2011年9月2日金曜日

素晴らしい研修後の悩み

研修を行なうとよく落ち込みます。

昨日も全員研修を行なっていて、来て頂いている素晴らしい先生のお話は、すーっと皆に入っていくのです。

落ち込むというか、モヤモヤする理由は二点あります。

まずは、自分の問題で、何を言うのかではなく、誰が言うのかである。とよく言われる通りで、私がずっと言い続けている事でも、ある人が言うと、初めて聞いたかの様に、皆に入っていくと、それを浸透させられない自分自身の人間力の無さを痛感させられるところです。

よく、営業については、"商品を売り込むのではない、相手のスタンス、ニーズを引き出し、それに最大に対応できる事を考えるのだ"と、偉そうに言っている私ですが、社員に向けては、"考え"を売り込んでいる形になっているのだと気づかされます。

それでは相手の心に入っていかないですよね。

結局は、こちらから言っている間、そして相手が聞く気にならないと、売込みになるわけですから、それじゃ、もう言わない様にしようか?とも思ったりする事もあります。

しかしもう一方で、お客様と違って、社員には、やはり駄目と思う事は、何と思われようと本人の為にも言うべきだと思います。

又、研修だから、先生の話し方がソフトでうまいから、入ってくるという、相手依存の事ではなく、日々の中でも、自分から吸収していく様にならないと、本質的な生きる力が備わらないと思うのです。

自分自身も経験があるのですが、これが分からなければ成長できない、うまく進まない、というポイントがあるのですが、それが理解できない間は、言われる事に対して、何でそんな事を言われるの?と反発こそあっても、腹に落ちる事はありません。

しかしそれは又、見えなければ一生見えないかもしれず、逆にそこさえ分かれば全く違う世界が見え、私自身、その体感があるので、社員には、何とかそこを分かって欲しいと思うのです。


素晴らしいお話や、研修を聞いて、単に良かったーと言うだけではなく、その研修が行われている背景や現状を考え、お話で納得したポイントを、どの様に自分や自社に生かし、改善していけるのか?を考えていく事ができれば、そこから漸く本物に向かっていけると思います。

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