今、うちの会社では色々な面で壁にぶち当たっています。
もう10ヶ月程、女性社員に任せて、行なってきた朝礼も停滞気味で、今日の朝礼では、運営してくれている朝礼同好会のメンバーが
皆に向けて、どうすれば良いか?どうしたいのか?などを投げかけていました。
アンケートを取っても、皆の意見が、ああしろ、こうしろ的な他人事の様な感じがするが、そうではなく、こうしよう、こうやればもっと良くなる・・など、自分も参加するという感覚にする為には、どうすれば良いですか?と。
結構煮詰まった感じでしょ?
でも、これは壁であり、踊り場的ではあるのですが、発展の段階だと思います。
まして、これを皆に話してくれたのは、今年四月に入った新人ですから、この面においては、喜んでいました。
「他人や環境は自分の思い通りにはなりません。
不満というのは、他人や環境によって起こるものではなく、他人や環境に期待することによって、自分自身が作り出しているのです。
ではどうすれば不満を無くす事ができるのでしょうか?
不満を無くす為には、他人に期待せず、自分自身に期待すれば良いのです。
自分が他人や会社の為に何ができるかを考える。
自分から行動することで全てが変わると考える事です。」
これは福島正伸さんの本にある文章ですが、私もこの通りだと思いますし、一番社員達に思って欲しいのはこの部分です。
私や社長(TOP)の立場の人も同じ様に、社員に期待しなければ、腹も立たないのかもしれません。
現に、社長が怒ったり、クドクドと自分の考えをしゃべる事を戒める様な教えも良くありますし、確かにある意味、社員に期待せず、人間とはこんなものだと割り切って考え、仕組みを作って運営した方が成果が出るのは圧倒的に早いと思います。
しかし私は、それは本質的に人の事を考えているとは、どうしても思えません。
そうではなく、働く側、受け手側がこの自己責任的な考えで色々な事に取り組むかどうかが、その人の人生を変えると思っていますし、
せめてうちの社員には、そうなって欲しいと思っています。
これは私は今の社長の立場だから、その立場から言っているのではなく、サラリーマン時代からの自分自身の体感なのです。
でもこの感覚がなかなか伝わりません。
この面でも停滞気味で、これも壁ですが、この壁は厚いですね。
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