2011年1月11日火曜日

ウエダツインタワーへの思い

当社は、五条通り(国道一号線)に面して、高倉と堺町というほぼ向かいの南北両側にビルを保有しています。
しかもその間に歩道橋があり、設立当初からウエダツインタワーと呼ばれてきました。

私がウエダ本社に来た当初は、倒産の局面もあったわけですから、南側の古い方のビルは、売却するのか?マンションにでも建て替えるのか?という選択肢でした。

しかしその後、色々な問題を整理していくと、先代達が、京都の人ならほぼ誰でもが通った事のある、五条通りの両側にビルを建てていた事が、ブランド力に繋がり、大きな資産になっていた事を体感する様になり、どうしても事業としていずれ復活させるという思いに至っていました。

ところが昨年末に借り主が出られたのと共に、リニューアル(リノベーション)をしようと調査をした所、耐震に大きな問題があり、新築以上のお金がかかり、潰すべきという結論になってしまいました。

私が幼稚園に入る前に建てられ、当時は、遠くからも”事務機のウエダ”という看板が見える程、大げさでもなくシンボリックな存在でもあったビルを、潰さなくてはならないのは大変、心苦しい思いです。

今日、全フロア、見て回ったのですが、内側だけを見ているとまだまだ充分使えるフロアばかりで、余計に勿体ない思いがこみ上げてきました。

ここから私ができる事とすれば、私の代のうちに何としても再度、ウエダビルを五条通りの両側に建て、先代達が作ってきたツインタワーという状態に戻す事だと思います。

それを目指して、ウエダ本社としては、今年から再スタートしていきたいと思います。

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