2019年3月19日火曜日

本物のソーシャルについて

先週は京都府の京の公共人材大賞でしたが、今週は京都市の1000年紡ぐ企業認定の審査でした。
審査と言っても、その賞それぞれに趣旨が違って、評価の仕方も違うので、選ばれなかったり、評価が高くなかったとしても、決してその企業や人がダメなのではありませんし、この賞でなければ、こちらの方が良かったとか、何の問題もないけど、この賞ではないですよね、という事がよくあります。
そもそも私などが審査を務めさせて頂いているわけですから、バリバリのビジネスプランコンテストではありませんから、世間一般の企業(人物)評価ではない事も明白です。
ただ、こと”ソーシャル”と言われるものについては、私自身は、嗅覚は持っていると思いますし、その観点が入る部分においては自信を持って審査させて頂いています。
私自身、何故その嗅覚には自信を持っているかと言えば、事業展開も死生観から考えている所があり、それも、説明していくとちょっと引かれるかも?(笑)と思いますので、深くは話ませんが、簡単に言えば、死後の世界というものがあって、この世の事は全て修行ではないか?という様な発想で、事業も自分の役割を全うする為、その存在意義を最大化する為から考えていたりするので、流行りや狙いで、ソーシャルと取ってつけたり、掲げていたりする所に対しては、論理ではなく、違和感を感じてしまうのです。
話のついでに、一つ自分の悩みを吐露すると、自分自身面白みが無い人間だと思うのですが、それは、資産を持つのも楽しむのも、死んだら終わり、と思っている所があるので、役割に繋がらない楽しみにも興味が持てないのです。
そろそろヤバくなって来て、これ以上は引かれるので止めますが(笑)、いつの世も流行りには、上辺だけ脚色してうまくやる所が入って来て、旨味を刈り取り荒らしてしまいますが、このソーシャルという世界では、それだけは止めて欲しいと思いますし、そうならない様にしていかないといけないと思います。
そうでないと、自分や自社が儲けたいと思う所が、ソーシャルを語っていくと、結局は世の中が良い方向に向いて行かないという事になるのですから。
今、朝一の新幹線で東京に向かっています。
ソーシャルビジネスサミットに参加する為ですが、この主催のボーダレスジャパンさんには、以前から大変興味を持っています。
実は以前から、NPOなどのホールディングができないか?と考えていたのですが、それを既に、もっと強固なビジネスで、しかも熱意ある若者を育てて起業家集団を作られているのが、ボーダレスジャパンさんなのです。
という事で今日は一日、ソーシャルシャワーを浴びると思いますので、又、言いたくなると思いますが、今日はこの辺で。

2019年3月11日月曜日

"ムダ”の定義と良い会社デザイナー

今週金曜日には、三週間インターンで受け入れていた京都芸術デザイン専門学校の学生さんのプレゼンがありました。
今やインターンというのを、ほぼ採用活動の一環として利用している企業も多いですが、我々は一切関係なく、ハッキリ言えば学生さんや送り先の学校や企業への協力で受けているケースが殆どですが、今回は、デザイナー志望の学生4名という事で、これは我々も仕事的に助かるかも?と受け入れました。
ところがそんな下心?を持ったのが甘かったのですが、デザイナー志望と言っても、コミックイラストコースの学生さんで、うちの業務とはほぼ関連性がなく、しかもコミュニケーションが苦手で、このメンバーも同じクラスなのに、殆ど話した事が無いと本人達も言っている様な状態で、主に関わったこちらの担当者が、当初かなり負荷がかかり、精神的にも落ち込む状態になっていました。
それでも一所懸命にやってくれていたのと、気にかけて関わってくれているメンバーもいたので、私は全く関わっていなかったのですが、最終日のプレゼンを見て、というより彼らの発言内容を聞いて、あまりの成長ぶりに感激しました。
コミュニケーションが苦手だと言う彼らが、この三週間で学んだ事として口々に言っていたのは、”挨拶が大事”という事と、”報・連・相の重要性や意味”についてであり、”デザインをやるにしても、一緒に仕事をする人や、お客さんの意図をくみ取ってそれをデザインしないといけないので、ヒアリング能力が大事と気づいた”という事を、ハッキリ言えばプレゼンとしては決してうまくはないながら、それだけに自分で感じた事を自分の言葉で言ってくれているのがよく分かり、感激したのでした。
彼らは毎朝、フロアで挨拶するだけでなく、一人ひとりの所に言って挨拶してくれていたのですが、うちのスタッフがその指導をしてくれていたのが、それをたった三週間で、その意味までを自ら気づいたのですから凄いのと共に、彼らにそんな気付きを与えてくれたスタッフ達には、完全に負けました。

