昨日、京大のエネルギー研究所で、ある先生とお話させて頂いておりました。
その先生は福島にも国などの調査で入られておられた方です。
原発問題は、時間軸も考え合わせ現実的、マクロ的に考えるべきだというご意見ですが、あまり論じられていない事で大きな問題であるのが、原子力全体を悪者にする事により、それを目指して勉強する人がいなくなる事だと仰っていました。
原発の問題、自然エネルギーを増やしていく事、消費量を抑えていく事と、原子力自体の技術の問題を別で捉えるべきで、原子力技術の研究がここで衰退していく事になると、この先数十年かかるかもしれない、福島の放射能問題や、今現存する原子力発電所の問題なども解決できなくなるという事にも繋がるのです。
私自身、この視点は持てていなかったのですが、特に大きな問題を解決していきたければ、本当にある意味冷静に、感情論と事実分析を分け、大きな視野で考えていかなくてはならないと思いました。
日本人は特にこの点は苦手な事だと思います。
どうしても耳障りの悪い言葉などを聞くと、その下に隠れている意味を読み取れないというところがあるので、本当は必要な耳障りの悪い、厳しい話を皆口にせず、先送りや、皆から睨まれない様な結論に流されてしまうのです。
これでは、危機は乗り切れません。
我々の会社でも同じ構図はあると思います。
耳障りのの悪い言葉、厳しい話を受け入れ、広い視野で本質を考える努力をしていきましょう!
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