2011年6月21日火曜日

営業はアートです。

今日は仕入先さんにお集まり頂いて、半期に一度の事業報告会を行ないました。

悪い状況の話をするのは、なかなか大変ではありますが、一番支えて頂いている仕入先さんですから、正直に私の原因分析と対策、今後の可能性、そしてまだある懸念点など、一般的には話しない様な事まで共有させて頂きました。

我々など、分析してみても、本当にまだまだなっていない事だらけで、やはり各仕入先さんに助けて頂きながら、タイアップしていけないと、お客様に向けても、メリットを感じて頂ける存在になどなり得ないと思います。

新年度に入ってから、一つの事業部長を兼務しておりますので、見積などの相談を受けるのですが、本質的に”営業”とはどういうものか?何をしなくてはいけないのか?がまだまだ分かっていない様に思いますし、そこが最大の課題です。

私の持つ営業のイメージは、実はアートにも近いものなのです。

お客様の望む事、顕在化していないニーズを引き出し、それを作り上げていく事、その為には自分達の強みや、利用できるリーソースをフルに発揮し、お客様の喜ばれる形で提示でき、しかも自社もしっかりと利益を取りながら、お客様も満足して頂く価格で提供するという、色々な要素の最大公約数を導き出すという作業なのです。

そして、それができると、当然仕入先さんを泣かして自社だけ儲けるという事ではなく、仕入先さんにも喜んで頂くという構図ができるのです。

それが営業の醍醐味で面白さだと思うのですが。

なかなかこの辺りまでを理解してもらうには、まだ時間がかかると思います。

ただ、新年度に入ってから、各自役割を明確にし、行動目標に落としこむ作業を徹底的に行なっておりますので、かなり意識の変化も見られて来て、楽しみな面もあります。

先日、参加させて頂いた、日本再生プログラム推進フォーラムの基調講演で、堀場最高顧問が仰っていたお話の中で、20世紀と21世紀の違いは、集団から個の時代というお話がありました。

国であれば、国民一人ひとりがしっかり自立していかないと国も良くならないし、同じ事が会社でも言え、社員一人ひとりがしっかりとしないと、これからは生きていけない時代であり、しっかりとした個が、皆でよってたかって目標に向かっていく組織でないと駄目というお話でした。

その事を考えても、今、大変厳しい状況である中、皆がそれぞれ初めてと言って良いほど、自分の役割、行動を考えている今期は、漸く21世紀に向かっていく作業を行なっているのだと思いますし、まだ先の長い21世紀を渡っていく為の試練だと思います。

その為には、しょうがないですね。大変な事も楽しみましょう!

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