2018年9月23日日曜日

イノベーションキャビネット

今週には自民党総裁選が行われ、安倍首相が三選を果たしました。

国民には、見ているだけで関係なく無風にも近い選挙でしたが、その中でも、地方票と言われる、この中ではまだ国民の風を感じる所で、半数近い票が石破さんに投じたという意味は、謙虚に受け止めてほしいと願います。

安倍政権の良い所は、日本では久しぶりの安定した長期政権である事であり、多分、諸外国からすれば、二次政権当たりから、ようやく日本の首脳とも、まともに話をする気になったのではないでしょうか?

数か月でコロコロ代わる様な大臣と、まともに話をする気になる筈が無いというのは、我々ド素人が考えても思うので、第三次も主要閣僚は代えずに継続というのは、外国との交渉においては良い事だと思います。

ただ問題は、この”安定した力”が自民党内ですら、反対の意見を出せない事や、対抗馬と言われる存在の人が、その力に屈して安倍指示を表明して次を狙うという様なマイナスの作用がばかりが出ている事です。

ここ最近、既存の力で押し通して来たか、慣れっこになって鈍感化していた事が綻びを見せるケースが次々に起こっています。

中央省庁による、障碍者雇用の水増しが長期に渡り、半ば当然の様に行われていたなどは正に、威圧的な力で成り立つ仕組みの弊害ですが、森友問題での財務省が数字を改ざんするという言語道断の話も含めて、徹底的に問題究明してほしいと思いますが、この、既存の”力”で動く構図を変えていかないといけない事に気づいてほしいと思います。

今週初めて、今年4月に京都にオープンされた、Panasonic Design Kyoto を見学させて頂きました。

この機会を作って頂いた eBASEの東郷さんのお陰で、担当役員である小川理子アプライアンス社副社長もご同行頂き、臼井センター長にご案内頂いて、DRIP(ドリップ)を全体コンセプトとして、オープンスペースとして外部の方も利用されるスペースの最上階から、8階のミーティングスペース、その下のデスクスペース、ラボ空間、そして最後4階で、モデル制作ができる構成となっているビルの構成、デザインをご案内頂きました。

場についての考え方、デザインの仕方、その効果など、実際に出来ているか(特に資金面から)を別にさせて頂くと、そこで行われている事、話しておられた事は、我々にとっては、ほぼ展開してきた事や、提唱してきている事でした。

ただそれだけに注目すべきは、パナソニックという巨艦組織が、外部の血を入れた事による効果、全て見える化し、情報をオープン化していってのオープンイノベーションを現実的な姿で、進めて行っておられる事でした。

それでないと世界では勝てないという危機感が強かったと仰っていましたが、この危機感を政府、与党にも持ってもらいたいものだと思います。

この場を創り、ここで働く事によって、ここ数年自信を無くしてしまっていた社員が自信を取り戻して来たとも仰っていましたが、従来の力に固執して、それで押し通して行こうとしている間は、こんな転換はできないですし、そんな転換を図れないのに、頭や口だけで、イノベーションを唱えて、グローバルに通用する人材を!と叫んでいるのが滑稽な構図なのです。

第三次内閣では、シャドーキャビネットならぬイノベーションキャビネットととも言える様な、オープン化され、外部の知識が融合する、別の内閣でも作っていく事を考えて欲しいものです。


2018年9月16日日曜日

いろいろな、生きる、働くから考える

先週から始めた社員面談も今週で終了しました。

少しその中身をお話すると、スタッフには目標設定シートを書いてもらい、それに基づいて今年の役割と行動を擦り合わせをし、3か月に1度振り返り共有をしていくというものですが、その目標設定シートは、どんな人生を歩みたいか?から始まり、その中で、殆どの時間を費やす仕事を、どんな風にしたいか? そして、社会に対して行いたい事は?を考えてもらい、そこからそれに向かって行く為の行動を項目化して、進めていってもらうというものです。

今、働き方改革と叫んでいるからではなく、元々、私自身の”働く”は、経営者だからというのではなく、勤める側も自主的なもので、自律して働くべきだと思っており、現に私自身は30歳までのサラリーマン時代もその様な気持ちで働いてきました。
(サラリーマン時代は、ウエダ本社を引き継ぐどころか、関わる事すら選択肢にはありませんでした)

