2013年7月24日水曜日

今年最後?の京都流議定書

第6回目の京都流議定書も無事終了する事ができました。

参加して頂いた皆さん、そして、丸投げにも近い形でご出演頂いた皆様、本当にありがとうございました。

実は今回のイベントについては、かなり心配しておりました。

毎年、テーマとキャスティングを決めるところまで、色々な絡みの中で構成しているので、私一人で行なっているのですが、今年は最終的にFIXできるのが遅れた事、そして実際イベント準備と当日運営を行なう当社の社員が、かなり入れ替わっており、経験の少ない人が多かったからです。

このイベントは、勿論、日本の価値観を変えないと・・、その為には京都が、こう在らないと・・
そして、我々が意識を変えないと・・というところから始まっているのですが、周り(社員も含めて)から思われている程、CSRや、ボランティア的な事で行なっているものではありません。

今回御登壇頂いたアミタホールディングスの熊野会長のお言葉を借りれば、日本は人口減少で縮小していくのではなく、濃縮していかなくてはならないし、上質化していかなくてはなりません。
その課題と、我々の様なモノも技術もないディーラーが存在価値を示していけるポイントは合致しているのです。

つまり、数量を追いかけるから、安い方が良いし、大きい方が良いとなるのですが、数は縮小していく日本において、そして我々中小企業で、しかもディーラーという存在では、そこの意識を皆さんに変えて頂かないと生きていけないのです。

それを訴えていっているのであって、実は自社自身の為でもあるわけです。

我々はイベント屋でもなければ、見せかけのCSRで行なっているのではないので、数を目的とした集客は一貫して行なわず、あくまで営業行為の中で共感して頂ける方を見つけて行くという事に拘っているのですが、そこの腹落ち感がまだ社員にも無いところが最大の課題で、毎回、イベント自体は本当に素晴らしく見事に行なってくれるのに、何かお祭り的に本業とは別物になっていたのでした。

自社にとっての強みとして、京都流議定書を挙げる社員も多くなってきた割に、それをしっかり自分の大事なお客様、これから取り組んでいきたいお客様に伝えているのか?と言えば、全く、そんな感じではなかったので、「この形(私一人で企画をする)で行なうのは今年で最後、来年から開催も含めて、自分達でどうするのか?を考えて今回のイベントに臨んで欲しい」、直前の四、五日前に、そう皆に言っていました。

その最後通告?も功をそうしてか、最後の二日ほどで集客にも本気になってくれた様にも思いますし、イベントが始まると、明らかに、人数、習熟度は昨年までより落ちている筈なのに、全く問題なく、当日起こる色々な事もその場で臨機応変に対応してくれました。

来場者の方からも数々の対応、雰囲気に関してのお褒めの言葉を頂きましたが、二年目からずっと関わってくれている嘉村氏が、「運営が肩に力が入らず、凄くスムーズにできてますね」と言ってくれたのですが、実はその通り私も感じていました。

そして何よりも、場とつながりラボという、"場"を考える専門家が、その様に感じてくれたのですから、大変嬉しい評価でした。

今年のテーマは、"人をつなぐ、人を生かす、地域、町、未来"でしたが、これも縮小する日本で、人を生かし、それを繋いでいけば、そのグループが力を発揮し、 そしてそれぞれの独自性が生かされていけば、それぞれの地域で生きていける、との想いからなのですが、今回のイベント運営で、当社自体もそれを正に体感した様に感じました。

本業とイベントを行なう意味の乖離について、今年初めて、少し現場に落ちた感じがありましたので、来年は、ちょっと違う形の、新たな京都流議定書にしていきたいと思います!

社員の皆さん、と、いう事です(^o^)




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