ウエダ本社が一見、”ムダ”な事を何故行っているのか?はよく話をする所ですが、そもそも我々はこの”ムダ”への反発で展開している面があります。
自社の採用に繋げるわけでもないのにインターンを受け入れ、しかも、2月~3月と言えば、年間で最も忙しい時期に、業務外の負荷がかかるという、効率性を追求する企業からすれば、全く”ムダ”としか言えない様な事だと思いますが、考えないといけないのは″ムダ”の定義です。
”ムダ”を定義づけるには、”目的”をハッキリしないと、それによって”ムダ”は変わります。
別にトヨタさんが決めた”ムダ”がどの企業にとってもの”ムダ”とは限らないし、少なくとも我々の考える”ムダ”とは違います。
勿論、”ムリ””ムラ”だらけの会社ですから、改善すべき”ムダ”は沢山ありますが、我々の目的が、オフィスの設計やコピー機などの販売であれば、こんな事は”ムダ”以外の何物でもないし、こんな事に、業務を放ったらかしにして取り組むなど、意味分からないどころかやってはいけない事でしょう。
ただ、ウエダ本社の目的は、オフィスや備品というハードを提供するのではなく、働き方をデザインし、良い会社をデザインする事であり、それらは全て”人を活かす”事をベースにして行っていくので、今回のインターンでも”ムダ”ではなく、良い経験をさせて頂いているのです。
と言っても、私は言っているだけなので、スタッフからは”気楽でいいよな”と思われてると思いますが、ウエダ本社としての目的のすり合わせを、まだまだやっていきたいと思いますし、オフィスやインテリアデザイナーではなく、皆が”良い会社デザイナー”となってもらう事を目指していきたいと思います。
とは言え、時間も限りがありますので、これを見られた学校関係者や某金庫の方(笑)、いつも受け入れられるわけではありませんので、その点はどうぞご了承下さい。

2019年3月3日日曜日

ウエダ本社のbeの肩書

昨日は、京都府の京の公共人材大賞の最終プレゼンがあり、その審査として参加させて頂いていましたが、同じ審査員として参加されていた元greenz.jp 編集長の兼松氏から、著書「beの肩書」を頂きました。

