜した様な、そんな生き方、考え方は、やはり間違っていると改めて思いましたし、歴史の話から、今が正に繋がっているというお話を頂き、祖先を知る、自分を知るという事の重要性を気づかせて頂いた、本当に貴重な講演でした。

2011年11月26日土曜日

繋がりを生む場と空間

今日、自死遺族支援やグリーフケアなどの活動を行なっている尾角光美さんが来てくれました。

今や色々な宗派のお坊さんに向けて講演(講話)をして回っているのですが、そんな事を出来る人はまず他に居ないと思います。

そんな彼女が、色々な事をたどれば京都流議定書に繋がっていると言ってくれた事は、イベントを行なっている者として、最高級のホメ言葉でした。

実際、ジャンル毎に整理している名刺ファイルには、京都流議定書のファイルがあるとの事で、知らない間に、そんな人の繋がりを生んでいるというのは、大変嬉しい事でした。

しかし、そんな場があるからと言って、誰もがそうなるわけではありません。

当たり前ですが、その本人がその場で、人を惹き付ける魅力、能力、強い思いがあるから、そうなるのであって、あくまでそれは本人の力なのです。

しかし、そんな人達が集まってくれると、その場自体がもっと強い力を持つ様になり、又色々な人達が引き寄せられていくのだと思います。

あのイベントを行なっている狙いの一つが、そんな場を作りたいという事なのですが、実は今回のJimukino‐Ueda bldg も同じ狙いを持っているのです。

今日も、ランチで1階のカフェに行くと、三々五々知っている人達が集まって来ていて、あのビルを起点に出会いがあったり、再会があったり、まだ全て入居されているわけではないのに、いつもそんな光景が起こっているのです。

そしてそんな場は、やはり雰囲気が良く、そこにいると、ワクワクとしてくるのです。

そんな場を作ったウエダ本社自体が、刺激を受け、会社全体、社員全体が、その場に来られた人々の力を頂き、イキイキワクワクした空間を作っていく事を目指していきたいと思います。

2011年11月23日水曜日

言葉の響き

先日、大久保寛司さんに教えて頂いたフレーズです。

人に浸透するかしないかは、その内容よりも、この言葉の響きに差があるというお話でした。
一番耳の痛い話でした。

この響きがないと一生懸命話せば話すほど、人は耳を閉ざしていく。
ひょっとして私の後ろから覗いてました?というお話です(笑)

しかし、この言葉の響きを身につけるには、直ぐできるという話ではなく、やはり人間力を磨くしかなく、日々精進という話だとすると、私も日々努力していこうと思います。

ただ、同時にこの手の話を聞く社員側には是非、だから伝える側が悪いという様には捉えないで欲しいと思います。
どうしても会社務めの人は、日々人生がかかっているという様な意識は無く、やり過ごしてしまうと思います。

私もサラリーマン時代には、"人生”までは考えていませんでしたが、全て自己責任という意識は持って仕事をしていました。

上司や会社が悪いからと言って結果を出せなければ、結局は自分が評価されないし、しかも上司が悪いとしても、自分の方が立場が弱いわけですから、悪条件である程、もっと頑張らないといけないのです。

遊びの場合は、できない理由を言って、納得してもらえば良いでしょうが、結果が求められる仕事では、幾ら自分が正しい事を言って納得してもらっても、誰も得をしないのです。

サラリーマンでも、この感覚を持って仕事に当ると、全く正反対と言ってもよい程見方が変わり、生き方が変わり、自分自身の人生が変わるのに・・と、自分自身の経験もあって、人より余計に強く思ってしまい、そして、何とかそのコツの様なポイントを分かって欲しい・・と、又、話してしまうのです。

すると又、社員からすると、響かない話になるのですね。

響かなければ結果が出ないわけですから、結局は、ここでも、正論を言っても誰も得をしないという事なんですね。。

日々葛藤です。

2011年11月19日土曜日

Vision & Work hard

先日、経済同友会の例会で、IPS細胞の山中教授のお話を聞きました。

有能な方は、難しい話も易しく話されるという事を感じましたが、ES細胞からIPS細胞についてのお話を分かり易く聞かせて頂きました。
そして、その可能性と、現状出ている研究費が終わっていくので、その為に作られた基金への呼びかけもされ、プレゼンとしても素晴らしいものでした。

ES細胞、IPS細胞については、私が説明するよりもネットで調べて頂いた方が、詳しいと思いますので、興味ある方は見ていただくとして、山中教授が留学されたブラッドストーン研究所で、"Vison and Work hard"という事を教えられたそうですが、その言葉を聞き、その後ずっと経験されて来られた中で、日本人はwork hard は行うけれども、visionがなく、米国人はvison はあるけれど、work hard がないと仰っていました。

日本人研究者は、夜遅くまでやっているが、5年後、10年後、何をしたいのか?が無く、その経験から、日本人には、visionは何かを問い、考えさせる事が必要だという事でした。

目の前の事をただ一生懸命・・日本人の特徴かもしれません。

素晴らしいが、それは何処に行こうとしているのか?が無いと、全くの無駄に終わる、結果として出ない、そんな事が周りにも多くないでしょうか?
うちの会社もそれが悩みでありますが、ただ、ちょっと考えてみると、もっと恐ろしい事が浮かびます。

最近の日本ではこのwork hard の感覚が大幅に低下している事です。

又、国を挙げて、これを減少させる方向に動いているのです。

当たり前の話ですが、これがセットでないといけません。

元々の気質で日本人はvisonを持つ事が得意ではありませんし、今の若い人たちはどんどん夢を持たなくなっていっています。

その上で、work hardを悪の様に誘導していけば、日本はどうなるのでしょうか?

