2018年7月15日日曜日

脱色して来ました。

宮崎県の新富町から先程帰って来ました。
毎度の事ながら、わけわからんと思われると思いますが、今回は、三田愛さんが主宰されるコクリ!のメンバーと新富町の農家、起業家、役場職員、地域商社「こゆ財団」のメンバーが泊まり込みで行なう、GI探求ジャーニーというものに参加しておりました。







新富町が盛り上がっているという事は何と
なく聞いていましたが、そのキーとなったのは「こゆ財団」という地域商社の存在だった様です。

人口1万7000人の町が、ふるさと納税の財源で人材教育などを行っていく事を目指して昨年4月に地域商社が設立された事から、1粒1000円という、国産ライチのブランド化に成功したり、地元の強みを生かす展開から、移住者や起業家が集まる様になっている様です。


行ってみると、食は勿論、確かに強いコンテンツがありましたが、地方では、同様の魅力を持っている所は多いと思います。

ただ、その魅力や強みに気づいていなかったり、素材が良いとしても、それを売れる商品にできていない事が殆どですが、それをこの「こゆ財団」が、コーディネートしているのでした。




今回、この話を聞いて、こういう存在があれば、それだけで地域興しなど、もっとできると思うのですが、設立間もないこの財団に視察が相次いでいる所を見ると、他ではなかなかできないんですね。

その原因を探っていくと、結局は技術論ではなく、やっぱり“人”の話になり、重要な要素の熱意ある“人”が重要なポジションで揃えられるか、反対に、壁となるのも又、“人”ですが、その壁とどうしていくのか?そして、そのマネジメントができるか?が成否の分かれ目なのだと思います。

又、なかなか地元や、自社、個人でも、自分自身の強みに気づくのは難しいですが、それだけに外部の目というものは重要で、外部との接触、交流などを行って、うまく刺激を入れていく事がポイントだと思います。

我々の会社では、こういう事は意識していて、外部との接触、交流は積極的に行っていますが、それだけに余計、自社の強みを自分達が知っている事、刺激を受けて、うまくその価値をマネジメントしていける力がより重要になるのです。

現在、スタッフがそれぞれの立場からウエダ本社の強みを考えて、プレゼンを行うという企画を行ってくれていますが、皆がそういう意識を持ってくれると、見え方が変わり、気づきが変わってくると思います。

固定概念が強いと、どうしても変化や兆候が見えなくなります。

地方に行くのは、地域や、業界などという同じ所に居ると、どうしても頭や感覚に色が着いていってしまうので、自分を脱色していっているのかも知れません。

脱色して来た分、又来週から、新たな色を取り込んでいきたいと思います。

2018年7月7日土曜日

フィリピンで勉強してきたこと~理念、使命感、社会課題

今回、フィリピンに英語勉強で行くなら、ここに行けば?と紹介されたのが、ワクワークイングリッシュさんでした。

これを紹介してくれたのは、恐ろしい?巻き込み力でコクリ・キャンプを主宰する三田愛さんですが、フィリピンの正にソーシャルビジネスとして展開されるワクワークさんとは、英語だけではなく今後色々な繋がりもできるのでは?と勧めて頂いたのです。

これも引き寄せというのか、実はワクワークさんの事は、7年前に嘉悦大学さんがスカイプ英語授業を最初に導入された際に、友人である嘉悦さんから直接現場で見せて頂いて知っていました。


ワクワークイングリッシュさんは、創設者の山田さんがバックパッカーとしてフィリピンでストリートチルドレンに出会い、その社会構造にショックを受けられた事から、彼らを英語を使って活躍していける人材に育て、ストリートチルドレンを救い出す役割を担っていく循環を作り、フィリピンの病巣を崩していこうとされているものです。

という事で、土曜日には元ストリートチルドレン達の孤児院に、ボランティアで授業を提供しておられるのですが、そこにも同行させて頂きました。

ストリートチルドレンというと、悪いイメージしかないですが、そこで見たのは、二段ベットの一つしかない、綺麗に整理された個人の場所と、人懐こく、日本の同世代の子供たちより純粋な姿でした。



又、驚いたのは、ボランティアがパンを差し入れで持っていき、一人一つづつ配るのですが、私がそれを見ていると、八歳ほどの男の子が自分の食べているパンを私に差し出して、食べるか?と言ってくれたのです。

まだ、他の人の分まで欲しがってもおかしくない年齢で、ましてや、貧しく大変な苦労をしてきている子が、自分の物を分けてくれようとするのです。

これだけでも、ストリートチルドレンって何だろう?

