2012年1月9日月曜日

脱会社人間のススメ

会社人間というと、一般的には仕事ばかりしている人、会社の意向に従って一所懸命になっている人というイメージではないでしょうか?

でも、それは違うのではないかと思います。

私の場合、今年で社長業としてはもう19年目にもなりますので、仕事ばかりの頭になっているのは当然ですが、実はサラリーマン時代から、仕事に対してのスタンスは同じであった様に思います。

休日の土曜日も殆ど休んだ事はありませんでしたし、仕事ばかり考えていました。

ただそれは、自分の求められている以上の成果を出さないと自分の存在価値がないと思っていたからであり、そこにプライドを持って取り組んでいました。

要は自分の仕事というものに対して、上司に言われたからとか、言いなりになってやるのではなく、求められている事、やらなくていけない事を実現する為に、会社や上司の方向性を理解し、あくまで”自分の仕事”として行なっていました。

そんな姿勢で行なっていると、会社はどこであれ、もっと言えばどんな仕事であれ関係なく、そういう人は、会社がどうなろうと、どこへ行こうとやっていける人になると思います。

という事は、見えている感じとは反対に、自主的に会社の意思を汲んで仕事を追及している人は、実際には会社に従属的になっていないのです。

逆に、会社の理念や価値観に対して、共鳴しているわけでもなく、イヤイヤやっている様な人、言われた事だけやっている人は、私からすれば、それこそ会社人間だと思うのです。
自分の意思ではなく、イヤイヤ、或いは惰性で、会社や上司の言うことを聞いて時間を費やしているのですから、こんな馬鹿らしい話はないと思いますし、こういう人は、結果的に、会社にしがみつかないといけなくなるのです。

仕事であれ、何かやる事について、その効果を上げようと思うと、何が求められているのか?何をもって成功とされるのか?を考えないと、それが分からずして動いても、意味の無い動きになってしまいます。

その会社に居て、最大の効果、成果を挙げ、評価も受けたいのであれば、まずは、その会社の理念、価値観を自ら吸収する事、それは、会社の為や当然、社長の為ではなく、自分が成果を上げる為、自分の成長の為以外の何ものでもないのです。

そんな原理というのか、構図というのか、そういう事を少しでも早く気づく事、それが脱会社人間の近道なのかも知れません。

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