2011年2月24日木曜日

私が悪いと言える組織

昨日の寄田先生のお話も凄い話がたくさんあったのですが、一つだけ紹介したいと思います。

テナントビルに入られている歯科なので、水漏れには最も注意されていたのですが、ある時一番早く出勤されていた寄田先生が医院が水浸しになっているのを発見されたそうです。

スタッフに早く来てくれと連絡を取りながら、一人で必死に雑巾で格闘されたそうですが、その日のミーティングで、何故そんな事が起こったのか?という話の際、あるスタッフが自分が閉め忘れたと名乗り出られたそうです。

大問題ですから、昔の雰囲気の悪い医院であれば、誰も名乗り出なかったであろうとの事でした。

ところが、この時は、閉め忘れた人が名乗り出て、その後には、その原因を作ったのは私だから、自分が悪い、それを防げなかった自分が悪い、もっと早く駆けつけられれば、こんな事にならなかったのに、申し訳ないとか、皆が口々に自分の責任と言い出されたそうなのです。

普通の職場で考えられますか?


普通、よくある光景は全く逆で、他責にしようとするものです。
事故を起こした人は名乗るかもしれませんが、直接関係ない人が、私が悪いなどと言う事はあり得ないと思います。

できなかったり、結果が出なかっても、誰が悪い、景気が悪い、~が無い、会社が~してくれない、などなど、出来ない理由、自分は悪くないという理由のオンパレードです。

個人でもそうですが、出来る人、レベルの高い人ほど、原因は自分に向き、その反対の人ほど、全て他責になるのです。

ヨリタ歯科さんの場合は、他人の失敗も、原因を作った、軽減できなかった自分が悪いという人が集まった組織ですから、とんでもない組織だと思います。

でもここで間違ってはいけないのは、そんな組織にしたのは、誰か?、TOPである寄田先生ですから、うちの会社はそんな風にならないよな~と言っているTOPの会社は、誰が悪いのか?という話なのです。

と言う事が、私も漸く分かってきました。。。

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