ですからどんな人であれ、自分の人生をどの様にしたいか?から考え、そんな人生にするには、どの様な仕事の仕方、向き合い方が良いのか?を考え、そこに自ら向けていくものだと思うのです。

そして社会との繋がりを考えるのは、人間は突き詰めていくと人の役に立ちたいという欲求があるので、それぞれの役に立ちたい方向を仕事に絡めて設計できると、その人は、自分の仕事さえ一所懸命やっていれば社会の役に立つ存在となり、自分の人生の糧ともなる収入も得ていけるという構図になるのです。

そんな事が成り立つのは仕事だけで、それだけに、仕事が苦しいもの、働く事が何か悪い事でもあるかの様な論調があると、無性に腹立たしくなるのです。

その事について書き出すと収集がつかなくなるので(笑)それはさて置き、実はウエダ本社という会社自体は、これと同じ理屈で、ウエダ本社という会社の存在が社会に役に立つ存在であれば、そこで仕事を最大限に効果を上げて働くスタッフは、それだけで社会に取って大きな役割を果たし、喜ばれる存在になるという、そんな存在を目指しているのです。

という事で、それを作っていくのが私の仕事ですので、今週も様々な”働く”そして”生きる”に関わってきました。

月曜日には、サイボウズさんと協業で始めた、これも新しい働き方の一つと言えますが、担当の方がデュアルワーク的に入り込み、それを発信してもらうブログをスタートしました。

火曜日からは、発達障がい者の就職支援を行うエンカレッジさんからインターン生が来てしっかりと業務をこなしてくれていた様ですし、金曜日には、その前にインターンとして受け入れていたワークライフインターンの報告会があり、ウエダ本社に来てくれていた学生さんは、感動したと”働く”ことに前向きになったと報告してくれていた様です。

こんな様子を見ていると、こういう活動を通してスタッフ達も成長し、色々と持ち込んでも受け入れて、むしろプラスアルファを生み出す風土を作ってくれていると思います。

私自身は木曜日には東京で、以前もその光景に感動したリベラルさんに訪問させて頂き、その後他の実践者も交えて、障がい者雇用について夜までディスカッションしていました。

リベラルさんでは、知的障がいを持ったメンバーが黙々と素晴らしい働きをされているのですが、その成功の要因は、”福祉”を入れなかったからだと仰います。

それは障がい者を援助する、助けるという感覚ではなく、一人一人と真正面からぶつかり合って来られたという事で、一つ一つのお話が凄まじく、モノの様に数字で扱っていて水増しを行っていた様な官僚の方々には、現場に見に行って話を聞いてもらい、抜本的に考え方を変えて欲しいと思います。

金曜日は理事を務めているリヴオンの理事会がありました。
こちらは、元々は自死遺族向けからスタートしたのですが、大切な人を亡くした方のグリーフケアなどを通してサポートしていく団体で、今期は代表の尾角さんが英国留学しながらも黒字と、組織としては良かったのですが、講演、セミナーの依頼元は、寺院、宗教関係者からが圧倒的に多く、生きづらい世の中を象徴的に表している様に感じます。

自死遺族と言うと自分には関係ないと感じる人も多いかも知れませんが、大切な人や物を無くして悲しむ事は全員にありますし、死は100%全員に訪れます。

障がい者、自死遺族、という分けられた人の話ではなく、全てが社会構造を映したものですから、皆が自分事で、それぞれが活かされる社会を作っていかないと、抜本的な解決には向かわないと思います。

ウエダ本社のスタッフには、生きるから働くを考え、社会との繋がりを考えてもらって、自分事になる自律した働き方を目指して欲しいと思います。

まだ目標設定シートを考え切れていない人、せいぜい悩んでみて下さい(笑)





2018年9月9日日曜日

何故”想定外”を繰り返すのか?

