伊那フォーラムでは大山会長に続いて、京都流議定書イベントにもお越し頂く事になる、伊那食品の塚越会長の講演という、これだけでも濃い話でした。
塚越会長は今の経営を行なうに至った理由について、機械も金も無い会社をどうやって良い状態にするのか?社員のやる気をUPするしかない、社員のやる気を120%にするにはどうすれば良いのか?を考えたからと仰っていました。
これには驚いたと共に、大変嬉しかったです。
というのも、私もひょっとして倒産?という会社に入り、全く同じ感覚を持ち、だからこそ、社員満足や地域貢献などにも力を入れ、そして伊那まで来るに至ったわけですが、その通りの展開であっていたんだと、今までの展開に確信を得れたからでした。
京都流議定書イベントでもそうですが、ビジネスに直結していないものには、何処で儲けるの?とか、目に見える利益に繋がらないと、信用しない人が多く、私の感覚はおかしいのかな?と思う事もたまにはあったのですが、ハッキリ自信を持つ事ができました。
又、塚越会長があえて野心と仰った、”社員を大事にする事、文化を大事にする事、利他を実行していて経営が成り立つという事を証明したかった”という力強いお話は、ジンと来たと共に、ここでも、人にスポット当て、人のモチベーションを上げる事が中小企業にとって、最も有効な経営手法であり、オフィスにおいても、それを重要視したディーラーが最も役に立つ存在であるという信念を持っている私には、心強いお話でした。
しかし、何故、苦しい時期にスタートした最初の思いと、野心(野望)が殆ど同じなのに、これだけ違いがあるのだろうと、やはり落ち込んでしまいます。
何故か?”指を自分に向ける事ができるのか?”という事だからです。
日本理化学工業の大山会長は、低い能力でできないなら、その低い能力でできる様にしていない周りが悪いと言われて
いましたが、そういう仕組みを作れていない、フォローできる体制ができていないのは、誰が悪いのか?という事だからです。
最初と最後(野心)が同じなのに、間が全く違う。
社長の人間力を少しでも近づける事しかないのでしょうか?
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