2013年12月1日日曜日

初! 社会イノベーター公志園

昨日は、ISLの野田さんが行なわれている社会イノベーター公志園に参加していました。

今回で三回目となるそうですが、私は初めての参加で、その中身を知らないまま行ったのですが、関わっている人達が、ビジネスバリバリの方が多いのに驚きました。

15人の選ばれしイノベーター達が約半年に渡って研鑽を重ねるのですが、よくあるビジネスプランコンテストや、昨今のソーシャルビジネスと持て囃したイベントではなく、それぞれに伴走者という人達がコーディネートされていたり、大企業のリーダー研修を数々行なって来られた野田さんが一つ一つが仕組み化されている点が、他とは似て非なるものだという印象でした。

私などは想いだけで、京都流議定書というものを行なってきましたが、そんな私から見ても、最近のソーシャルビジネス、ソーシャルイノベーター達の取り上げ方や、取り上げたイベントなどには、その想いさえ希薄に感じるものも多く、危うさを感じていましたが、社会イノベーター公志園は、想いだけでもなく、それを実現していく為の仕組みが用意されている点が、なるほどなあ〜と
一人唸っていました。

大企業のリーダーだけを鍛えていっても、有能であるだけでは、今の日本では変革は起こせないと思います。

そこがソーシャルイノベーター達が期待される点なのですが、こちらには想いや、使命感は有っても、優しさ、人の良さだけではやはり改革は起こせません。

要素還元法で切り刻んで、分析し、体系化できる能力と、それを横断していく事、その為には、理屈ではない強い想いや、複雑系的な思考も必要なのだと思います。

それらを両側から一気に進めていく為に、熱く強い想いを持ったイノベーター達に要素還元で切り込み、ロジックで鍛えていく一方、大企業側にはイノベーター達の想いを感じてもらって、ソーシャルに向けていこうとされている仕組みとなっているのです。

こういう野田さんの完全プロデュースされた"舞台"を見せて頂くと、私自身も、自分の限界もよくわかり、何故かスッキリした気分でした。

来年から京都流議定書も、ソーシャルイノベーターのリクルーティングに徹して、優秀な人をイノベーター公志園へ送り込むという役割に変えた方がいいかもしれないですね。

打ち上げにも参加させて頂いていましたが、大人数の中でも、"ここ入れ替わって下さい"と、座る席、人の並び、繋ぎまで拘られる野田さんの姿からも、どの様な並びにすると場が良くなるかというプログラム的思考と、それぞれがメリットある繋がりを作って欲しいという気配りという両極の才能を感じました。

大仕掛けをするプロデューサーには、こういう能力が必要なのですね。

私は全く別の視点から勉強をさせて頂いた社会イノベーター公志園ですが、3月迄の最終プレゼンに向けて、どう展開していくのか、楽しみです。

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