2013年3月9日土曜日

50歳でのベンチャースピリット

あまりこの件は自分でも認めたくないのですが、今年で何と50歳になってしまいます。

いつまでも若いつもりでいますが、"若い"のはいいですが、ただ、しっかりしていない、自覚が足りないだけという様にも感じます。

と同時に、色々な事があったとは言え、この10年間を俯瞰して見れば、自分自身の停滞感も否めません。

ウエダ本社としてのあるべき姿、存在価値を、この時点ではもっとしっかり確立できている筈が、描いていた通りにはまだ進んでいません。

置かれてきた背景、資金的な状況、自分の性格や器などから、お金をかけて一挙に形を作ってしまうという事ができず、一つ一つ、手作りで作って来たという感じです。

家に例えれば、自分達で柱から、レンガやブロックなどのパーツまで全部手作りで行うという感じで、本人は家を建てているのですが、他人から見れば、レンガを作っていたり、木を切っていたりで、"何をやっているの?"と理解してもらえなかったり、一緒に働いているスタッフにも、これで家ができるのか?と思われていたりするのだと思います。

最近それらの形が漸く見えるものが出来てきて、説明しても全体像を理解してもらえる状況にはなってきました。

そんなところを先日のクオリア朝食会では、堀場最高顧問を前にプレゼンさせて頂き、大変嬉しい事に、日本初の学生ベンチャーとして創業され、私が色々な意味で、最も尊敬する堀場最高顧問から、”何となく僕の直感的やけど、あんたの唱えている事は成功する気がする”と仰って頂きました。

そして、”前から、何をやっているのか分からん不思議な奴やが、まさしくベンチャーやね”とも言って頂いたのです。

考えてみれば、できれば一生、体と頭が許す限り、それこそ、おもしろおかしく自分の仕事を好き勝手にしていきたいと、30歳で独立したにもかかわらず、私の目指す方向に集まったわけではないウエダ本社に入る事となり、本業が落ち込む中、変革に迫られながら、ウエダ本社としての新たな存在価値を作る事に時間を要して来たのですが、元々は、生涯現役、生涯ベンチャー精神を持ちながらビジネスを生み出していきたいと思っていたのです。

そんな事で言えば、時間的には遠回りした感もありながら、自分が好き勝手にできるベンチャーでは決して経験できなかった経験は、ある意味できた様に思います。

パーツが目に見える形となって来た今年から、私自身、再度ベンチャースピリッツを持ちながら、皆さんから、”家を建てていたんだ”と分かってもらえる様にしていきたいと思います。

そして、稀代の名経営者である堀場最高顧問からは、いつまでも、”分からん、変わった奴や”と、”褒めて”頂ける様な、ベンチャー経営者であり続けたいと思います。

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