2018年2月4日日曜日

巻き込み力、共感、コミュニケーション

今週も月曜日から千客万来でしたが、やっぱり、人の繋がり、コミュニケーション、巻き込み力、共感などを考えさせれた一週間でした。

月曜日には、プチ京都流議定書?とも言っていましたが、南ビルでテラルネッサンスさんの主催イベントがあり、鬼丸さんの講演と、変な感じでしたが、私がゲストでの対談を行っていました。

北ビルでは大久保寛司さんの人が輝く経営セミナーがあり、両側とも、普段は有料でお話されておられる様な方も沢山一般参加でお越し頂いていました。
こちらのゲストは、カンボジアで活躍するナチュラルバリューの加藤南美さんでしたが、寛司さんの職人ファシリテーションもあっての事でしょうが、皆さんに衝撃を与えられていた様です。

私は、それこそ予定が重なっていましたので、殆ど聴けなかったのですが、翌日改めて、加藤さんが訪問してくれた際に話を聞くと、元々、カンボジアの孤児の支援に乗り出した彼女が、幼児からの教育が大事だと2500坪の土地を借金して買い、そこに幼稚園とフリースクール、農園などを併設した施設を作るそうなのですが、その式典に、フンセン首相の側近や妹さんまで駆け付けられたそうで、警備の軍関係者、黒塗りの車で埋め尽くされたそうです。

寛司さんの言い方を借りれば(笑)中学から全く勉強もしてなかったギャルが、20代で単身乗り込み、三か月足らずで英語を習得し、それをステップにクメール語も三か月程で覚え、現地の人に入り込んで、本気で喧嘩もしながら、活動をする姿を見て、地元の行政が、この団体は真面目にカンボジアの事を思って活動してくれていると中央に報告を上げて、首相側近までが駆け付けるという事になったそうです。

それこそ、金ない、コネない、言葉もできない無い無い尽くしで単身乗り込み、数年で国まで動かす様な事ができるのですから、その巻き込み力にはただただ感服させられます。

一方、同じカンボジアでも活動する、NGO業界ではもう老舗?的な存在であるテラルネッサンスさんですが、果たしてそれは良い活動をやっているからだけでそんな存在に成りえたでしょうか?

良い活動に支援してもらうだけでは、続きようがないですし、それを越えていこうとすれば、やはり巻き込み力とその為にものコミュニケーション力が必要だと思います。

鬼丸さんとのセッションでは、ブログなどでは何度も紹介していますが、私が七年前にオムロンさんを紹介して以降、毎年続いているオムロンさんでの講演後には、必ず、未だに報告とお礼を言って来てくれている話を披露していました。

加藤さんにしても、私が寛司さんとのセッションを聴けなかったから、別途ご報告にと翌日寄ってくれたのですが、彼女も会う度に全ては京都流議定書が切欠だったと言ってくれていて、そういう事を大事に考えられるのだと思います。

良い事やっているから、、、という、実はこういう団体が大変多いですが、それだけでは最初の支援くらいは何とかなっても、共感して巻き込まれるという所には至らないでしょう。

と、偉そうに言ってますが、私も、それだけスタッフを巻き込めているのか?というとまだまだできてませんし、社内や、グループなどでは、コミュニケーション不足というか、自分スタンスの考えが払しょくできず、今週もその対応で時間を取っていました。

今週あるスタッフが、今年新人の台湾人デザイナーは、必ず報告をしてくれると言っていたのですが、私も同様に、むしろ彼女が一番できていると感じていました。

その京都造形大卒の彼女が、昨年卒業制作で作った映像作品が、ある方の目に留まった様で、今年もその作品を流す事になったそうです。

私は、そこに思いが至らなかったのですが、オープニングにお花を送らなくていいでしょうか?と言って来てくれて、そのスタッフらの気づきが嬉しかったですが、そんな風に思わせてるのも、この新人スタッフの普段からの対応、人柄から来ている面もあるのではないかと思います。

巻き込み力って、当然、権威や力がないとできないわけではありませんし、加藤さんや鬼丸さんの例でもそうですが、うちの新人スタッフを見ていても、普段のコミュニケーションの持ち方から作っていけるものなんだと、今週は色々と勉強させてもらいました。




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