2011年3月1日火曜日

11'3月ウエダ本社社報

《 誰の為? 》

相変わらず政治が混迷を極めており、年度末というのに、一体どうなるの?という状況です。
与党も野党も、そして与党の中でも、党の決定には従わないが党は出て行かないと公然と言っている様な人達も居て、それぞれが、“国民の為に”と自分達に都合の良い様に言っています。
中には真剣にそう思っている人も居るのかもしれませんが、いずれにしても国民から見たら、“よく言うよ”と、白けるだけなのに、そんな感情もホントに分からないのかなと情けなくなってしまいます。

~の為・・という言葉は注意が必要だと思います。

言っている本人も錯覚を起してしまっているケース、聞こえが良い言葉なので、それを分かっていて利用しているケース、いずれにしても、その対象者の為にはなっていないケースが殆どではないでしょうか?
そういう私も、気づかず使っているケースがよくあります。

しかし、言っている時にはその人の為と思いつつも、冷静にその時にシュチュエーションを分析してみると、自分の為が混ざっていたり、勝っていたりするケースはあると思います。

親が子供に勉強しなさいという時に、“お前の為を思っていっている”という際も、親が勝手に思っている理想の姿があり、それに向かう為には・・という、自分の感覚からであって、それが子供にとって良いのか?というと本質ではないという事もよくあります。

それは、自分の子供が生死に関わる様な状況になってしまったとしたら、勉強なんてどうでも良いから、と、殆どの親は考えると思うからです。

イトーヨーカ堂やセブンイレブンを率いる鈴木会長は常々、お客様の為に・・ではなく、お客様の立場に立って、でないといけないと仰っていますが、~の為にという言葉は、実は、こちらが勝手に相手にとってこの方が良いと決め付けて、相手の為に・・を押し付けていたりする場合があるのです。

それぞれが国民の為に・・と言っている話を聞いて、“よく言うよ”と白けてしまうのもその為で、“全然そんな事嬉しくないよ”という事になってしまうのです。
我々も、お客様の為に・・と勝手に思っているケースが多いと思いますが、本当に、お客様の立場に立ってと思える様な集団にならないと、ウエダ本社としての存在価値は作れないと思います。

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