そこが私はどうしても、納得できないところです。

そうではない!

work hardが良くないのは、機械の歯車的にただ作業として行う事が良くないのであって、自分で考え、自発的に行うworkhardはむしろ奨励すべきものだと思います。

そしてその為には、visionが必要で、それから始まらないと、自発的なwork hardは実現しません。
そこを間違えると、或いは一方方向から捉えると、取り返しのつかない事になってしまうと思います。

若者が悪いのではありません。

日本の政治家、TOPリーダー達から、全然vison が見えない事が最大の問題で、それが無い中で、TPPなども議論しても全く不毛で、お互いの一面的な主張をし合うだけの話です。

IPS細胞しかり。

一部の皮膚などからでも臓器が作り出せるなど、夢の様な話ですが、これは生物本来の姿、倫理的な事からすると、諸刃の剣でもあり、人間生き続ける事も可能になってくるのです。

それをどの様に扱うかには、大きなvisionが必要で、それ無しに扱うと、どちらにも有効でない中途半端で恐ろしい結果になりかねません。

山中教授が基金を設立されたのも、国などからの予算は、もう後二、三年で打ち切られ、そうなるとこれからこの技術で色々な展開を見せられる所で終わってしまうと、本当に、それさえあれば救われるという目の前の人も救えなくなってしまう。
そんな事になってしまうのです。

いつもそうですが、本当に日本の総理大臣や政治家達が一番、visionを持って欲しいですし、それを持たない中で、色々な表面だけの施策を打ち、visonを持たない方向に進んで来た国民が上辺だけの良し悪しで判断し、日本の良い所、良い技術を無くしてしまわない様にしなければならないと思いますし、そういう事をもっと考えていく雰囲気を作っていかなければならないと思います。

2011年11月16日水曜日

人が集まる事、動き回る事

今日は朝から福島の半田さんと、以前福島で訪問させて頂いた同業者の方が来られていました。

昼からも北海道からと、その後もある会社の大阪支社長、仕入先関連会社の社長さんが、それぞれ南ビル(Jimukino-Ueda bldg)を見に来て頂きました。

ビルを見に来て頂いた方からは異口同音に、面白い、ウエダ本社としての考え方がよく分かった(ようやく分かった)などと言って頂き、本当にビルを生まれ変わらせる事ができて良かったと思います。

又、今日初めて1階のカフェにランチを食べに行くと、今度入居される事になったテラルネッサンスのメンバーが食事をしており、思いもせぬ嬉しい面会でした。
多くの入居者の方が引っ越して来られるのは中旬以降ですが、もう既にこのビルでは、コンセプト的にも考えていた色々な融合も出てきており、良い感じです。

やはり人が集まるって良いですね。

人が集まると何かが生まれていく事もありますし、何よりもうちの会社を起点にして頂けるという事で、会社としての存在意義も感じる事ができます。

そして何かが動き出すと、今まで他で行なっていた事も、不思議と繋がっていったり動き出すもので、これからはかなり面白い展開になっていくと思います。

ホントに時間と体が足らない感じですが、それぞれ見える形にできるところまで、動き回りたいと思います。

朝から6時迄来客が続いた後は、IPSの山中教授が経済同友会でお話される事になっていたので、遅れながらも聞きに行きました。

通常多くても170〜180名程の出席なのに、何と300名以上来られており、マスコミ関係もたくさん入っていて、やはり注目度は凄かったです。

お話はなかなか面白く、しかも難しい話を大変分かりやすく話されて、本物は違うな〜と思いました。

興味あると思いますが、山中教授のお話は又後日UPします!

2011年11月12日土曜日

本物の有機

昨日は長野県の小布施で、完全なる有機農法で完全なる国産ワインに挑戦する小布施ワイナリーの曽我さんと、小布施の資産を見事に生かし、街づくりに成功されている市村町長のお話を聞きました。

まだ30歳代だと思いますが、本当に純国産で本物の有機栽培でのワイン作りに挑戦されている曽我さんのお話は、目から鱗の話ではありましたが、誠に本質を突いたお話でした。

本物の有機栽培の為には、化学品が含まれた肥料もやらない、糞を肥やしに使うと言ってもその家畜の餌が加工品であれば、それは有機ではないとの事で、痩せた土地で、自然のバクテリアなどが共生し絡み合って土壌を作り、その自然の力で育てていく事に拘りを持たれているのです。

農薬は当然使わないので、虫も一匹一匹殺していかなくてはならず、その作業は決して気持ちの良いものではないけれど、そんな殺生をしながら、それらの虫の命も頂きながら、育てた葡萄であるという事も分からなくてはいけないと仰っていました。

