2010年11月6日土曜日

正倉院展を見て思うこと

昨日から引き続いての代理店会で、今日は奈良国立博物館で開かれている正倉院展に行きました。

うちの会社が代理店になっているこのメーカーが、耐震などの展示台、ケースを納めているので、それを見学に行ったのですが、まず平日だというのに、大変な人で、一般入場であれば1時間は並ばないといけない感じでした。

納まっていたものは展示台と言っても、一台、億という単位の物で、反射での写り込みが1%以下というドイツ製の商品で、8~10%という日本製とは一目瞭然で違いました。

勿論、一番の目玉の螺鈿紫檀五絃琵琶  (らでんしたんのごげんびわ)もこのケースに入っておりましたが、不粋な私が見ても、思わず、凄いと声が出る様な素晴らしさでした。

しかし驚いたのは、この盛況ぶりであり、SHOPでも飛ぶように記念グッズが売れていました。


何時から、何から、この様に博物館や美術館が盛り上がる様になったのか分かりませんが、感覚でいうと、この4~5年様変わりしたのではないでしょうか?

実際、この正倉院展では読売新聞が特別協力を行なっていますが、以前は、この手の展覧会は、新聞社も協力で、持ち出しであるのが当たり前だったのが、今では利益が上がっているとの事でした。

考えられる大きな理由の一つは、団塊の世代パワーだと思います。
まだまだ頭も体も元気なリタイヤ層が増え、生涯学習や、趣味に費やされる様になったのだと思います。

良い事ではありますが、日本の産業界にとって、これだけの知恵、力を余らせるという事は、大変勿体ない様に思うのですが。

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