2011年1月1日土曜日

11’1月ウエダ本社社報

《年頭所感~日本人の働き方のイデア》

明けましておめでとうございます。

毎年、新年の社報では、明るい話を書いた事がない様に思います。
日本は失われた20年と言われているのですから、それも当然なのかもしれませんが、その間、日本の借金は470兆円も増え、2011年の予算案で一般会計総額が92兆4116億円に対して、新規国債は44兆2980億円と、税収見込みの40兆9270億円を上回り、まだまだ
借金は膨らんでいくという状況です。

しかし、明けましておめでとうという本来の意味は、色々大変な事、嫌な事もあったけれども、大晦日で古い年を除き去り、108個の煩悩も除夜の鐘で取り除いて、新しい年を迎えて、おめでとうという事ですから、新年になって直ぐ、暗い話をするのはおかしいという事になります。

そういう意味で、良い事を探して考えてみると、今年辺りから色々な事が危機的な所まで行き、反転する芽が出てくるのではないかと思います。
環境問題、自殺やうつの問題、少子化問題やそれに関連しての女性の就労問題、若者の未就労問題など、オフィスを取り巻く環境においても、問題は山積していますが、根源は皆同じで、日本人の労働観を変えていく事ができれば、全て解決すると思います。
その為には、日本人の生き方や価値観を変えていかないといけないと思いますが、そこが反転をし出すと、日本人の勤勉さ、正確さ、緻密さなどが大きな資産となり、再び、日本が輝きを取り戻す事になると思います。

会社でもまず理念を共有する事が重要だと言っていますが、理念の語源は、プラトン哲学のイデアであると言われています。
イデアとは、“個々の事物をそのものたらしめている根拠である真の実在”という事らしいですが、色々な事が危機的状況にまで至っている今、日本全体でもまず(本当は世界全体でできれば良いですが)、このイデア(理念)を再度構築する元年としていかなくてはならないと思います。

ウエダ本社としても、今年は日本人の働き方に対してのイデアを見直し、日本人の仕事観を変革していく元年としたいと思います。

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