小布施町の街づくりのお話も、街の埋もれた資産を見出し、そこに光を当て、町民の力を引き出し、自分達の色々な力が絡み合って醸成されていく様な感じを受けました。

結局は一見全く違う話を聞いても、自治体であれ企業であれ、そして動物でも果物でも、そして土ですら、補助に頼ったり、肥料に頼ったりして、易きに流れた事は、そのもの自体の力を弱める事になり、最もやらなくてはならない事は、そのもの自体の力を強めていく事だと改めて感じました。

私も常々、何故か死生観が強く、何故この虫は生きているのか?という様な事から発想し、企業においても、この世に存在する限りは、その存在自体が、世の中の役に立たなければならないと考えていたりするのですが、その自然の摂理的な考えが、やはり正しいのだと腹に落ちた感がありました。

微生物が共生関係を生む土があれば、肥料などは要らないという話もありましたが、町であれ、組織であれ、人々が共生関係を生む土壌作りが重要なんですね。

良い土、良い葡萄を残すには、次の世代の為にという発想でかからないとできないとも仰っていましたが、人や組織を熟成させるにも、その位の覚悟を持って臨まないといけないのだと痛感しました。

2011年11月8日火曜日

as soon as possible

厳しい会社と、ゆるい会社の一番の違いは、「時間」の感覚だと思います。

又、仕事と、クラブやサークルなどのお金が掛かっていない事との差も、この「時間」が大きく関係します。

Time is money の通り、お金(数字)=時間と言っても良いくらい、密接に関係したものなので、ビジネスの世界でお金(数字)が掛かっている場合は、いくらきっちり行なっても間に合わなければ駄目なのです。

ここのポイントがなかなかうまく伝えられないところです。

日本では、おしなべて教育水準が高く、一定の倫理観を持っているので、殆どの人が一生懸命働いていて、うちの会社でも皆真面目にやってくれています。

しかし残念ながら、仕事においては、それでだけは駄目なんです。

それだけの時間がかかって、その結果、では、全く見合わない、という意識、逆に言えば、これだけの時間をかけたのだから、それだけの効果を得るという事に強い意識を持たないといけないのです。

そしてその意識を持った人が効率だけに走らず、他人の為に動くから価値があるのです。

その数字(時間)意識を持っていない人が、他人の為に時間を費やすのは、ボランティアで行なうべきであり、一見、素晴らしい事の様に見えますが、時間=お金を使うという事は、結果的に、皆の収益を減らす事になり、生活がかかっている仕事(ビジネス)上では、皆に迷惑を掛けていることになるのです。

仕事上では、甘いのは、誰の為にもならないどころか、実は、迷惑を掛けることになってしまう、それがビジネスなのです。

as soon as possible (可能な限り直ぐ)この可能な限り・・の差が、組織、個人の能力の差になるのです。

私も社長としての 「時間」に対する付加価値が低いのが課題ですね。

2011年11月7日月曜日

良い事でよかった。

うちの会社では、強制ではないのですが、毎朝清掃を行なっています。

会社周りの清掃も、全員で月一回、これは強制で行なっている以外は、数名が毎朝、自主的に行なってくれています。

今期から非常勤となられた元専務は数年間、毎朝、近所の清掃を行なってくれていたのですが、今期から来られない朝があり、その代わりと思って私も表を掃除する様にしていました。

丁度南ビルの工事も行なっていて、ご近所にご迷惑もお掛けしているので、工事を行なっていたビルの周りも掃除していました。

先日その南ビルの内覧会に来られていたご近所の方のお一人が、私の所にお越しになり、"毎朝掃除して頂いていて有難うございます”と言って頂きました。

そして又、同時に、近所のビルオーナーでもあるその方は、うちのメイン仕入先の子会社でも仕事されいている方で、そういう面でもうちの会社の事は以前からよくよくご存知だったそうです。

その方とは朝に会った覚えなどないのですが、どこかで見ていて下さったんだと、嬉しく思いました、が、同時に、これが悪い事だったとしたらと思うと、ぞっとしました。

我々の会社は、BtoBという、所謂、企業さん相手ですので、一般消費者を意識する事はないのですが、やはり、当たり前の事で、良い会社を目指すなら、少なくとも地域から尊敬される会社でなければいけないですし、一見ビジネスに関係のないと思う所でも、襟を正さなくてはいけないと改めて思いました。

殆どの社員のどこを切っても、素晴らしいと言われる様な会社に早くなりたいものです。

2011年11月3日木曜日

内覧会の位置づけ

Jimukino-Ueda bldg 内覧会はお陰様で、予定以上のご来場を頂き、又、お越し頂いた方々にも大変喜んで頂いた様で、良かったと思います。

こんな事なら、もっと、多くの方に案内し、ご覧頂いたら良かったと少し後悔?もしております。

今回はあえて、晴れがましくお披露目会などのご案内もせず、営業ベースというか、普段お取引頂いている先様中心に、営業が声がけでご案内しました。

京都流議定書も私自身は、ウエダ本社としての姿勢を表すイベントであり、あのイベントをうまく仕切れれば、プロジェクトの進め方、仕事の進め方を組織として体得し、成長できるという事で取り組んでいるのですが、イベントの評価とは裏腹に、まだまだ社員間では、本業に関係のないお祭りイベント的な感覚で、実際の営業や、業務のところではそのパフォーマンスが生かされていないところが課題です。

それだけに、今回はより本業に関わる、ひょっとすると、転換点になるかもしれないプロジェクトであったので、京都の経済界などの方々にお越し頂いて、形式的なイベントの様になり、社員達から乖離してしまっては意味がないので、この様な形を取らせて頂いたのです。

