2013年4月1日月曜日

新入社員を迎えて思う、人材という資産

今日から、新入社員二名が仲間になってくれました。

元々は、一人の女性社員が産休に入るので、その間に契約かバイトで来てもらえる人を探そうとして、知り合いの先生にお願いしたのですが、うちの方向性を知って頂いている先生方から、価値観にも合いそうで、素晴らしいと紹介された人であったので、結果的にほぼ新卒正社員と同じ様な形で、入ってもらう事になった仲間です。

かなり上向いたとは言え、まだまだ厳しい攻防を続ける業績の中で、予定していなかった社員を、しかも一人の穴埋めに二名を入れるというのは、損益計算上は、間違った話なのだと思います。

人件費をコストと考える経営では、間違った経営者でしょう。

しかし、そもそも人にスポットを当て、人を生かす事でトータルのパフォーマンスを上げていくべきと考え、それを推し進めていく事を会社の存在意義とするウエダ本社では、その方向性、価値観に共鳴してくれる人、その実現を一緒に目指してくれる人が居れば、入ってもらうべきだと思い、今回の採用となったのです。

そして今日、そんな経緯と直前に決まった事から、時間の無いながら、皆からメッセージを集め、映像を作って形にしてくれた社員のお陰で、昨年までの入社式という形ではなかったですが、温かく迎え入れる事ができたと思います。

又、それに大きく貢献して頂いたのは、二人のご両親でした。

日にちが無い中、お手紙をお願いしたのですが、両家とも、お父さん、お母さんから、それぞれ素晴らしいメッセージを頂き、それが映像内で読み上げられていました。

そのお手紙にしたためられたメッセージは、全社員で共有し、教訓としても良い程、本当に素晴らしい内容で、その後に、私が話す事になっていたのですが、トンでもないと急遽取りやめた程でした。

こんなに素晴らしいご両親が大事に育てて来られた事を見て、入ってもらった事が正解だったと確信できました。

やはり人材は損益計算書で考えるのではなく、バランスシートの資産で考えるべきだと思います。

そして、そういう社員や、ステークホルダー達に集まってもらう為にも、自社の価値観を発信していく事、共鳴した人達に協力してもらえる事が、数値化できない大きな資産になるのだと改めて感じた日でした。



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