2006年7月23日日曜日

バッカスオーディション&トライアウト公演

このタイトル分かる人は凄いですよ?
私も初めて聞いた言葉でしたが、今日はこれに行って来ました。
簡単に言えば劇団の公演を見て、いいと思えば出資して下さい、それでお金が集まればロングラン公演を行い、公演終了後、利益が出れば配当します。というものです。

私は別にこの手のアートに造詣があるわけでも、勿論この様な事に投資をして儲けようとしている訳ではありません。
ただ、この仕組みを立ち上げたプロデューサーを知っていて、ご招待を受けたのです。
このプロデューサーというのは、京都の三条御幸町にある、アートコンプレックス1928(旧毎日新聞社ビル HPは<a href="http://www.artcomplex.net/ac1928/">こちら</a> )
のプロデューサーの小原さんという人ですが、この人の凄いのは、日本でもアートを何とかビジネスとして成り立たせる、アートがしっかりビジネスになるという様にしたいという事を思って、それを実現して行っている所です。

まずその1928ビルで3年程前から出資を募って、ある公演を3週間行なうという事をやり、見事に出資者に10%前後の配当を出すという事をやられました。
その延長線が今回の企画で、このバッカス・・・というのは、まず先に見てもらい、
それで良ければ出資をしてもらい、お金が集められれば公演が開催されるとういうシステムで、日本では初めてだそうです。で、今日は”電視游戲科学舘”という劇団 (HPはこちら)の”勇魚”という公演で、場所は大阪南港近くの名村造船所跡に出来たブラックチェンバーという劇場で行なわれましたが、これが観てびっくり、大変凄いパフォーマンスでした。
演技力もさることながら、舞台美術や舞台構成、照明や、この劇場の舞台自体も素晴らしく、ちょっと半端ではありませんでした。

小原さんの事を何故凄いと思うか、賛同するかというと、私も同じ考えを持っていて、日本もこれからはアート(文化)がビジネスになると思っているというか、そうしなくてはならないと思っています。
ビジネスで成り立つ様にしないと、アート(文化)も育っていかないし、続いて行かないのです。
ビジネスとアートを結びつけると、何かアーティスティックな方からは批判もあると思いますが、ビジネスで成り立たせる事が一番アート(文化)を守る事になるのです。

このサイトをやっている意味もそこにもあります。
又このサイトを通しても、伝統産業(文化)の技術継承も何とかしたいと思っていますが、これらもビジネス的な視点を取り入れて行く事が、裾野を広げる、継続、発展させ、守っていく一番良い方法だと思っています。

そんなこんなで凄く共通点があるので、この小原さんの動きにも興味ある方はHPもご覧になってください。
もっと真剣に興味ある方はご紹介もさせて頂きますよ?

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