しかし、これだけお越し頂いた方々に喜んで頂き、しかもその反応から、ウエダ本社としての変化を
社員達が自ら体感していた様子を見ると、もっと多くの方々にご案内し、ご覧頂いた方が良かったか?と、欲を言えば思っています。

それとそのコンセプトから、特に不動産関係の方々から、有り得ないと言われる様に、テナントの22室が、オープン前に全室契約済みになるという状況で、大変有り難いのですが、残れば自社?自分?での使用を考えていた私としては、若干、しまった・・という思いもあります。

しかし、それは、”私”的な発想で、”動機善なりや私心なかりしか?”の教えからしても、考えてはいけない、贅沢な話ですね。。

2011年11月2日水曜日

11' 11月ウエダ本社社報

《Jimukino-Ueda bldg オープン》

1968年に建築された南ビルが、43年ぶりにJimukino-Ueda bldg としてリニューアルしました。

五条通りの南北にほぼ対面に立ち、ツインタワーと呼ばれて親しまれてきたビルも、耐震調査などから、一旦は取り壊して駐車
場にするという結論に至っておりました。

ところが一転、リノベーションで再生させる事ができ、むしろ発展的に、今後のウエダ本社の命運をかけるという程のシンボ
リックな存在として、残していく事となりました。

その役割は主に三つあると思います。

一つ目は、今後益々問題化していく古いビルの活用提案。
このままの状況が進んでいけば、京都市内もマンションと駐車場ばかりの町となってしまいます。
古いビルでもコンセプト次第では充分ニーズがあるという事を示し、高さ制限などの景観問題よりも、もっと深刻な問題である、古いビルの活用、空きビルの対策に、一石を投じるという事です。

二つ目は、スモールオフィス、ホームオフィスというSOHOの本来の意味に立ち返り、SOHOという働き方、暮し方を研究し、日本人の働き方、仕事観を変革したいというウエダ本社の目的に向かって、新たな働き方を研究していく事です。

そして三点目は、様々な人が面白がって出入りするビル、地域の人が立ち寄れるビルにする事によって、この地域の核となり、五条地区を盛り上げていく事です。

五条エリアは、京都駅エリアと四条エリアに挟まれ、単に通過する道であり、人が目的を持って訪れる地域とはなっていません。
国道一号線でもある五条通りを、ウエダ本社が核となって、人を呼び込み、発信していき、京都駅、四条エリアとは別の魅力を持つ地区に活性化させていきたいと思います。

ウエダ本社は、京都流議定書など、京都に向けて何ができるか?という姿勢で取り組んで来ましたが、この南ビルのリノベーションを機に、もっと足元を見て、生まれ育った五条に向けて何ができるか?を追求し、五条を基点に今後の京都のあり方を考えていきたいと思います。

2011年10月29日土曜日

素晴らしい学校見つけました。

五条の当社から徒歩2分というご近所に、3年半前から、つくば開成高等学校京都校という通信制の高校があるのですが、通信制と言いつつ、古いビルを改装した建物には、生徒らしき人が出入りしているし、何なのだろうと思っていました。

今週この京都校の校長さんの所に訪問して、お話をお聞かせ頂き、驚きと共に嬉しい気分になりました。

素晴らしい会社を追いかけているブロックスさんにも是非、紹介したいと思った程ですが、こんな学校がこんな隣りにあったとは・・ホントに灯台もと暗しでした。

通信制という事ですから、今の時代、学生の内の7割~8割が不登校経験者という事ですが、素晴らしいのは、勉強だけさせても、対人関係がしっかりできないと社会で通用しないので、人間的教育をする為にも通信制でありながら、登校して授業を受ける事を基本に行われているのです。

専門コースも単位認定され、そのコースも多彩で、ダンス、理美容、調理、ミュージックなど12コースあり、皆がやりたい事をやって、夢を見つける事、イキイキと生きる事を一番大事に考えているという感じでした。

校内で会う生徒さんも、挨拶してくれるし、気軽に話かけてくれるし、所謂、偏差値的に賢いと言われる様な学校の生徒よりもイキイキしている様に見えました。

又、凄いのは、97人の生徒でスタートしたのが、今では560人にも膨れ上がっているという事ですが、それ以上に、在校生
の親は勿論、卒業生や、卒業の親までもが、この学校のサポーター会を結成し、関わった人達皆で支えていこうとされている事です。

それだけこの学校が良かった、ここに行って良くなったという証の様なものですが、これで高校の間に自分の夢ややりたい事を
見つけた人と、幾ら偏差値的に高く、一般的に良いとされる大学まで行き、良いとされる会社に就職しても、目的なく無駄に生
きて行くのと、どちらが有意義かは明白ですよね?

私は人の価値はこの一点と言っても良いくらい、うちの社員や、関わった人、若い人達に、無駄にダラダラとやり過ごす様な生
き方だけはして欲しくないと思いますし、生き方に積極的になって欲しいと思います。

社員からすると、私は厳しいと思っている様です。
私からすると、私自身の経験からしても、今の対応などは、甘すぎて、ホントにこれで良いのか?と思う程なのですが、あると
すればこの一点で、ただダラダラと無意味に生きて欲しくないのです。

反対から言えば、生きている事に、無意味な事や人なんて無いのに、それに気づいて欲しいだけなんです。

そんな思いもあって、以前から教育にも結構関わっていたのですが、こんな人間性を一番大事にした学校があって、嬉しくなり
ましたし、今後又、ご近所付き合いをしながら、生き生きとした人の応援をしていきたいと思います。

2011年10月26日水曜日

本来はどうあるべきなのか?