先々週は北海道で、台風19号、20号が西日本を縦断~という書き出しでログを書いていましたが、今週は、過去上陸した台風では最大級の21号が関西を襲い、その後北海道にも大雨を降らした後、今度は震度7ともなる大地震が北海道で起るという、記録的災害が続いた週でした。

今回の災害でも気になるのは、”想定外”という言葉や、活断層が発見されていなかった・・・という事です。

活断層が発見されていなかった・・・と言われたのは、阪神大震災がそうであり、”想定外”という言葉は3.11の津波、そして原発問題の際に散々言われた言葉ですが、それ以降も沢山の災害がありましたが未だに同じ事を言っています。

今回も泊原発の外部電力が喪失していたそうですが、”原子力発電所は、活断層の無い所に建てている”という話も、自然相手では、結局”想定外”の事が起こるわけですから、大丈夫と言うのは、詭弁と言わざるを得ません。

これから益々、”想定外”に対処していかなければならない、そうしないと生きていけないという状況に向かっていくと思いますが、そう考えると、必要な事は何でしょうか?

それは”想定外”に対処するのですから、その場の状況から判断して、臨機応変に自らが決断していける力です。

それが一番大事だと思うのですが、これまでの日本は、人や周りと同じが良いとする平等意識?で、そうすべきとなると右に倣えとなり、それから外れる事を嫌い、又、失敗でもすれば袋タタキとなるので、初めからリスクを取らず、何も起こらない様、起こさない様にしてしまうのです。

台風接近の前日から、過去最大級の台風という事が報じられ、翌日の休みを決める所もありました。

予測では、関西に最接近するのは9月4日昼頃で、速度も速いので夜には抜けているというものでしたので、うちの会社では通常出勤としました。

実際その日の朝は、本当に台風来るの?というくらいの良い天気でしたが、JRは運休してましたので通勤できない人は休み、私鉄も午後からの運休を決めたので、帰れなくなりそうな人は午前中に帰らせました。
営業を中心に残ったメンバーには、お客様との予定変更をできるだけ行い、台風が通過する日中は外出せず、社内でミーティングなどを行いました。
しかし、やはり"想定外"に台風が凄く、台風が去った後も電車が復旧せず、何台かの車で分かれて帰り、スタッフ自体は何事もありませんでした。

何が言いたいのかと言うと、この際も、最大級という情報で、他が休むからという事で、風潮的にも、社員の事を考えるのであれば、会社は休むべきという感じに一方方向に流れていく感じがあり、我々の様な会社はまだしも、名のある企業で自社は休まず、そこで何かの事故でも起きれば、皆で大バッシングを行うという風潮になっている事に大変な危機感を感じるのです。
(独自判断で、会社を休みにされた所がおかしいと言っているのではありません)

この大災害で、多くの被害が出ている間にも、災害のニュ―スと共にパワハラ問題も大きく取り上げられています。

これも誤解を招いてバッシングの対象となりますが、暴力行為やパワハラをしたとされる人を擁護する話ではなく、実際あの様な問題は、言葉自体よりも、その言葉が生まれる背景や状況が重要なので、それがパワハラなのか暴言なのかなど周りが分かる筈がなく、ワイドショーなどで関係ない人間が無責任にコメントするものでもないし、それを面白がって見ている構図が、リスクを取らない状況や大多数に流れる状況を生み出していくのです。

そして又、そういう人達が、判断ミスなどを責め立て、それが大勢を占めると正義かの様に振る舞うのですから、そんな所で少数でもこっちだと判断し、行動していける人など、出てこなくなり、結局は当たり障りの無い決定をし、問題が起きた際には、”想定外”と繰り返すのです。

これからも益々”想定外”が起こっていくであろう中、自らの責任で判断し、行動していける様になる事が、今後一番必要な自己のリスク管理だと思いますし、そんな人を作り出していく事が社会全体で必要なリスク管理だと思います。

2018年9月1日土曜日

働くを彩る

今週はウエダ本社の決算でした。

創立日は5月1日ですので、既に81年目には入っているのですが、一応80周年を迎えた期を無事終える事ができてホッとしております。

立派な企業さんからすれば、そんな成績で?というレベルですが、モノも技術も仕組みも無い中小企業が、組織変革をしながら継続していくのは簡単ではないので、スタッフには決算賞与も出して終える事ができたこの一時だけは、唯一息を抜ける瞬間です。

