2010年11月5日金曜日

やはり大転換期

今日は朝から、クオリア研究会の朝食会に出席。

順番で回しているメンバーの発表は、服部織物の服部さんと、ヒトミの人見さんでした。
服部さんは、1788年創業という西陣の帯屋さん、ヒトミさんは住設機器、管工機材の商社ですが、相手は建設業界で、両社とも言わば
構造的な不況業種のお話でした。

和装業界はピーク時に2兆円と言われた市場が、今では3800億円だそうです。
建築業界も市場は縮小しているのに、業者の数は変わらず、ダンピング競争がはびこり、立場的優位性を利用した、悪い商習慣も当たり前となっているそうです。

両業界に共通して、なる程と思ったのは、不況業種では市場在庫というものが過剰であり、それがある限り良くならないという事でした。
和装では、タンス在庫が40兆円とも言われているらしく、新しく買える余地がないという状況だそうです。

しかし当然、この二社さんなどは、決して悲観することなく、だからこそ、やっていける余地があると、他社さんの事なので、詳しくは書きませんが、そう見込まれているようでした。

翻ってウエダ本社も、建設関係のウエイトも高く、というか高かったのですが、ご他聞に漏れず、激減してきております。
しかし、それこそ和装業界の事を思えば、何てことない話だし、まして先日もある社長が言われていましたが、京都で悪いなどと言っていたらどうしようもない、地方なんて本当に疲弊しているのだから。と仰っていましたが、その通りだと思います。

ましてや、我々の会社では、やれる事はたくさんあるのですから。

午後からは、ある仕入先メーカーの代理店会があり出席しました。
そのメーカーさんは、9月が決算なのですが、増収増益だった様であり、ここでの展開も我々には大きなヒントがありました。
これについては自社の事ですが、まだまだ感じただけのレベルなので、これもここでは控えさせて頂きます。(スイマセン)

ただやはり言える事は、全ての業種で今までとは違う動き、流れが出てきているので、どんな不況業種でもチャンスは出てきていると思いますね。

私も評論家にならない様に、具体化目指して頑張ります。

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