本来はどうあるべきなのかを知っていること。

これが重要な事であり、どんどんそれが貴重な事になっている様に思います。

ソフトやシステムを組む場合でも、それを導入すれば良いのではなく、アナログで会社に合う仕組みなどを組み、それをシステム化しないとうまくいかないでしょう。

最近特に気になるのは、組織や、人の関係においてのフラットです。

良い会社にする為には、組織も階層を設けるのではなくフラット化しないといけない、人の付き合いもSNSに代表される様に、壁もなく、簡単に繋がる、確かに素晴らしい事です。

うちの会社でも、フラット化に努めているつもりです。

社員は、それでも、社長とは距離があると感じているであろうから、と、余計に又フラット化を意識していました。

しかし最近、ちょっと違う様な気がしています。

それは、本来は組織というものは、こういうもので、上司や社長というものとの関係もこういうものだという前提があれば、それをフラット化する効果は大きいのですが、考えてみると、うちの会社では、組織とはどんな形で動いていくものなのか?上司との関係で、そんな事を言えるのか?など、そんな”本来”の経験知がないので、フラット化が効果が無く、逆に管理面を強化する必要を感じています。

今日ある大企業の管理職の方とお話していました。

海外で20年以上実績を上げて来られた方で、やはりそういう方は、日本や日本人自体にかなりの危機感を持たれていました。

そんな甘いものではない、そんな感覚で生きていけるわけがない、私も持っている同じ感覚でした。

私が勤めていた瀧定の事もよくご存知で、”厳しい会社ですよね?でもめちゃくちゃ働きますよね?”と言われるのと同時に、同行していたうちの営業に”社長、厳しいでしょう?でもそれをよーく聞く事ですよ”と言って頂きました。

別に私の言う事を聞けと言ってもらって喜んでいるのではありません。
こういうポイントを何とか伝えたいのですが、なかなか浸透させられないので、他社の方から言って頂くと大変有難いのです。

本来仕事はどうあるべきでしょう?

決してお金の為だけではないでしょう。
だけど、お金を貰っているのも、それで生活しているのも事実です。

という事は、その責任を果たさないといけないですし、厳しくないと、スキルアップもできないですよね。
厳しいことを楽しめるか、楽しい好きな事を仕事にしていれば苦しくないという事はありますが、楽なこと、簡単なことなどあり得ません。

色々なツール、環境などで、簡単に繋がり、皆が気を使い、優しく接しないといけない世の中、何かそれが良いというだけではなく、そうでないと悪という様な感覚になっている世の中や組織は、大変危険だと思います。

うちの会社では、まず、本来、組織というものは、上司というものは、そして仕事というものは、という事をこの期に及んでですが、改めて考えていきたいと思います。

2011年10月22日土曜日

アップルに学ぶ日本的経営

昨日は、東陽理化学研究所という会社の前社長、本合邦彦氏のお話を聞きました。

この会社は、何と、あのアップルが探し求めて訪ねて来たという会社で、I pod の大ヒットしたデザインに繋がる鏡面の金属外装技術を行なった会社なのです。

又、私は知らなかったのですが、アップルの現副社長であるジョナサン・アイブという人が、デザイン面を一手に担当する人らしいのですが、その人が日本に来ると必ず本合さんの元を訪ね、3・11の際も、本合さんの身元を確認しろと命を出した程、本合さんへの信頼は大変なものであったそうです。

そんな本合さんだけに、勿論、スティーブジョブスもよくご存知ですし、アップルという会社のお話も大変興味深くお聞かせ頂きました。

アップルを一言で表すと、イノベーションであり、イノベーションを正確に訳すと、”挑戦する心”ではないか?との事でした。

このイノベーションという例で、本合さんは、サンルーフを開発したホンダの話、野茂選手の野球へ取組姿勢、そしてスティーブジョブスの復帰後の話を上げられていました。

ジョブス氏が亡くなった翌日、私もブログで、野茂さんの話を書いていたので驚きましたが、やはり私もイノベーションとは、誰もが考えなかった全くない事、従来発想とは対極くらいの発想から生み出されるものではないかと思います。

アップルの考えはまずデザインであり、究極のデザインはシンプルで本物の素材にあり、本物の素材とは自然界に存在するものであるという事でした。

そして、本合さんがアップルと付き合って大変驚かれた事、それは、日本人、日本企業以上に日本的経営というのか、人と人の縁や恩を大事にする事だそうです。

やはりこれも、マルコムボルドリッジ賞と日本の経営品質賞の生まれて来た背景と同じく、日本がアメリカばかりを追いかけて来て、忘れてしまい、再度、勉強しなおさなくてはならなくなった、日本の価値観ではないでしょうか?