以前から彼が”勉強家”と名乗っているのも、最近は「beの肩書」のワークショップを行っているのも知りながら、その意図や内容までは詳しく知らなかったのですが、この本を読んで、正にドンズバで、我々が取り組みたい本質的な働き方改革、社内で常々話している事と全く符号する話だったので、紹介したいと思います。
単純に言えば、ウエダ本社の社長というのは、”こんな事をしている人”という”doの肩書”であって、”私はこんな人”という”beの肩書”が大事だという事ですが、beの肩書を見つけていくにおいて兼松氏は、アリストテレスが提唱したユーダイモニアを取り上げています。
ユーダイモニアとは、自己実現や生きがいを感じる事で得られる幸せの事だそうですが、私たちが秘めている可能性を最大限に発揮している時に感じられるもので、”これが本物の私だ”という感覚を生み出すとされているそうです。
この個人的充足感のユーダイモニアに対して、快楽的な幸福感がヘドニアというもので、一時的に楽しく感じられるが、必ずしも自分の可能性を発揮する必要はなく、どちらかと言えば受け身のまま消費するだけだったりもするそうです。
よく、金銭的なインセンティブは一過性にものである事が言われていたり、ノーベル経済学賞も受賞されているダニエルカーネマン教授は、感情的幸福は年収7万5千ドルまでは収入に比例するが、それを超えると比例しないという研究発表をされていた様に、これらは自己実現や、生きがいを感じる幸せには結びついていかないのです。
そして、働き方文脈では、”働きがいのある会社”と”働きやすい会社”は違って、我々は”働きがい”のある会社を目指し、”働きがい”のある会社を増やしていこうとしているのですが、この”働きがい”と”働きやすさ”の違いは、このユーダイモニアとヘドニアとの関係と同じで、条件や制度を整えていくだけでは”働きやすい会社”はできても”働きがいのある会社”は創る事ができず、働きやすさだけを求めて突き詰めていく事は、ヘドニアだけを求めていく事になるので、人間として、もっと言えば、生き物としての本質的な働き方改革にはならない!というのが、私の想いであり、そこから出ているウエダ本社としての展開そのものなのです。
それだけに改めて、まずは各自の”beの肩書”を考えてもらって、それぞれが”beの肩書”を持つスタッフが集う、ウエダ本社としての”beの肩書”を考えて、設定していきたいと思います。

2019年2月25日月曜日

二つの世界の間で

今週はより一層、活動内容といい、会った方々といい、またまた訳分からん!と言われる様なバラエティーに富んだ一週間でした。
月曜日の朝は、うちの会社の社外清掃の様子を見たいと、ベルリンで活躍するドイツ人とフランス人アーティストの訪問を受け、午後からは、仕入れ先である金剛さんの新工場お披露目と、操業記念パーティー出席の為熊本に入り、被災から新工場立ち上げに至る経緯もお聞かせ頂きました。
翌日は、以前水俣市で講演させて頂いた関係から、その際に参加して頂いた社長など6名が熊本市にお集まり頂いて、その後の進捗や今後のTRAFFFICとの連携などについてディスカッションさせて頂き、夜にはそのTRAFFFICで開催されていたデザインウィーク京都のイベントに顔出しの為、京都に戻りました。
ここではNIKEのデザインチームとも仕事をされているポートランドのクリエイティブチームが、企画、開発、デザインの進め方について、なるほど!という内容と、流石の盛り上げ方で、一味違うワークショップが行われていました。
水曜日は早朝から東京へ向かい、at will work さんの「働き方を考えるカンファレンス2019」に出演させて頂き、他の出演者のお話などもお聞かせ頂いて有難い時間を過ごさせて頂きましたが、翌日は逆に東京からの来客と、ロータリークラブで担当している委員会でのイベントがある為、日帰りで京都に戻りました。
その木曜日は今週唯一京都に居る日でしたが、ホントはこちらも参加したかった京都市ソーシャルイノベーションサミットに、ロータリーイベント後、少しだけ顔出しして、夜は又、試写交流会が行われていた会社に戻り、終了後、ブロックス西川社長と食事しながら、終電ギリギリまで熱いミーティングと、この日も又殆ど会社にいませんでした。
そして翌朝からは又、富士XEROXさんの年間表彰式に出席の為東京に向かい、その表彰式の前にはVITRAさん、ポラリスさんとのミーティング、表彰式とパーティーの後は、銀座で行われていたリリースフォーラムに参加し、その後はOMOYAの猪熊さんと打合せで、この日も終わってみれば日が変わっているという、充実の一日でした。
土曜日は、一緒に表彰式に参加していたスタッフと、ホテルで朝食を取りながらミーティング?という、普段ではなかなか取れないゆったりとした時間を持つことができました。
大まかな予定だけを羅列するだけでもこの様な一週間でしたが、本業では全く海外など関係の無いウエダ本社に、ベルリン、ポートランドからの訪問があるなど、いつもにも増して訳わからん事が起こっていたのと共に、珍しく?既存ビジネスでの仕事も多く(笑)、より一層、振れ幅が大きい週となりました。
それだけに、数字や物質的な豊かさだけを追いかけて、規模や保有資産などの大小で上下を決める世界と、価値や意義の尊さを軸に、その実現に向けて伴走、連携していこうとする世界との間を行き来して、価値観、感覚の違いを鮮明に感じました。
これからも、私個人もウエダ本社も、この二つの世界を行ったり来たりしながら、自分達の存在価値をその間の所で見出していく事になるのでしょうね。
段々とその的は見えては来ていますが、着地するには、まだ少し行ったり来たりを繰り返していくと思いますので、まだまだ訳わからん活動も続けると思いますし、色々な所に顔出ししていくと思います(笑)


