昨日の鬼澤さんが行なわれている実践塾の講師は、”天国に一番近い病院”というと変ですが、”あそこで終末を迎えたい”或いは、一人住まいのお年寄りが、自分が救急車で運ばれる事があれば、”ここにお願いします”という貼紙まで用意される程の絶大なる信頼を得ておられる、川越胃腸病院の小川総務部長さんでした。
又、この病院は、あのホスピタリティーの代表格でもあるリッツカールトン、その日本支社を立ち上げられた高野さんが行かれた際に、”我々は今まで何をやって来たのだ”と言わしめたところであり、ホスピタリティーの最高峰と言っても過言ではないところです。
それを示すかの様に、今年の経営品質賞を、今までの最高得点で受賞されたそうです。
その推進役でもある小川部長さんも、お母様をこの病院で亡くされ、この病院で働かれる前から、何と素晴らしい病院だと思っておられたそうです。
ここに至った要因は、院長につきると言われてしまうので、いつもにも増して、聞いている経営者は居場所がない想いでしたが、やはり”小規模であっても社会的価値を創造し続ける事ができる病院”を目指して来られた事が一番であり、その強い意志とビジョン、そしてそのビジョン実現に向けての日々の地道な実践、この両輪を回して来た事が理念が深く浸透した要因との事でした。
スタッフの心が豊かになると、”嬉しい”と感ずる基準が下がり、より細やかな感性を持つ事により、サービスの質と働く幸せの両方が増えるとの事でしたが、この”嬉しいと感ずる基準が下がり”というフレーズが出てくる事が、凄い組織ですね。。
逆の組織は、確かにその反対に、不満のレベルが下がり、感動、関心、反応の薄い組織だと思います。
その要因の源は、望月院長の人間力であり、その院長の見せられる背中が皆をリードし、その全幅の信頼を得た院長が、”楽だけど達成感がない職場はいやだよね。仕事は厳しくても心辛くない職場を目指そうね。”と語りかけられるそうです。
そりゃ、良い感じになりますよね。 理屈はよーく分かります。
TOPが違い過ぎるか。。と諦めては何も始まりません。
逆転ホームランはなく、強い意志とビジョン、そして地道な実践しかないのですから、こういう凄い人、組織を見ても、落ち込まず、顔を背けず、歩を進めるのみです。
自分で目標を見つけて、トライして、話し合う事が楽しいという組織風土を作る事が重要と仰っていましたが、正に理想、そういう会社になりたいですし、そういう会社を増やしていくことが、ウエダ本社としての強い意志であり、ビジョンです。
そこはしっかりあるので、後は、やっぱり、私の人間力ですか。。
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