2012年3月1日木曜日

12'3月ウエダ本社社報


《再度、自分自身を見直して》

早いもので、東日本大震災から1年が経過しました。

実際に被害に遭っていない地域の人達(我々も含めて)は、もう全く平常、何も無かった様な気分に戻っていないでしょうか?

3.11以降、物質的な欲求や、日本として追い求めてきたもの、生きるという意味など、価値観が変わったと言われていますが、被災していない人達は、本当にどこまで、変わったでしょうか?

被災地では、更地のままというところが殆どであり、福島では、全く手付かずのところも多く残っており、被災地の感覚と被災していない地域の人々の感覚の差は広がっている様に思います。

“絆”が強まった様にも言われますし、確かに、一部では素晴らしい活動を行なっている人達も増えていると思いますが、全体的には自分都合が進んでいるのではないでしょうか?

日本全体の雰囲気は、うちの社内にも置き換えて考えられます。

世界の中で、日本が今までの価値観では通用しなくなっているのに、危機感の欠如や、国家観、言わば理念の欠如から、変革していけていないと思います。

ウエダ本社においても、理念は明確であると思いますが、皆の中で、目指すべきゴールが共有化されていないので、目先の事ばかりに追われ、いつまでも変革しきれていない状況だと思います。

コミュニケーションが取れていないという課題も、本質的には自分の事しか考えていないというところからくるのだと思います。

自分の事だけに追われていると、自分の為だけにやっていると、当然、周りが見えなくなり、結局は、全体から見れば、全く意味を成さないという事に陥るのです。

世界の中で日本がどうあるべきか?日本の中で、ウエダ本社がどうあるべきか?自分の為、自分の都合だけで考えるのではなく、全体の中で、自分がどの様に動いていけば良いのか、それを考えていく事が、実は、自分の為にもなるのです。

1年を迎え、再度、今、普通に働き、生活を営んでいる事、人の縁に感謝し、生き方、働き方を見直して欲しいと思います。

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