今、我々も、他者に配慮できる人や、その対応などをしつこく言ってますが、その気持ちって何から生まれるのだろう?

日本人は、やっぱり何かを失ってしまっていると感じました。

ワクワークさんに行ったものの、山田さんが、第二子となるお子さんのご出産でご主人と共に帰国されており、結局は会えなかったのですが、それだけに代表者不在の中で、チームの素晴らしさと、その源泉となっているTOPの理念の重要性を目の当たりに見せて頂きました。


スタッフが口々に、”TAKAKOの想いに共鳴して”とか、”TAKAKOがビジョンを掲げるのを自分達が形にしないと”などと言うので、私が、どうしてそんな風に考えられるのか?を聞くと、山田さん夫妻は、セブで”悪の巣窟”と言われるスラム地域に、自立を目指す元ストリートチルドレン達の起業を支援するビジネスセンターを建設される予定なのですが、一緒に働いているフィリピン人スタッフ全員が、そんな地域での建設に大反対だったのを、”「このエリアでやらないと意味がない」というTAKAKOの想いに皆、共感したからだ”と言っていました。


TAKAKOさんは居ないのに、TAKAKOの理念を実現する為にと、それぞれの考えから、フィリピン人スタッフ達が実現に向けて動いているのですから、今回、一か月の不在をようやく決断した私からすれば、相当上のレベルだと感じましたし、理念を共有し、人を大事にする様な経営は日本が進んでいると思って、実際これまで沢山のベンチマークも行って研究してきたつもりですが、このチームのレベルの高さには驚きました。

それでも、悩み、問題はある様で、私も現地マネージャーから色々と相談も受けましたが、その悩みのレベルがこれまた高く、我々も含めて多くの中小企業が、こういうマネージャーの存在を作るのに苦労しているのにと思いながら聞いていたので、悩んでいるそのマネージャーには失礼ながら、どうしてそうなるの?と、笑みが出てきました。

やはり、そんな想いになっていくのも、そんな想いになる素晴らしい人を集めていくのも、TOPの強い想いと使命感だと思いますし、それは人種、民族など関係ないのだと痛感しました。

そして使命感というのは、TOPだけの話ではなく、働いている人でも持つことができると、それだけ深みのある生き方、働き方になるのだと思いました。

実際、あるスタッフ(先生)も言ってましたが、ワクワークには素晴らしいキャリアを持った先生ばかり集まっていて、条件でいけば、もっと良い所はいくらでもあるだろうけど、私は、単に英語だけを教えるのではないと思っているとの事でした。

話は変わりますが、私が泊まっていたホテルで驚いたのは、そこのスタッフがよく働くという事です。

これまでアジアと言うと、ハッキリ言って、仕事に対して怠けるというか、全然動かなく、立っているだけ、という様なイメージでしたが、このホテルのレストランのスタッフは、自らドンドン仕事を探し、誰かがある場所を片付ければ、自分は次のセットを用意に行こうというスタイルで動いていくので、ある時、あるスタッフに、”どうしてそんなに動きがいいの?”と聞いたのですが、その答えにうなりました。

 "We love work"

どうでしょう?

やはり、そう思って働いている人、これも一つの使命感だと思いますが、そういう人と、ただ単に消化しているだけの働き方の人では、その人自身の輝きや深みまで全く違うものになると思います。

という事で、フィリピンまで行っても、より強固に感じてきましたが、日本は、日本の働き方改革は大丈夫でしょうか?