2019年2月17日日曜日

テロワールの精神で

今週は、カルビー創業家で元社長でもあった松尾雅彦さんの一周忌の追悼会が京都で行われ、私も参加させて頂いているトップフォーラムという会を通じて所縁のある方、約60名が全国から集まっておられました。
元カルビー会長の松本さん、元LIXIL社長の藤森さん、伊那食品工業の塚越会長などなど、凄い面々が有志で集まられ、一部、二部、懇親会を通じて、20名程の方が、思い出話をお話されていく、ただそれだけの会だったのですが、そんな方々がされるお話と、それだけで長時間持つという事を見て改めて、松尾さんのお人柄と実績、その源泉となる想いの強さを感じました。
それだけのお歴々が異口同音に仰るのは、”松尾さんの話は難しくって殆ど分からない”という事ですが、それでも、これだけの人を引き付けるのですから、半端ないレベルの想いの強さが重要なのでしょうね。
カルビーの経営を松本さんに託されてからは、フランスで見て来られた事をベースに創られた”日本で最も美しい連合”の展開と、著書も出されたスマートテロワール構想を日本に広め、衰退していく農業と増えていく耕作放棄地で日本を大転換させるという想いで動いておられました。
スマートテロワールとは、”美しく強靭な農村自給圏”との事ですが、テロワールとは、”その地域独自の風土、景観、品種、栽培法などが育む特徴ある地域”という事らしく、そういう意味では、この会に入らせて頂いたお陰で、美しい村連合に訪問させて頂く事も多かったので、私自身、会社を展開していく上での思想にも、少なからず影響を受けた様に思います。
「目に見えない価値が重要」と掲げて、京都流議定書を行ったのは11年前ですが、外形的な数字だけの評価、またそれだけを求めた事による、行き過ぎた、効率性、均一性、地域で言えば東京一極集中や、東京が日本と考えた東京からのオペレーションへの疑問や反発を強めていったのは、テロワール構想にも影響を受けていたと思います。
カルビ―大躍進となる大ヒット商品”かっぱえびせん”は、まだお米が潤沢に食べられなかった頃、皆をお腹一杯にする為に小麦でお菓子を作る事を創業者が考えられた事と、当時広島でしか食べていなかった未利用のエビを使う事からできた商品だそうですが、その苦しい時代から、単に儲けるというだけではなく、国民の為や、未利用資源の利用など、テロワールに繋がる源があったのだと思います。
そのカルビーを、”良い会社だけれど経営は下手くそ”だったと切って捨てる松本さんを会長に招聘し、上場を託したのが雅彦さんで、以来、カルビーの経営は離れ、テロワール活動に没頭されていったのでした。
”経営は下手くそ”と松尾さんがおられる前でも、はばからず仰る松本さんですが、日本の数少ないプロ経営者と言われる通り、単なるコストカッターではなく、フィロソフィーは松尾さんしか語れないと、松塾という社内勉強会を全国で催して、松尾さんと一緒に回っておられました。
そんな話も含めて、凄い方々から大人な話を聞かせて頂いて、スキルや知識の勉強では得られない、ずっしりとお腹にくる気づきというのか、経営において大切なものを考えさせられる時間でした。
実は私自身、何の為に会社をやっているのか?を突き詰めていくと、変な話ですが死んだ後の事を考えていたりします。
それは深い話になるので、又いずれにしたいですが、私も死んだ後に、皆が語ってくれる様な生き方を、あと何年あるのか分かりませんが、していきたいと思いますし、松尾さんに少しでも近づける事になれば、又、松尾さんの想いが、世の中に貢献された事になると思いますので、少しでもそんな恩返しができればと思います。
湿っぽい話ではなく、それに向けて明るく楽しんで参ります!