2011年10月18日火曜日

Jimukino-Ueda bldg に生まれ変わります。

私がウエダ本社に入って来た頃は、南ビルには、”売る”という選択肢がありました。

知って頂いている方も多い様に、元々引き継ぐ前提ではなく、倒産もちらついた状況で、その立て直しの為に入って来たわけですから、不要不急の資産は”売る”のが前提でした。

その後、折角、国道一号線である五条通りに面して、しかも南北両側のほぼ斜め向いの位置にあるビルの価値、創業者を含めた先人達の事を考えると、何とか残したいという思いになっていきました。

再び、ウエダ本社として、この両側のビルを自社でフルに使える会社にする事を目指し、マンション経営というものではなく、できるだけ事業として使う事を考えてきました。

ところが、今後の活用を考えるに当って耐震調査をかけると、結果は、新築と同じくらいの費用がかかるとの事で、一旦は、壊してコイン駐車にするしかないという結論となっていました。

しかし、あまりにも勿体無いとの思いから、リノベーションをいくつか手掛けられている設計事務所さんに相談し、デザイン、コンセプトを纏め、再度そのデザインに沿って耐震調査をかけ、何とか残し、しかも面白いコンセプトで、色々な人が集まるビルに生まれ変わることができそうです。

この南ビルで40数年、会社としては70数年、五条で商売させて頂いてきた歴史を消すことにならず、私としてもホッとしています。
今後は、この生まれ変わるビルを基点に新展開を図り、京都に向けては勿論ですが、創業から今まで活動させて頂いてきた五条を活性化させていく事にも、力を注いでいきたいと思います。

ビルの内覧会は、11月1日、2日です。
是非、生まれ変わったJimukino-Ueda bldg を見に来て下さい!

2011年10月15日土曜日

現状報告

ここ最近ずっと、会社で席にもついていないという状況が続いています。

社内で居る時間は全て、営業活動に回るようにしているからです。

しかも、同行とかではなく、一営業担当として大学を回っているのです。

会社としては、社長が本来考えていかないといけない事などに時間がさけず、良くない傾向ではありますが、なかなか営業改革
ができていない事や、厳しい状況下で、一致団結して取り掛かるという姿勢を示す為にも、今は現業優先で考えております。

考えてみると、ウエダ本社において、自分が営業担当となったことなどはなく、やはり自分で回ってみると、私が言っている事
は、こういう事が伝わっていないのではないか?とか、目線の違いというものを感じました。

やはり答えは現場にしかないのですね。

そんな事で、私のブログなどでも楽しみにして頂いている方には、申し訳ないのですが、ちょっと疎かになってもどうかご容赦下さい!

本当は、外部の方に喜んで頂く為ではなく、まずは社員に向けてのメッセージや、共有したい事などを綴っているのですが。

ブログ更新を促す声が、外部の方ではなく、社員から上がってくる様な会社になると、その時には、私が営業などしなくても、
良い感じの会社に成長できていると思います。


社長が広報やブランディングの為に、ブログなどをゆっくり書いていられる様な会社にまずはなりたいですね。

でもその状態になっても、私は色々動いていると思いますが。

2011年10月8日土曜日

日本を元気にするセミナー②

セブンプラザ山口社長は、鹿児島でパパママストアと言われる様な電気店で、しかも赤字や債務超過となった店を加盟店にし、経営指導を行ない、今やFC加盟店61店のフランチャイズ経営を行なっておられます。

その精神は、”小さくてもお客様が支援してくれると大手に勝てる”という所にあり、”価格に勝る面倒見活動”で、100%離れなければ売上は落ちないとの考えから、買って頂いたお客様にどの様に喜んで頂くか?を追求されておられます。

しかし、どうしたら儲かるか?どうしたら売れるか?という仕入れて売るだけの”商売”ではなく、その間の管理をしっかり行ない、パパママストアのオーナーに徹底的に”経営”を求めていかれるのですが、そのベースには人が一番であり、幸せな人生をどう送るか?が先で、その為に、家電店を営んでいるのだという考えに基づいている様に思います。
 
戦術は目先の事ばかりで、戦略は長期的な展開を考えることとの定義も明快で、店づくり、客づくり、人づくり、は戦略である為、お客様の管理費、人件費は、費用として捉えないとの事でした。


でんかのヤマグチ山口社長は13年前、2年程の間にそれまで全く無かった家電量販店が6店も出店してきた事により、通常では諦めてしまう様な状況の中、全く逆張りの”高売り”をしようと決意され、やはり徹底的に顧客接点の強化に努められたのです。

その仕組み化の一つとして、売上評価を無くし、粗利評価に切り替えられたのですが、その事で、お客様に徹底的に尽くしても、必ずそれは成績に結びつくという構図となり、社員さん達も関係性強化を目標とされ、見事にお客さんに喜んで頂く事に向けて一丸となっておられるのです。

”旅行に行くからペットを預かって””雨が降って買い物にいけないから、調味料を買って来て”など、ありとあらゆるお客様の要望に応えられ、粗利40%を達成されているのです。

驚くべき話は、"旅行に行くから、泊まっておいて”という要望まであったそうですが、社長曰く、”これは究極の顧客からの信頼なので、これが理想です”とサラッと仰っていました。

そして、”変わった電気屋でいいんじゃないか?”この山口社長の言葉、良かったですね。

近代ホームの松本会長も、住宅業界の常識を全く覆した展開をされ、ここに至るまでは苦労の連続、邪魔や脅しもあったが、”ピンチの中にしかチャンスはない””苦手なものにこそ強みを見つけられる”との事で、住宅業界では有り得ない、お客様スタンスを追求されておられます。