とは言え、これが結果数字だけの話であればホッともできないと思いますが、2003年から現体制で展開して来て15年、ようやく当初から考えていた形が見えて来ているのが、今後楽しみな所です。

実は決算日前日の8月30日は私の誕生日で、毎年スタッフが祝ってくれるのですが、そのプレゼント自体も嬉しいですが、そこでの皆の関わり具合などの様子から、この一年間のスタッフ自身や組織としての成長を感じる事が、何より嬉しいプレゼントになっています。

31日には、子会社のメガミからも素晴らしいプレゼントをもらいました。

京都市の働き方改革に関しての広報を含めた懇談会が、メガミのオフィスで行われ、門川市長と村上副市長が揃って参加されるという事があったのです。

一民間企業に、市長と副市長が揃ってこられるなどなかなか無い事ですし、又、門川市長にはその後、ウエダ本社のオフィス、展開をじっくりご覧頂き、その日の内に門川市長の Facebookで、大変有難いご紹介を頂く事になったのですから、これもお金では得られない大きな価値のプレゼントとなりました。

9月1日は土曜日でしたが、新年度という事もあり出勤日とし、今期からの、次のステージへ向かう展開を共有し、その中で、自分達はどの様にしていくのか?を考える研修を行いました。

来週からはそれを元に面談も行なって、今期それぞれの役割、目標を擦り合わせていきます。

今期以降、徹底して取り組みたい事、それは”働く”について、時間をベースにした考えから価値をベースにした考えへの転換であり、それを日本において広めていく事です。

「働くを彩る」

これは、皆で自分達の強みから考え、ウエダ本社の展開を表す言葉を、ディスカッション重ねて生み出してくれた言葉ですが、今期からは、それぞれがこれを意識して、ウエダ本社を彩って行ってくれると思います。

今日は初っ端なので、若干、スタッフへの期待とリップサービスを盛った状態で終わりにしたいと思います。(笑)



2018年8月26日日曜日

ストーリーを作りましょう。

今週は台風19号、20号が西日本を縦断する中、避ける様に水曜日から北海道におりました。

ところが一旦日本海へ抜けたそれぞれの台風が又北海道に戻って来て、JRが運休していますが、元々取っていた夜の新千歳からの便には間に合いそうで、何とか帰れそうです。

という事で、今、運転再開を待つJR帯広駅で書いています。

水曜日は札幌で講演、木曜日は北海道の真ん中に位置する新得町をご案内頂き、金曜日は勉強会で帯広にいました。

水曜日の講演は、北海道田舎活性化協議会主催のセミナーで、北海道の企業や、自治体の方々に向けて、最近のオフィス、働き方の動向と、それに関連してのテレワークの有効性についてお話させて頂きました。

やはり北海道は、かなり様相が違うので、オフィスの動向などについても新鮮に感じて頂いた様で、我々からすると、最先端イメージの通信会社さんでも、”目から鱗でした”と言って頂いて、逆に驚きました。

新得町では町長に表敬訪問させて頂いた後、役場の方にご案内頂きましたが、それが新得町とは知らなかったサホロリゾートを始め、ヒグマを自然に近い形で観察できるベア・マウンテン、高原エコトロッコ鉄道、そばの花が一面に咲く、そばロードなどなど、コンテンツの豊富さに驚きました。

しかし、どこの地域に行ってもそうですが、地元の方からすると、ずっと有る物なので、その価値に気づいておられないのです。

何も無いと言いながら、さらっと、”地鶏って呼べるのは、北海道ではここだけなんですよね~” って言われて、いや、”それも大きなアピールポイントだと思うんですが?”という感じです。

と偉そうに書いていますが、うちの会社でも今まだ正に、問題視しているのはこの点で、自分達の強味を全く理解していない、或いは、頭では理解していても、それをビジネスに結び付けられていないのが現状です。

