2011年6月18日土曜日

過保護な会社?

今週はなかなかハードでした。

出張もあり、会合もあるのですが、今期に入ってトコトン皆に考えてもらう様にしているので、会社に居る時間は、その報告、相談などもあり、自分の仕事に集中できませんでした。

と言っても、社員の話しを聞く、皆に考える事を癖付けるという事を行なっている以上、その考えの組み立てに付き合うという事は、現状では一番優先度の高い私の仕事でありますので、やむを得ない話です。

しかし一方で、昨日、ある機関が行なっているインターン生と面談したのですが、その内の一人は、ある大手不動産で1年弱働いていたという人でしたが、驚いた事に仕事は夜中の1時、2時まで毎日の様にあったとの事でした。

それは、既にある顧客は、全て先輩社員が持っていて、売り先がない為、新人は全て新規開拓を行なっていかないと全く数字が上がらないから、自分で飛び込みセールスをかけ、案内チラシなどを作ったり、その準備に追われるからとの事でした。

こういう話を聞くといつも、普段押さえ込んでいる心境が出てきてしまいます。

私が育った環境からすると、今のうちの会社でも、至れり尽くせりで、こんな過保護で良いのか?と思ってしまうのです。

私自身、研修制度や教育なんて受けた事がなく、社長とのコミュニケーションなど、そこそこの規模の会社だったのである筈もなく、”聞いてもらえない”などという不満を持っている事自体が、駄目社員と評価される様な環境で育ったのです。

単純に、自ら何とかしようとしない人は、放っていかれるだけで、全ては自己責任なのです。

しかし私は、それが悪かったかと言えば、特に事業をしていきたい、或いは成長をしていきたい、という人にとっては、非常に良かったと思っています。

ただ、今の時代はもうそんなのは通用しないとも思っていたのですが、去年でもまだそんな事があるのだ、と思うと、安心した様な感もありますし、時代には関係ないのかと思いました。

やはり、特に新人や若い間は、そして成長を求めるのであれば、本人の為にも、厳しい経験をさせるべきだと思います。

仕事はずっとしていかなくてはなりません。
そして長い人生、嫌な事、厳しい事だらけです。
それらから一生逃れていけることなど有り得ません。

それなら少しでも早く、そして早い内に多く、厳しい経験をした方が、間違いなく身になるのです。

若い内に、毎晩夜中の1時、2時までやった・・という様な経験、売り先も与えられないので、全て自分でやらないといけないという経験、そんな経験を吸収していれば、ベテランになってから、考える癖付けの練習という様な事をやらなくても良いと思うのですが・・・

長いスパンで見た時に、どちらが良いと思いますか?

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