そのベースには、毎日、今日が最後だと思って生きていたら、どれだけの差ができるか?という様な死生観がを強くある様に思います。

しかし、この三人の方に共通するのが、計数感覚を磨かれているところですが、松本会長も、その人間味溢れるお人柄と同時に、社内では数字でしか会話をしないという事で、これ又他にはあまり例のない、正社員として雇われている自社の大工さんにも、決算書を読める様に徹底教育されているのです。

という様に、纏めるのに、大変苦労する、学びだらけのセミナーでありました。

従来のブロックスさんのセミナーでも、たくさんの気づきや感動を頂きますが、かなり出来上がった理想に近い企業スタイル、又、何よりも社長の人間性を見せられるので、社長が自ら輝かないといけないのに、あまりにも遠すぎて、結構落ち込んでしまう面もありました。

そういう面においては、この三人の皆さんも素晴らしい人間力をお持ちなのですが、凄い逆境からの具体的なお話を聞く事ができ、私などでも、大変だと思っていた状況も、全然大した事がないと思えた事や、それに対して、対策と言える程の事が、できていない事だらけであり、本気度が全く足りていなかったと気づかせて頂く事ができ、私自身、本当に晴れやかな気持ちになる事ができました。

ウエダ本社として考えている方向性も、大いに自信を持つ事ができましたし、後は、再度、皆で役割を明確にして、シャカリキにやるだけです。

日本を元気にするセミナー①

今日は、ブロックスさん主催の第12回日本を元気にするセミナーに参加してきました。

京都流議定書でも大変お世話になっているブロックスさんの最大のイベントですから、そりゃ、参加しないと!という事もあるのですが、今回スピーカーで登場された、セブンプラザの山口社長、でんかのヤマグチの山口社長、近代ホームの松本会長のお三方のお話は、是非、聞いてみたかったのです。

そのお三方の講演前には、勿体なくも大久保寛司さんの、たった15分しかないという基調講演があり、そして皆さんの講演後は、大久保さんファシリテートのパネルディスカッションという、内容濃すぎの贅沢なものでした。

このお三方の説明をしていると、それだけで一杯になってしまいますので、ご存知ない方は、調べて頂くとして、共通するのは大変な逆境の中、通常であれば、できない理由ばかりになりそうな事に対して、逆転の発想で、並大抵ではない努力をされ、成功して来られた創業者であるという事です。

そして、皆さん、その逆境の中考え抜いてこられたので、着眼点が素晴らしい事、社員さん、お客さんを徹底的に大事にされておられる事、スティーブジョブズさんではないですが、今日一日であれば、という思いで一所懸命という言葉がピッタリの生き方をされている事、そこから来る理念をしっかり持たれている事、そして、それら想いと共に、計数管理を徹底的に行なわれている事などなど、あまりにも共通点が多く、しかも具体的なお話も多かったので、大変参考になりました。

又、我々中小企業の経営者にとって有り難たかったのは、三社とも、近代ホームの松本会長が標榜されている”グレートスモールカンパニー”という感じそのもので、規模は大きくないが、それぞれが他では真似できない顧客との関係を築かれている点など、こんな逆境の中、小さい会社でもここまでの事ができるのかと、勇気付けられる事がたくさんありました。

書き出すとやはり、内容があり過ぎて、纏め切れないので、それぞれについては次回に回させて頂きますが、私自身は、最近本当に忙しいと思っていたのが、皆さんのお話を聞いていると、まだまだ全然努力が足りなかったと痛感しましたし、そう考えると、やれていない事だらけで、改善できる事ばかりじゃないかと、変な?勇気も湧いてきました。

と、いう事で、早速ブログもこの時間まで起きて書いているのですが、とても纏め切れず、明日も早いので、今日はこの辺で寝る事にします。

続きは、連休中にでも。

2011年10月7日金曜日

誰を一番評価しますか?

ニュースでも大々的に取り上げられ、多くの方がコメント、話題にしておられますが、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなられました。

同じ時代に生きていた中では、一番の改革者であったと言っても過言ではないと思います。

しかし、日本の若い人でも、ジョブズ氏のコメントに勇気付けられたという人が多いのには驚きました。

アメリカではあの様な0から生み出した人、初めに行なった人が、何と言っても偉い!という価値観が圧倒的に強いですが、日本では未だに、0から1を生むという事についての評価が全然低いと思うからです。

あれだけの大きな振れ幅の浮沈を経験されながら、亡くなる際には、時価総額世界一を達成されていたのですから、違う所で評価しているのかもしれません。

皆さんは、アメリカ大リーグで活躍した日本人野球選手で、最も貢献度が高い人は誰だと思われますか?

多くの人はイチロー選手と思われるのではないでしょうか?

