2006年7月14日金曜日

W杯と教育

昨日門川教育長の所にお邪魔して、同行の者達も感動していたという話も少ししましたが、それは上辺だけの考えや手法だけ取り入れるのではなく、本当に元の所から変えて行かないと良くならないと考えられており、それが聞いている人に伝わるからだと思います。
だから行動される事によって批判を浴びても揺るがず、正しいと思う方向に進んで行かれるのだと思います。
ジュニア検定の方もそんな理念に基づいて展開されてますので、皆さんも応援して欲しいと思います。

物事が進むには、指導力のあるリーダーと末端からの動きが一致して初めて大きなパワーを生み、変化が起こると思いますので・・

でも最近何を見ても、全て教育が根本の様な気がしてなりません。

ワールドカップも終わりましたが(ちなみに私はスエーデンからフィンランドへ船中泊で向かったのですが、その船の中で10名程で一緒にリアルタイムで見てました!
・・むかつくでしょ?(笑))、私は日本のサッカーが駄目だったのも、サッカーは全く素人ですが、教育の影響だと思ってました。
以前、お会いした元ナンバーの編集を長年やっておられ、中田とも親交のある島田さんにその考えをぶつけた所、その通りだと言ってもらいました。

というのは、サッカーは瞬時に考えて展開しなくてはならず、しかもそれを11人でやるのです。
私達の世代から下の世代は特に自分で考えるのが苦手な、というより他人と同じが良いという価値観で、自分で独自に考える事ができなくなっています。
自主性を重んじるのは大事なのですが、特に欧米などはそれこそ生まれた時からずっと自主性の中で育って来たのですから、日本でこの何年かやった所で勝てないですよね?
ただ、絶対そういう自主性を重んじた事に進んでいかないと本当に自分達の力にはならないので、大事な事なんですが、今現在の日本が戦えるとすると、まだまだ仕組みを作って組織力で勝つようなことにしないと無理だと思います。
ですので、本当に自分達の実力をつけて対等に戦って行くためには、そういう教育を受けた人でないといつまでたっても戦えないと思います。

最近教育の事に関わるケースが増えてくると、そういう風に見えてしまうのですが、
そういう論評を見たり、聞いたりした事がないのが不思議です。

漁師さんが海の水が汚くなって魚が取れなくなったのを戻す為に、まず山に苗木を植え、その苗木を育て綺麗な森を作り、それで初めて綺麗な水が流れ、綺麗な海になり魚が戻ってくるという様な事をテレビで見た事がありますが、教育ってそんな感じというか相手が人間なだけにもっと大変な事で時間のかかる事なんだと思います。
サッカーファンも教育から考えてみませんか?

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