2010年8月4日水曜日

石門心学

今日は昨日に引き続き、日本再生推進フォーラムの勉強会がウエダ本社のセミナールームで開かれました。

今日は昨日とはうって変わって、創業320年という半兵衛麩の玉置会長のお話。

私は以前にもお話を伺ったこともありますし、あるパネリストとしてご一緒させて頂き、自分が恥ずかしくなった経験もあり、素晴らしいお話をされるのは分かっておりましたので、社員も大勢参加させました。

お話は、半兵衛麩さんの家訓についてであり、その考えは石田梅岩の石門心学から来ているので、そのお話を分かりやすく、そしていつも感じるのですが、体に染入る様にお話されます。

家訓である先義後利の話や人様のお役に立った代償が利益であるという考え、しかし、”財を残すは小なり、事業を残すは中なり、人を残すは上なり、されど財なくば事業を保つことはなく、事業なくば人は残せず”というお話など、商売道徳、価値観について、頷く話ばかりです。

ウサギと亀の話も、自分に負けている者が世間に勝てるわけがないという教えであったり、自分で変えられないのが宿命で、自分で変えられるのが運命であるという人生、生き方の教え、そして、漢字を使った躾など、聞いた社員達も、大きく感じ入っていた様に思います。

しかし、石門心学は立派ですが、それを11代に渡って、口伝えに実生活の中で、引継ぎ、語り継がれてきた半兵衛麩さんはやはり立派としか言い様がないです。

うちの会社では私が入った経緯が特殊な為、70数年経ちますが引継ぎなどを全く受けず、第二の創業で、殆ど創業者の感覚で行なってきましたが、ここから後世に伝えていかなくてはならないですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