どうしてそうなるのか?その原因は主に三点かと思います。

まず一つは、そもそも人というものは、”隣の芝生は青く見える”という様に、他者(他社)が持っているものが良く見えるという事です。

二つ目は、当事者意識が薄く、自分のやっている事と、会社なり、町なり、その所属している所のあるべき姿とが、繋がっていない事です。

そして三つ目が、目に見えたり、計る事のできる価値での外形評価や、消費型モデルの社会に毒されているというのか、その価値観が染みついているからだと思います。

一点目は、人間の性による所も大きいので後回しにしたとしても、後の二点は、組織内で
やっていける点であり、ここを変えていく事が特に、リーダーの仕事ではないか?と思います。

消費型社会というのは、常に、もっともっとと、企業側からすれば欲しがらせる様にするのですが、モノではなくコトと言われる様に、体験型社会に変わっている事を理解しないと、当たり前ですが、間違ったオペレーションになります。

モノなどは求められていないのに、地方は都会と同じ様なハコ・モノを欲しがり、中小企業も大企業と同じ価値観の中で、何とか、表面上だけでも同じ様にしようとしています。

コト(体験型)の社会では、それが何故生まれたか?何故行われているのか?などの、ストーリーが大事なので、無いものや足らないものを求めるのではなく、有るモノの背景や強味を発信していく事が重要なのですが、なかなかうちの会社でも、この頭の変換ができずに、消費型モデルの中で、わざわざ負ける事ばかりをやろうとするのです。

金曜日には勉強会で、カルビーポテトの中村社長のお話を聴きましたが、カルビーという社名は、1955年に、カルシウムとビタミンB1を簡単に取れる様にと生まれ、それを追求した結果、”かっぱえびせん”という大ヒット商品を生み出す事になったそうですが、これなどは、半世紀以上も前に、理念、ミッションから考えた商品を生み出されていたという事で、今なお残っているというのは、やはりその商品にストーリーがあるからではないでしょうか?

我々の様なモノも技術も無い中小企業や、過疎地域と言われる地方にとっては、逆に面白い時代になってきたのです。

自らのストーリーを作っていきましょう!

2018年8月19日日曜日

最近の私の仕事

今週は暦通り(京都では16日までがお盆休み)で、一日のみの出勤でした。

とは言え、オフィスのリニューアルなどの現場は、連続の休み中に行わないといけないので、この間は全員が休んでいる状態だと逆に会社的にはまずいのですが、今年も有難い事に、何名かが現場に出てくれていました。

この間を利用して、ウエダ本社北ビルの2階もリニューアル工事に入っています。

10月にはお披露目ができると思いますが、こちらは、地方と京都、そして東京を繋ぐ拠点として、面白い場になると思います。

この件も含めて、先日の京都流議定書でもショートプレゼンをさせて頂きましたが、ウエダ本社として追いかけているのは、”本質的な働き方改革”です。

それは、抜本的に働き方のベースにある”時間”を軸にした考えから、”価値”を軸にしたものに転換するという事です。

かねてより、それぞれが、それぞれの状況に合わせて時間と場所を選択できる事が、最も豊かな働き方だと唱えておりますが、それを進めていく場を、北ビル2階に創っていきますので、是非またご注目下さい。

私の方は出勤日に、ある経営コンサルの会社さんから、講演依頼を受けていました。

以前は講演については、あまり積極的ではなかったのですが、最近は、日本の中で、この”本質的な働き方改革”こそ、最も重要な社会課題であり、まずその考えを広めていかなくてはならないとも思っていますので、積極的に受ける様にしています。

有難い事に、この経営コンサルの会社さんも、働き方改革で面白い会社をずっと探していて、うちの会社を見つけて頂いたそうですが、先日”ルソンの壺”で取り上げて頂いたNHKさんも同様に仰っておられた様に、政府やマスコミが声高に叫んでいる働き方改革に、少し違和感を持たれている方も多い様に感じます。

人が長期に休まれる際に、働かざるを得ない我々のスタッフは、人が少なく安い時に旅行も行ける様に、時間に縛られず、自分のスタンスで働いていける様に進めていきたいですが、この働き方が広がっていくと、皆さんの休みも分散していくので、オフィスの工事はいつやる事になるのでしょう?

