《3.11後の京都流議定書》
今月は、今年で四回目となった京都流議定書イベントがあります。
“今年は、ワークライフバランスからワークライフマネジメントへの転換という方向性で考えています”と、門川市長に説明させて頂いた数日後に大震災が起こりました。
売上、利益の最大化、それを目指す効率追求、それのみを追いかけ、賞賛してきた社会を見直していかないといけない、その為には京都の価値観を研究し、日本の価値観として、発信していく事を考えていくべきである、それが京都流議定書としてずっと唱えて来たベースの考えでした。
それだけに震災後も、従来の価値観に基づいて復旧していく様では、日本は終ってしまうのではないか?との強い危機感から、今年は3・11後の日本を考えていく方向に変更しました。
そもそも今後の日本が求める幸福はどんなイメージなのだろう?という幸福論から始まり、前原前大臣には世界の中で日本がどの様な立場にあるのか?をお話頂き、その後、価値観の変革や、その中での人づくり、街づくり、そしてそこから生まれてくるベンチャーや、それを支える人々の循環を興していく事、自分達が自主、自立して行動していく事が重要である。そんな形で構成する三日間です。
しかし、我々はこのイベントをボランティアとして行なっているわけではありません。
ウエダ本社の基本的なスタンスは、企業は世の中の役に立つ存在でないと、存在する意味がないという事であり、如何にその役に立つ存在に成りえるのか?を目指さなければならないというものです。
我々の様なディーラーが、役に立つ存在になる為には、世の中の課題に自社のスタンスからどの様にアプローチできるのか?を考えるべきだと思いますし、単に自社だけが儲かりさえずれば良いという考えや、売上、利益の大きさだけで判断する価値観を見直していく事は、我々自身の存在価値においても、重要な事なのです。
その様な意味合いですので、単なるお祭り的なイベントではなく、ウエダ本社として、何を大事にしているのか?どの様な世の中を目指して、その中でどの様に活動していくのか?を発信し、問いかけ、見出していく為だと認識してもらって、お得意先さん、仕入先さん、今後お取引頂きたいと考えている方々には必ずお越し頂ける様、案内して欲しいと思います。
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