そして日本で経験した事をいずれアジアに伝える時が来て、その時に私が英語にアレルギーを持っていたのでは、、という事で今回の英語留学に至りましたが、私が英語習得する時間を待たず、日本は、働き方においても、やる気あるアジアの人々に、一瞬で抜き去られていく事になるかもしれません。

これが私自身、ウエダ本社自体が、これからはソーシャルビジネスのプレーヤーになっていくという理由です。

2018年7月1日日曜日

恥ずかしながら・・

先週少し上げていましたが、実は一か月間フィリピンにおりました。

その理由は、恥ずかしながら、英語の勉強です。

一か月も英語の勉強で会社放ったらかしで良い身分?と思われると思いますし、その通りで本当に有難い事ですが、個人的な目的で行ったわけではなく、今後の事を考えてのものでした。

1年前から、この一か月計画は考えていたのですが、それこそ会社を放って行ける状況にならないかもしれないので、その時点から6月の予定だけはブロックしながら様子を伺っていました。

実は裏目的として、この間に自分達だけでの運営を経験してもらう、という事があったので、本当に行けるのか?ギリギリまで様子を見ながら、スタッフもそれぞれの役割を意識してくれる様になり、組織としても少し成長してきた実感もあったので、実行する事にしました。
「失敗はとがめないから一か月間私に相談せず、全て自分達で決めてくれ」とリーダー達には言って出かけたのですが、今のところ大きな問題もないので、うまくやってくれたのだと思います。

私の目的ですが、大学の頃それこそ一か月だけ、アメリカでホームステイの経験があったのですが、その後、英語は平均的な日本人レベルで、その為これまで、海外や外国人との接点という事ではチャンスを逃して来ました。

特にウエダ本社に来てからは、京都という特長を生かしていく事もありましたが、内にこもりがちで、地方に目を向けるのは良いのですが、もし英語が話せたら、グローバルに打って出ていたと思いますし、全く違う展開をしていたと思います。

又、ここでは書いていますが、“ソーシャルイノベーターや若手のサポートをして偉いね”的な事をよく言われるのですが、良い恰好抜きでそんな感覚は毛頭なく、むしろそれぞれの人を尊敬しているのと、羨ましくも思っていたのです。

地雷撤去や子供兵の社会復帰、ストリートチルドレンや孤児、障がい者、自死遺族、貧困、被災地など、それぞれ大変な問題に向かっていて、とてつもない課題だらけだと思いますが、自分自身がやろうとした事にストレートに向かっていけている姿に憧れを感じながら、ウエダ本社という会社を引き継いだ立場では、そんな事に向かっていけないので、それぞれの相談などに乗りながら、少しでも彼らの役に立てればそれで自分の役割を果たsせると、気持ちを治めていたところがあったのです。

ところが政府が働き方改革の旗を振る様に、日本では正に、働き方、それに対する人々の考え方、もっと言えば、働く事や生きる事に多くの人が意識、やる気を持てなくなっている事が、日本のど真ん中のソーシャル課題であり、我々の目指して来た事、我々が崩していこうとする事が、今ではソーシャルビジネスであり、アントレプレナーとなる状況となってきたのです。

そしてこの日本の状況は、特に急発展するアジアでは今後必要となる時期が、そう遠くなく訪れると思っており、その時に、日本で何某かの結果を出している我々が、私自身の英語の壁のせいで、踏み込んでいかない様な事になると、後悔しきれないと思っていました。

勿論、50代半ばのおじさんが、今から英語を勉強してしっかり話せるようになるとは思っていませんし、一方でAIITの発達で、語学など同時通訳してくれる時代が来るので、覚える必要はないと言う面もありますが、人から考えた組織運営、場づくりを肝とする我々は、いくら言語自体は変換できたとしても、その場の雰囲気や直接話す事から感じる事が大事なので、私自身が直接コミュニケーションを取れる事は必須条件だと思うのです。

英語力はどうなったか?については、できれば聞かないで欲しいですが、少なくとも壁はかなり崩せたかなと思います。

そんな理由での50代半ばの挑戦?でしたので、ただ英語だけの学校選びという事ではなく、以前からその存在は知っていたワクワークイングリッシュさんに個別対応して頂いてのものでしたが、この素晴らしいソーシャルアントレプレナーであり、ソーシャルビジネスを展開されているワクワークイングリッシュさんについては、色々学ばせて頂く事も多かったので、次回にこのお話を纏めたいと思います。

という事で、50代半ばのおじさんの挑戦話はつづきます。