2011年1月21日金曜日

キャノン電子酒巻社長のお話

昨日、経済同友会の例会で、キャノン電子の酒巻社長の講演を聞きました。

”高収益を生む企業体質の作り方”サブタイトルが”売上が伸びない時代でも利益は10倍になる”という、業績に苦しんでいる会社には、よだれもののタイトルでした。
勿論、私にとってもです。

個人で600以上の特許を持たれているという開発者であり、アップルのスティーブジョブス氏ともパートナーとして仕事されていた事もある、世界的にも認められた技術者であられるのですが、その経営スタイルは、基本を徹底的に大事に、厳しくされており、そのイメージとの違いに衝撃を受けました。
又、我々などは全く何もできていない事が良く分かり、基本をしっかり見直せば何とでもなると、ある意味希望が湧いてきました。

開発や設計の担当に必要な要素、それは素直で相手を思いやる事です。
と言われるのですが、それにも当然しっかりした根拠があります。

世界の特許の75%は義務教育の知識で書ける。
世界の特許の99%ほどは工業高校の知識で書け、先端の専門的な知識がないと書けないのはほんの0.数%のものであるとの事でした。

必要な事は、専門知識の深堀よりも、横串をさせる能力、複合化する能力であるとの事で、その為には、感度が良い人でないと無理で、その為には、素直で、感謝、思いやれる人でないと無理だという事でした。

この手の話は、さんざん、大久保さんや鬼澤さん、沖縄教育出版の川畑社長さんなどからお教え頂いておりますが、キャノン電子さんの様な、技術開発で勝負されている企業からもこの様な話で、やはり基本はどこでも同じなんですね。

考えてみれば当たり前の話で、どんな仕事であれ、人が行ない、人に対してサービスしていくのですから。

やはりポイントは人間力です。

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