2019年2月10日日曜日

縁とミラクルを起こす運

今週は、二日連続で講演させて頂く機会がありましたが、こちらが勉強させて頂けた事ばかりで、またまた有難い一週間でした。
まずは、WORK MILL EXHIBITION~どうなる?これからの「はたらく」というセッションでしたが、ここで出させて頂いたのは色々な意味で嬉しい事でした。    
このセッション、オフィス家具メーカーのオカムラさんが大阪で創られた共創空間”Bee"での開催だったのですが、このBeeのこけら落としイベントで、ゲストで呼んで頂きながらスケジュールが合わず、その後も何度か登壇のお誘いも都合が合わず、漸く実現したのでした。
実はこのお誘いを受けた事自体が、狭い考えでいけば大変な事なのです。
うちの会社はオフィス家具という分野でいけば、内田洋行さんがメインの会社で、最初にお誘いを受けた際にも、「それでもいいのですか?」と聞いたところ、この”Bee”という展開は、そんな狭い了見の場ではないとの事であり、そうであれば、我々にとっても、固い頭の人や会社に対して新たな展開や価値を示していくのに、大変有難い機会だったのです。
又このプロジェクトを担当された岡本さんが、どう始めて良いか分からないとの事で、今回もご登壇されていた女子来大学を主宰されている猪熊真理子さんに相談された際、それだったらと、私をご紹介頂いたという経緯でしたので、その後数々のイベントを展開され、見事な場の運営をされている姿を見て、大変嬉しく思っていたのです。
この担当の岡本さん、この日も様々な奇跡を起こしていて”ミラクルエリー”と呼ばれていましたが、好きな人の事をトコトン好きになって、その人の良さを皆に知って欲しいという気持ちがとんでもなく強い方で、その事が、沢山の人、会社、参加者を”巻き込む”のではなく、皆が”積極的に協力する”形になり、結果的に良い結果を出すことになり、奇跡も起こすことになるのだということを見せて頂き、大変勉強になりました。
翌日は、ワコールスタディーホールで、関西NGO協議会さん主催の”企業とNPO/NGOこれからの協働のかたち~SDGsでつなげる京都と世界”というフォーラムでの講演でしたが、ここでも私の話よりも、その前に講話された法然院の梶田貫主のお話は、宗教、仏教というもの、日本の仏教の特徴などについても分かり易くお話頂き、ずっと聴いていたかったです。
愛することや、執着することから苦しむことになる。
執着を無くしなさいというのが仏教の教えで、自分の事をお願いするのは”まじない”である。
因縁とは、その人にはその人がそうなった理由があるとするもので、縁とは、そうなる繋がりや関わりがあるというもので、運とは違う。
良いこと、悪いことがあった時、縁と思いたいか?運と思いたいか?その為には?
といったお話でした。
この日は同じ会場で、夜に、ブロックスさんと共催させて頂いている知恵の場があり、ゲストは大久保寛司さんという、”縁”でしたが、大久保さんがいつも仰る話で、相手を変えようとしたり、言うことを聞かせようとしても無駄である、それは、相手には相手の、そうしない理由があるから、という事がありますが、梶田貫主のお話と全く一緒で、いい会社を作る話から、いいイベントや場、そして町づくりの話から宗教の話まで全部繋がる話で、当たり前なのですが、全て人がやることなので何でも一緒だなあ~と、この二日間の”縁”の中でも痛感しました。
大久さんが仰る”いい会社”の定義は、”皆がイキイキと働いていて、成果が出続ける会社”というもので、その為に、リーダーがやる仕事は、それを実現する為に、職場の雰囲気を良くすること、と仰っていましたが、冒頭の岡本さんにしても、関わった好きな人のことを徹底的に良くしようと思われることが、その人達をやる気にさせて、良い成果が出ることになっていて、その良い”縁”を繋いで強いものにされていくことで、ミラクルとも言われる”運”をも運んで来られるのでしょうね。
講演に行って勉強させて頂いたことばかりですが、来週から又、皆がイキイキと働いていく環境づくりを追求していきたいと思います。
ただ、甘いだけの話ではありませんが(笑)