まあ、この感覚が広がっている頃には、オフィスや働き方についての考えも大きく変わっていて、会社か家庭かという話ではなくなっていると思いますが。

それだけに、これも毎度言ってますが、ワークライフバランスという事で論議されるところが、そもそもの意味を間違えているのです。

そんな事から崩していくところが私の仕事になっていますが、来週も京都と北海道でお話する場を頂いて、そんな考えを広める様、”仕事”して参ります。


2018年8月12日日曜日

自然の摂理に則った組織

京都流議定書が終わり、今週は比較的スケジュールに余裕を持たせていたので、急な対応や、打合せにも時間を取る事ができました。

京都流議定書でのテーマはTealで、参加頂いた方々のアンケートなどを見ても大変好評でしたが、 実際にやるのは難しいという意見や、実際は、色々な段階が混ざっていたり、
状況によって使い分ける必要もあるという意見もありました。

我々としても、そもそも今回の京都流議定書のテーマに上げて、皆さんとも共有しているくらいですから、そういう組織にしたいと思っているのですが、今週、内部での課題について話をしていても、まだまだ遠いですね。

Tealで言われている事は、表面上は特に働く人にとって、素晴らしい(優しい)組織の様に聞こえますが、実際は、大変厳しいものだと思います。
(Tealについては、今回も解説頂いた嘉村さんのこちらの記事もご参照下さい)

ただ厳しいという定義も、一般的な組織で考えている厳しさとは違って、やはりTealをイメージするには、自然界をイメージして考えると分かりやすいですが、自然界で生きていく厳しさの様なものだと思います。

そこが、その前段階のグリーンの組織と、Tealが全く違う所だと思うのですが、Tealは自然界の様に、それぞれに役割(使命)がしっかり決まっており、その関係性において、それぞれが有機的に動いていくイメージで、そこでは当然リーダーや管理者も不在で、指示、命令、管理がなく、一見?自由に動いているのです。

これを書いている間も外では蝉が鳴いています。

蝉は当たり前で、誰かに指示されて鳴いているわけではなく、自然界の中で、蝉としての存在を全うする為に役割をただ遂行して、勝手に鳴いているのです。

私がTealを理想に思うのは、人間自体、経営側であろうと、労働者側であろうと、仕事というものが、与えられるものではなく、自分がそれぞれ能動的に向かうものであると思っているからですが、それも、全てが自然の摂理に則ったものだと考えると説明しやすくなります。

人も会社も世の中に必要だから生まれて、必要が無くなれば死を迎えるのだと思いますし、その死というものも、他の物に対して必要である営みなのだと思っているので、仕事でなくてもいいのですが、多くの場合、仕事が最も自分の役割を果たせるものであると思いますし、会社、組織というものも、社会に対して自分の役割をしっかり果たす事が使命だと思うのです。

地球上で、人間以外に、自分の役割を嫌々行なっている生物体があるのでしょうか?

その様な事を考えて、自然界を組織と重ねると、Tealをイメージし易いのですが(あくまで私のイメージです)、そこでの私の疑問は、そんなTealが、レッドやオレンジから、もしくはグリーンからの進化(厳密な表現は進化ではないと思いますが)で、作れるのだろうか?という事です。

嘉村さんの解説にある様に、グリーンまでとはパラダイムが違うので、積み上げではなかなかできないのではないか?と思いますが、自然界と調和した様な人々が現れて、ある一定数を占めていかないと、人工的に創り上げていけないのではないか?とも思います。

それこそ突然変異で新種が生まれ、それが継承されていき、一定の種となっていくのかも知れません。

100匹目の猿現象というものもありますが、パラダイムシフトが起こる時には、離れた各地で、それこそ突然変異の様に、食べ物を洗って食べる猿が現れる様に、各地で、同じ様な自然の摂理に則った人や組織が現れ出すのかも知れません。

お盆休みだからでもないのですが、いつもにも増してクサイ話?になってしまいましたが、自社や自分自身が百匹目の猿となれる様、大文字の送り火が行われる京都から、自然や祖先にも、問いかけていきたいと思います。