2010年11月12日金曜日

シンガポールの有名店になった牛宝さん

今日は東京から帰りの新幹線で書いています。

先日、久しぶりに牛宝というお店に食事に行きました。

牛宝という店は、高野の近くにあるのですが、高野と言えばラーメン通りと言われる場所で、このお店もその並びにある、一見串焼きの店?と思える、カウンター10席程のお店です。

ところがこのお店は、知る人ぞ知るというよりももっと有名かもしれませんが、そこそこグルメな方は必ず知っておられる店で、満足度の高いお店です。

私はグルメ!と言える様な者ではありませんが、ミシュランなどには疑問を持っており、料金に対してのパフォーマンスで計るべきだと思っています。

これは大尊敬する堀場最高顧問も同じで、以前、最高級の食材を使って、3万も5万も出せば、うまいのは当たり前で、5万円でどうか、5千円でどうか、という視点で見るべきだと仰っていました。

という事においては、牛宝さんは満足度が高いお店です。(ちなみに、ミシュランは見に来たそうです。)

今回、そこにシンガポールから来た夫婦がいました。
それが驚く事に、2週間プライベートで日本に滞在し、東京1週間、大阪3日間、京都4日間という予定で来ているそうです。

ところがその後、牛宝以外にどんな店に行くかを尋ねてびっくりです、なかひがし、イルギオットーネ、よねむら、よしかわ、みしまてい、と訛りながら言ってくれたのです。
えー!!京都人でもなかなか取れない様なお店であったり、各ジャンルの有名店を網羅していたのです。

どうやって取ったのかを聞くと、アメックスで取ったとの事で、なる程、京都に居てもアメックスで取った方が早いかも?と思ったのでした。

それはさておき、何故、この牛宝さんを知っているの?と尋ねて又、びっくり、何とシンガポールでは有名だというのです。

聞くところでは、シンガポールのELLEか何かで紹介されたらしく、以前にもカウンター全員シンガポール人という時もあったそうです。

これを聞いて大変衝撃を受けました。

普段会社で、我々は京都で商売させて頂いているからと言って、京都だけで考えていては駄目だ、世界は繋がっているのだから、世界の流れから発想しないと・・と言っているのですが、そう言いつつ、現状の商売では全く関係ないと思っていた自分が居ました。
しかし、当たり前で世界は繋がっており、言い方は悪いですが、高野の北側という場所で、カウンター10席程の店で、しかもこちらから仕掛けたわけでもないのに、海外で有名になるのです。
その実感を持っていなかった事に反省すると共に、大変衝撃を受けました。

幾ら京都だ、滋賀だと言っていても、常に世界を見ていなくてはいけないのです。

恐ろしくもあり、夢もある時代です。

各会社が、そして各個人がどちらを選ぶかであり、どう思うかだと思います。

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