2011年1月8日土曜日

同行営業から見える日本の課題

今年も年初から同行営業しております。

色々な先に行けるので面白いのですが、どこで話していても日本の同じ課題に突き当たります。

先日、京都大学の防災研究所にお邪魔してきました。
地震、火山噴火、土砂災害などの防災に関して、最少に抑える為には、どの様な街づくりが必要か?
簡単に言えばその様な研究をされており、世界中から、その知能を求められている機関であるのですが、日本においては効率を追求されカットされたり、政策が変わる事も多く、本来は100年、200年を考えた取組を行なわないといけないのだが・・というお話をされていました。

一方、民間のグローバル企業に行くと、国内生産したいが、あまりにも値段が違い過ぎるので、海外生産せざるを得ない。
しかし、それに対応する為のグローバルで戦える人材、いや、戦っていこうとする意志のある日本人が居ない事もあり、人材面においても海外に出て行かざるを得ないという事も大きな問題となっています。
又、税制面においてもシンガポールでは多くの企業の実効税率は10%を切っており、全く同じ事を行なっていても日本に居れば税金分だけで、30%程の差がついてしまう事になり、これではグローバルに展開する大企業ほど、言い換えれば有力な企業ほど、日本に居る意味がないという事になってしまうのです。


そんな構図(縮図)が、何件か同行営業するだけでも見えて来るのと、ウエダ本社として取るべき道も同時に見えて来ます。
しかし、日本自体が埋没していくと我々の努力など吹き飛んでしまうわけですから、日本を思う政治家の方々には、何とかこの簡単な構図は理解して頂きたいと思います。

こんな事を言っていると堀場最高顧問には、ぼやくくらいならお前がやれ!と怒られそうですが。

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