昨日は、新入社員の歓迎、退社する社員の送別、そして何と43年間勤めて頂いて、今月で常勤を退任頂く専務のお疲れ様会を行いました。
準備の時間もなく、私自身は全く何もやっていないのに、そしてお金を掛けられない中で、手作りでの企画、得意の映像を交えた企画で、大変素晴らしい会に仕立ててくれて、有り難かったです。
よくよくうちの事を知って頂いているホテルの方からも、部屋で担当されていたスタッフの方から、”本当に良い会社ですね”と感激して報告があったとメールを頂き、嬉しい限りでした。
ただ、私には、組織として、又、参加している社員に、こんな人間になって欲しいという点からして、まだまだ不満な点がありました。
沖縄教育出版の川畑社長のお言葉を借りれば、働きやすい組織と働き甲斐のある組織は違って、我々は働き甲斐のある組織、そして社会を目指しています。
又、組織の段階で、一番駄目な組織が、不満の多いブツブツの組織で、その上が楽しいニコニコ、
そしてその上が厳しさを伴うのでイライラで一番最上位がイキイキという事です。
うちの組織はまだまだニコニコで、ただ楽しい・・という段階だと思います。
この日は、歓送迎会であり、その主役が前で話ししているにも関わらず、仲の良い者同士が集まって、ぺちゃくちゃ話ししていたり、その主役に目を向けようとしていなかったり、自分達が楽しんでいるだけという感じであった為、注意しました。
やはりニコニコなんです。自分達が楽しんでるのです。
これが人間力をUPして、人の話しを聞く姿勢、会などを行なってくれている人への感謝などを考えると、自ずと会への参加の仕方も変わりますし、ましてこの日は、何の会か?を考えれば、単に自分達が楽しむのではなく、その主役達の事を配慮して、その人達への気遣いができる様になると思いますし、そんな事ができる素晴らしい人達が集まった組織が、イキイキとした人であり、組織なのだと思います。
それ故、ニコニコの組織より上に、イライラの組織が来ているのです。
数字が関係ない、生活、人生が掛かっていない、クラブ活動やサークルであればニコニコの方が上位かも知れません。
しかし、仕事として、数字、成績がかかり、しかもその事に人生が掛かっている組織の中においては、厳しさが伴い、自分達が楽しむ事より、その場、その会、その組織の目的を考えて行動できる
集団にならないといけないのです。
今の世の中、このポイントが色々な場面で感じられます。
親子関係や組織での上下関係でも、フラットで風通しの良い方が良いとされます。
それはそうだと思いますが、同時に、本来の厳しさや、本来の敬いや、上下であるべき対応などがドンドン薄れています。
親子関係でも友達の様な仲の良さが良いとされる世の中ですが、その事によって失われていっている代償は大きいと思います。
又、メール、ツイッター、フェイスブックもしかり、以前なら一生会う事、繋がる事などあり得なかった人と簡単にコンタクトが取れてしまいますが、これが当たり前になると、既になりつつありますが、
通常からすると大変失礼な行為が平気で行なわれ、しかも本人は全く気づかないという世の中になるのです。
何も昔に戻れというのではありませんし、そんな事は不可能です。
幾ら便利なITCツールが出ようと、人間的な関係性においての基本は継承するべきだし、仲が良いのは結構ですが、親に対しての在り方、先輩や上司に対してのあり方、その会に対してのあり方、参加の仕方、そんな事はやはり徹底的に厳しくしていかなければならないと思いますし、そのイライラした厳しさがあり、それを超えた所に、皆が楽しく、たくましい、イキイキした集団になるのだと思います。
全くもって、同感です。出会いと別れの季節に限らず、その時その場に相応しい、けじめの有り様は大の大人がよほど強い自覚を持って向き合う覚悟がない限り、決して根付きはしませんね。言わなければならない事は言う!その簡単なことのいかに難しいかはお察しするに余りあります。
返信削除水谷様
返信削除ご無沙汰しております。
有難うございます。
一時期は、もっとホントは言うべきだが、自分が言い過ぎると良くない・・とか、場の雰囲気を壊す・・とか、そんな迷いを持っていましたが、今は少し吹っ切れて言う様にしています。
やはり、手法ではなく、私が責任を負わないといけない会社だし、社員なので、その責任において、おかしいと思う事は嫌がられようとも何度でも言う、そう心がけています。
又、色々ご指導下さい。