勿論、イチロー選手が日本のプロ野球のレベルが高い事を証明した様なもので、その貢献度は文句無く高いと思います。

しかし私は、誰を一番評価しなくてはいけないか?については、圧倒的に野茂選手だと思っています。

やはり、0から1を作った人、それを最大評価すべきだと思います。
それがないと、ずっと0で何も始まっていなかったかもしれないからです。

仕事や、特に営業などにおいて、この点はよーく肝に銘じておくべきだと思います。

その仕組みを分かっていないと、いつか壁に当ったり、酷い目にあう事もあると思うからです。

仕事などがうまくいっていたり、物が売れたり、自分でバンバン仕事をしていたりすると、どうしても錯覚を起してしまいます。

でも、よく考えなければならないのは、誰がそのシュチュエーションを作っているのか?お膳立てをしているのは誰なのか?何故売れる様になっているのか?そんな事を意識できていないといけないのです。

蛇口を捻れば水が出るのは当たり前ですが、蛇口を捻って、自分はたくさん水を出したと良い気になっていたりしている人は、多いのではないでしょうか?

そんな例えであれば、誰でも分かる話ですが、蛇口を捻って水を出すのは誰でもできるのです。

多少、力の大小があり、たくさん出せる人と少ししか出せない人の差はあるでしょうが、そんな事は大きな差ではなく、誰が蛇口を捻れば水が出る様に仕立ててくれたか?が一番見るべきところなのです。

この仕事をした人が偉大なのです。

その水源を見つけ(作り)出し、水道管を引っ張って来て、捻れば水が出るという、全く0からインフラとなる様な仕組みをジョブズ氏はいくつも生み出したのです。

あの様な天才を生み出すには、天才までいかなくとも、付加価値の高い事を生み出していくには、0から1を生み出す人を評価する、その背景や元を見る事ができる人を生み出していかないといけないのだと思います。

日本は早く、目に見えない価値を、もっと評価できる様にならないと、生きていけなくなるでしょうね。

2011年10月4日火曜日

見ていてくれる事

なかなかブログを書いている時間がない状況です。

そんな中、昨日、凄く嬉しい事がありました。

東北の方が、私のブログを見て励みになったとコメント下さったのです。

東日本に対して、何ができるのか?と言っても細かい支援しかできず、自分の見た事、聞いた事を広めていく事、そしてそれぞれの課題に少しでも役に立つ人を繋いでいく事しかできないと思っていました。

それが全く知らない所で、大変なご苦労をされておられる方が、私のブログで励みになったと言って頂けるという事は、それこそ、私にとっても、ブログもそうですが、東日本への思いも持ち続けていかないといけないというモチベーションにも繋がりました。

以前にも書いた事があるのですが、私がNPOや社会企業家的な人を応援するのは、自分では到底できない事を行っている彼らに、託している面があるのです。
しかしその反面、直接的に、大変な人を救ったり、状況を改善したり、寄り添ったりしている姿を見て、羨ましく思っている面もありました。

自分ではそこまでできなくて、間接的な支援しかできないと思っていただけに、自分自身のブログで励みになったと言ってもらえたのが、凄く嬉しい事でした。

やはり人は、誰かの為、何かの役に立つという事が一番大きなモチベーションになるのだと思います。

又、同時に、私などですら、見ていてくれたという事を心強く感じるわけですから、被災地でまだまだ苦労されておられる方々の事は、皆がいつまでも思い続けて、伝えていくだけでも大きな支援になるのだと改めて感じました。

2011年10月1日土曜日

11'10月ウエダ本社社報

《原則に従って考える》

昨日、ベストセラーとなった“デフレの正体”の著者でもある、日本政策投資銀行参事役の藻谷浩介氏のセミナーがありました。

藻谷さんの理論も特徴的で、マクロ経済の専門家の中には、異論をお持ちの方もおられる様ですが、そこで使われるデーター、特に15歳から64歳までの人口統計の推移は異論を挟む余地がないところです。

誰もがこの年代層が減っていき、65歳以上、その中でも75歳以上という方々が急激に増えていく事は、想像するに容易い事ですが、問題は、その当たり前となっている事実を、言葉だけで捉えず、想像してみる、その中で自分は、どの様な状況でありたいのかを考えるという事が必要だと思います。

 ウエダ本社としても同じ事で、この人口推移を想像するだけで、オフィスという箱が、いかに要らなくなってくるかという事が想像できると思います。

その様な人口構成の世の中になるのは避けられないのですから、その中で我々は、どの様な人向けに、どの様なサービス、特徴を持っていくのか?それを考えないといけないのです。

又、個人においても、その様な状況に向かっていく中、それぞれが理想とする仕事や人生にしていく為には、どの様にすべきなのか?それをウエダ本社で実現できる事なのか?実現していく為にはどの様な事が必要なのか?を考えなくてはいけないと思うのです。

その必ず起こってくる事象に対して、できるだけ早くから、深く、考える様にして欲しいと思いますし、それができれば、どんな時代になろうとも、ウエダ本社のメンバーは、生きていけるという事になると思います。

そのどんな時代になっても生きていける人達が集い、ウエダ本社として、理念、使命から落としこんだ展開の中で、自己実現を果たしていく事、それがこれから、我々の目指すべき姿です。

オフィスという箱は大幅に減っていくでしょうが、仕事はなくなる事はあり得ません。
我々の目指すべき事は、社会人となって、起きている間の殆どの時間を費やす職場の環境を豊かにする事、仕事観を変革し、殆どの時間を費やす仕事をイキイキとしたものにする事です。

人口分布が変わろうとも、ウエダ本社としては、この原則に沿って考えていくのみです。