2019年2月3日日曜日

非認知能力での組織(仕組み)づくり

今年になってから特に、新生utena works(ウテナワークス)についての話ばかりになっていますが、今週はそのお披露目イベントを開催しました。

ゲストに誰を呼ぶか?という事においては、やはり、我々の考えに近く、それを既に実践、成果も挙げておられるポラリスさんから市川さんと野澤さんにお越し頂いたのと、自らもバリバリ働いていたキャリアから一転、出産と共に就労困難者になったという経験から、お母さんの力(ハハ力)を研究しておられるミラツクの鎮目さんにお越し頂き、主婦=”時短”や”在宅”というキーワードではなく、”こんな力がある!”という可能性を探っていこうとするものでした。
私自身のイベント構成というのか、ウエダ本社のメンバーの関わりを明確にしていなかったので、段取りなどがグダグダでしたが、ゲストの皆さんの中身ある話と、リカバリーしてくれたウエダ本社スタッフのお陰で、何とか形作る事ができ、概ね参加して頂いた方の満足度も高かった様に思います。

そこでは、女性の力、何も無いと思われている主婦の力が、立派に仕事に繋がるという事例なども紹介されていましたが、私自身は本音で、今後の日本において、女性の力を生かせる会社や組織が生き残っていく事になると思っています。
これは、”女性活躍”などという意味や、人手不足からなど消極的な意味で言っているわけでもありませんし、勿論、女性に、いい恰好してとか、企業イメージを狙ってなどというレベルの低い話でもありません。
ポラリスさんでも、”別に女性に向けたサービスを狙って立ち上げたわけではない”と仰っていますが、企業価値に社会的価値を加えていく事において、地域や生活に寄り添った情報を女性の方が持っているから、女性と企業を結び付けるサービスになっているという事で、我々も常々、時間を軸にした”働く”についての考え方と、それに関連して、ワークとライフを分けた考え方を抜本的に変えていかないと、日本の働き方改革の根本原因の解決には繋がらないと思っているので、その突破口というのか、それぞれの立場の女性が満足に働けない様では、そこに繋がっていくなど程遠いので、表面的な言い方で言えば、”女性活躍に特化した”utena worksを設立したという事なのです。

そもそも、”女性活躍”、”女性活用”などと言っている時点で、これまでの男性社会の枠組みの中で、女性がどう活躍できるか?活用できるか?とのニュアンスがあると思いますが、そうではなく、女性がその力を、その立場で出していける環境にしていく事が、これまでの仕組みを変える事となって、それこそが、少子高齢化問題の先進国である日本が、イノベーションを生み出していく環境に繋げていけるのだと思います。
最近、世界的に教育で注目される様になった、意欲、協調性、忍耐力、計画性などの”非認知能力”は、IQやスキル的な”認知能力”に対するものですが、組織の感覚で言えば、上下関係で教えていくのが”認知能力”で、横の関係で教える(というより伴走するイメージでしょうか?)のは”非認知能力”となりますが、この事を見ても、”認知能力”で作られたこれまでの男性社会ではなく、”非認知能力”が発揮される組織や仕組みの作り方が重要で、その為には、女性がどの様な環境になれば活躍できるのか?という所から考えていく必要があるのだと思っています。
そんな事で、最近女性の働き方や、utena works関連の話ばかりになっていのは、ウエダ本社で追いかけけている事と同じで、それを進めていく為にも一番優先度が高いという事からであって、決して女性に好かれたいからではありませんので、念のため。