今日はアジアンアントレナーシップ@kyotoというセミナーに参加してきました。
主催はNPO法人アントレプレナーシップ開発センターさんですが、ここの理事長である原田さんには、京都流議定書イベントでもお世話になっておりました。
それだけの理由ではなく、内容が興味深かかったので、本当は一日出たかったのですが、そうもいかず、2コマだけ聞かせて頂きました。
日米の学生の動向を見てみると、米国では、優秀な人ほど、自分で創業するか、それを目的としてベンチャーに入社するのが一番手で、その次に民間大企業への就職、そして成績でいうと一番良くない人が官僚希望になるそうですが、日本は全く反対の安定志向であり、その原因は、小さい頃からの教育に問題があるのではないかとの事です。
その問題意識から、アントレプレナーシップあふれる人材育成をしようと、原田さんがこの事業を始めて来られたのです。
プロ野球やサッカーなどを目指す道は小さい頃から開かれているのに、経営者になる勉強、具体的には経済学、もっと平たく言うと
お金の勘定は日本の学校では教えていないのです。
高校から大学にかけて、簿記や会計などは学びますが、実践を全く経験せず、独立、開業など、言わばぶっつけ本番で経営を行なっているのです。
確かに考えてみれば、恐ろしい話で、野球などに例えると、本だけで勉強して、卒業後いきなり、硬球で野球するという様なことを日本のビジネス界では平気で行なっているのです。
勿論、お金の事だけではなく、そんな実践的な勉強をしながら、考える力を養っていくのだと思います。
原田さんのお話にありましたが、グローバルエンタープライズチャレンジという、学生達が考えた事業プランを競う世界大会で、今年は日本チームが2位になったそうです。
そこでいつも1位はオーストラリアチームらしいのですが、オーストラリアチームは、次の二つの点で優れているとの事でした。
一つは課題を解決するという事を授業で行なっている事、それだけに、常に考える癖、トレーニングが身についている事と、もう一つは
数値を使って、自分の案を明確に説明する事ができるという事だそうです。
確かに、日本では社会人でも、この二点ともをできる人は、なかなか居ないですね。
そんな話を聞いても、自ら考え、プロジェクト、事業を作っていく様な事は、先日の話じゃないですが、ドンドン外国人で行なうしかなくなってくるかもしれません。
その為にも、原田さん、アントレプレナーシップ開発センターさんには、頑張って欲しいと思います。
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